季節も変わる頃、去年着ていたこの時期にちょうどいいお気に入りのスーツにもまた出番がやってきたー! と、ウキウキしながら出してきたとき。
スーツを広げてみてちょっと不安になり。体に当てて鏡で見てみたところ、「……」と無言になり。そして実際に着用してみると、そこかしこがキツくて、ああこれは…ダメかも…と冷や汗が出てしまう。
そんな、だんだんと高まってゆく緊張感、嫌なものですよね…
中でも、他の部分はほぼ普通に着られるというのに、スカートのウエストがキツい場合は、悔しい!と思ってしまうのが正直なところ。
でもそんな場合にも対応策はあるのです。
簡単に挙げてみると、
- 体型を調整する
- スカートのウエスト部分を調整する
- どちらも調整なし、補正グッズを使用する
番外編として、「新たに一着購入する」という手段ももちろんアリですし、実際にはそれがいま一番あなたに合うスーツを着る方法ではあります。
でも、こうしたときって、気づくのが夜遅くでお店も閉まってしまっていて、購入しに行くだけの時間がなかったり、予算がなかったり。
だからとりあえず一時的に自分でとにかくなんとかしたい…ということが多いもの。
だからそれ以外の方法について、ちょっと考えてみます。
スーツのスカート、ウエストの直し方 3つの具体的なやり方とは!?
それではそれぞれの場合の直し方について解説します。
スカートがゆるいときと比較してみると、ちょっと難易度は上がってしまいますが、それでも可能な限り効果的な方法をご紹介します。
体型を調整する
体型を調整するといっても、すぐにウエストを痩せさせる手段はありません。
しかし物理的に調節する方法が無いわけではありません。
それは、ガードルなどの補正下着を着用すること。
あるいはお持ちの場合なら、コルセットできつく締めあげるというのも効果的です。
そして意外かもしれませんが、腰痛などの緩和に使われるための腰に着用するコルセットも、一時的にウエストを締めることについてはかなり使えるので、実際に私もその目的で使用したことがあります。
コルセットの厚みでさらにウエストサイズが大きくなるのでは…? と思いがちですが、きちんと着用すればおそらく想像するよりもはるかに細く体型を整えることが可能です。
ただし、かなりきつく締めることで血行が悪くなったりもする可能性がありますので、この場合はできるだけ早く用件を済ませて外すことができるように注意が必要ですよ。
スカートのウエスト部分を調整する
次に、スカートの方を調整する方法です。
最初に挙げるのはやはり「ホックを外したまま着用する」ことです。
しかしこれはあまり推奨されるやり方ではありません。
ジッパーを上げられるだけ上げておいたとしても、そのスカートを着用して活動している場合、動くたびにジッパーが下がってしまうことが多いからです。
ホック部分と違い、ジッパーは下がってしまえば周囲の人から見えてしまうもの。
ですから、この場合はもう一工夫が必要になります。
それは、「ホックを外した代わりになる代用品を使用する」こと。
例えば安全ピン、あるいはスカーフなどを留める場合に使用するストールピンを使い、ホックの代わりにスカートのウエストをちょうどいいサイズの部分で留めてしまうのです。
しかし、それでも普段と比較してホックのある部分が広がったままであるため、ジッパーが下がりやすくなっていることには違いがありませんから、気をつけておかなければなりませんね。
どちらも調整なし、補正グッズを使用する
今時はとても便利なことに、安全ピンなどで代用するよりももっと衣類向けの補正グッズが販売されています。
昔は手芸用品を扱う店や大型量販店の手芸品コーナーで探すしかありませんでしたが、最近では100円均一のお店でも似たような便利グッズが販売されていることがありますので、普段からひとつ、お裁縫箱などの中に入れておくと安心かもしれませんね。
また、補正グッズとはちょっと違いますが、幅が広めのベルトを利用してウエスト部分を固定してしまう方法もあります。
見た目が悪くなってしまいやすいので、それ以外の方法が使えない、しかもそのスカートを着用しなければならないときにだけ候補に入れることをオススメします。
今後の為スーツのスカートのウエストを広げる時には業者に頼むべき!?
一時的な対処方法をこれまで解説してみましたが、どれもやはり一時しのぎ。
これまで通りに綺麗にスーツを着てゆくためには、結局のところダイエットなどをしてウエストを細くするか、スカートの方を直してしまうしかありません。
体型については自分の努力しかないとして、スカートのウエストを広げるためには自分でなんとか解いて縫い直すか、あるいはお直しに出すという手段があります。
簡単にざっと調べてみた限りでは、2,000円代~5,000円代で可能なようです。
しかしウエストを詰めるのとは違い、元々のスーツは可能な限り布の無駄がないように作られているもの。
スカートの布量から考えてみても、最大でも可能なのは数㎝程度です。
お直しに出すときには、お店とちゃんと相談してからにする必要がありますね。
まとめ
ちょっと怖い話をします。
このトラブルが起きてしまったとき、悩んだ結果として『最終手段』をとったことがあるという話を、昔の同僚から聞いたことがあります。
その最終手段とはなんと「下剤をかける」というもの…
一時的にウエストを無理矢理細くする、という手段としては確かにアリなのかもしれません。でも絶対にオススメできない方法です。
元々常用して慣れている人であっても、こうした無茶なことをすれば体調も崩しますし、しかも、実際にウエストが細くなるとは限りません。
その同僚も昔の話だから、と笑ってくれましたが、結局のところスカートを楽に穿けるまでは細くならず、しかも気分が悪くなって倒れてしまい翌日の予定は結局キャンセルすることになってしまったということでした。
いくらウエストサイズをなんとかしたいと考えた場合でも、体にダメージが来るような方法はできるだけ避けるようにするべきですね。
コメント