コレカンゲキ!

ひまわり運動をわかりやすく解説!日本で詳しく報道されない真実!?

ひまわり運動って聞いたことありますか?

幼稚園でやるお遊戯かな?

お年寄りに人気の体操かなにかでしょ…

 

私もそう思ってました。かわいいネーミングですよね。

大輪のひまわりのように笑顔で体を動かそう!みたいな。

 

実は台湾で起こった、学生運動の名前なのです。

ここでは、「学生運動の枠を遥かに超えた歴史に残る社会運動」とまで言われ、一瞬のうちに旋風を巻き起こし、短い間に穏やかに収束したひまわり運動について、わかりやすく解説します。

 

台湾の文化も街も大好きな私が、きっと皆さんも抱くであろう疑問を解決しながらお話ししていきますね。

 

短くまとめてありますので、ささっとチェックできます。

おとなり中国の、立ち上がった学生たちのお話。ぜひご一読ください!

 

 

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ひまわり運動はなぜ「ひまわり」?その内なる真相とは!?

どういう運動かは置いといて、かわいいお名前。どうしてひまわりなんでしょう?

 

結論から言うと、

議場に飾られたひまわりの花がシンボルとなったため

なんです。

 

もう少し詳しく言うと、学生たちが国会に対しある行動を起こしました。

 

それを知ったあるお花屋さんの経営者が、その行動を支持しますよ、という気持ちを込めて約1,000本の「太陽花」(ひまわり)を現場に届けました。

 

これを見た学生運動のリーダーは、「向光性という性質を持つひまわりが、『黒箱サービス貿易協定』を明るく照らし、台湾の将来がひまわりのように太陽へ向かうと願う」と発言しました。

(『蘋果日報』2014 年 3 月 21 日付)。

 

ちょっと難しいですね。

 

「常に太陽を向くひまわりのように、台湾の将来も明るく前へ向かっていこう」と、ひまわりの花を掲げました。

すると学生運動を支持する人々も次々とひまわりを送るようになったのです。

 

今回のひまわり運動に関連はありませんが、ひまわりの花言葉「あなただけを見つめる」、「あなたはすばらしい」が「人権」のイメージに合うからということで、ひまわりの花を植えるキャンペーンをしている日本の団体もあるようです。

 

 

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ひまわり運動で台湾の学生たちによる運動はどうなったのか!?

こういう粋な話を聞くと、どんな学生運動なのかちょっと興味がわきますよね。

 

これもわかりやすく解説します。

 

2013年6月、中国と台湾との間に「海峡両岸サービス貿易協定」が結ばれました。

中国と台湾間の貿易の制限を解除しよう、というもの。

 

「台湾は中国に運輸や美容などのサービスを提供しましょう、そして中国は台湾に金融や医療などのサービスを提供しましょう」

 

実はこの協定がきっかけで、台湾の学生たちが怒ってしまったのです。

 

その理由が

 

これに怒った学生たちが立ち上がったのが、ひまわり運動です。

 

 

ここからはスピーディーにいきますね。

 

 

クリアな討論をということで公開討論を要求したけど、聞き入れられなかったそうです。

さらに怒ってしまったひまわり運動の学生たち。

 

このあとどうなる!?

 

 

とりあえず今のところ台湾の独立性は守られたようです。

その後、強行採決しようとした当時の総統はどうなったのでしょう?

 

 

彼は彼なりの正義でこの条約を通そうとしたのでしょうが…少し悲しい退陣ですね。

 

 

さいごに

いかがでしたか?

 

じつはこの運動に参加した学生は、立法院を占拠したのは300名ほどですが立法院の外でも、数千から数万人ほど集まってデモを開いていたそうです。

 

さらに、警察が介入しても徹底して「非暴力」を掲げ、決して力を行使することはしなかったそうです。

それどころか、占拠していた立法院の近くのストリートを清掃してゴミの分別までしっかりこなしたとか。

 

その団結力と統率力、すばらしいですよね!

リーダーはリン・フェイファンさんという方で、台湾の歴史上、民衆によって議場が占拠されたのは憲政史上初めてのことだとか。

 

日本ではあまり詳しく報道されませんでしたが自分の国に誇りをもち、まっすぐな信念をもって、イヤなことはイヤと発言し行動を起こしたひまわり運動の学生たち。

 

またそれを受け入れて支持し、支援した大人たち。

 

中国と台湾の関係はとても難しいものですし、もちろんまだ問題が解決できたわけではありません。

 

今後も、その動向をチェックしていこうと思っていますのでお楽しみに。

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