エアコンハンガーが落ちるのは肝心な事を下調べできていない!?

生活

雨の多い夏場、日光が弱くなる冬場、さらには花粉の季節……

一年中、何かしらの理由で洗濯物の外干しができない、したくないということってありますよね。

 

そうしたときに活躍するのがエアコンハンガー。

 

口コミなどを見ていると、実に便利ですという話と同時に、予想外に『使用中、洗濯物がずり落ちていってしまった』、さらには『エアコンごと落ちた!』というショッキングな話までもがちらほらと聞こえてくる……

 

エアコンハンガーがなぜ落ちるのか調べて見ると、

  • 洗濯物が重すぎた
  • パイプをきちんと組んでいなかった
  • エアコンの据付板、あるいは壁が重さに耐えられなかった

 

こうした点で失敗を招いてしまったという話があるようです。

 

下手をしたら大怪我を招いてしまいかねない事も含まれていますので、今回はこのそれぞれについてちょっと詳しくみながら気をつけるべき点などをチェックしていきたいと思います。

 

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エアコンハンガーは危ない!?失敗しがちな使用法とその原因とは!?

手軽で便利に使用できるイメージがありますが、ただそれでもエアコンハンガーは、ちょっとしたことで上手く使えなかったり、あるいはとても危険なものになったりもしてしまいます。

 

それは間違った使用法をしたとき。あるいは、エアコンや壁面の素材に関連して使用が向かなかったとき。主にこの2点です。

 

それではここで、失敗しがちな使用法を含めて、その危なさについても説明してみますね。

 

まずは、

 

洗濯物が重すぎた

もちろん夏場冬場で着る枚数なども違いますから差が出るにしろ、通常大人一人が1回に洗濯をする分量として、パジャマ、下着、日常着を合わせて「だいたい1.5kg」という目安があります。

 

しかしこれは当然、洗って水を含む前の状態の重さ。

 

洗濯をして脱水した状態であっても、長袖のワイシャツ1枚で約0.25kg、ジーンズ1本に至っては約1kgもの重さになってしまったりしますので、当然それより重くなるわけです。

 

ではそこでエアコンハンガーの説明を見てみると、品物にもよりますが、耐荷重3~5kgまでとなっていることが大半。

 

大人一人分だけでも干そうとすると、想定している重さを軽く超えてしまうという場合があり得るのです。

 

これでは使用中に洗濯物がずり落ちてしまったり、あるいはエアコンハンガーごと落ちてきてしまったりすることもありえますよね……

 

パイプをきちんと組んでいなかった

こちらはもう完全な不注意で起きたパターンだと言えます。

 

出来上がって届けられた品物をそのまま使う場合を除き(もちろんそのときも説明書を熟読しておくことが安全のための第一の方法となるわけですが)、自分で組み立てをして使用する場合には、組み上げる手順、道具、嵌め込む長さなどまできちんと確認しながら行って、安全安心な状態で使用できるように注意することをオススメします。

 

エアコンの据付板、あるいは壁が重さに耐えられなかった

これが一番危険なパターンです。

 

耐荷重を守って使用していたとしても、エアコンを設置している壁自体が耐えられないことがあり得るのです。

 

まず大前提として、各エアコンメーカーさんは、「壁に取り付けるタイプのエアコンに、それ以外の重さがかかることを想定していない」ということを頭に入れておかなければなりません。

 

つまり、壁面のエアコンにプラスして、エアコンハンガー本体の約1kg、さらには洗濯物の3kgないしは5kgという重さがそこにかかるということは、すなわちその時点でエアコン本来の用途から外れたイレギュラーな状態なのだということです。

 

通常、壁面にエアコンを設置するときにはまず据付板を取り付けて固定し、そこにさらにエアコンを取り付けるという方法を取りますが、石膏ボードの場合は特殊なネジが実用だったり、和室の土壁や漆喰塗りの場合はまず桟を補強することが必要だったりします。

 

それくらい、エアコンの重みを壁で支えるというのは難しいことでもあります。

 

ですので、そこにようやくエアコンを設置したというのに、そこにさらに重さを加えるとなると、壁自体が重量に耐えられなかったり、据付板と壁との間に隙間が出来てしまったりという事態になる可能性があるのです。

 

その結果として、エアコンそのものが落下する事故が発生したという話もネット上にはありました。

 

この通り、使用する際には注意点が色々とありますので、危険を避けるため、事故の可能性を最小限に抑えておくために、

 

  • 正しい使用法を守ること
  • 使用中に様子を観察し、危険を感じたら使用を中止して確認すること

 

という点を守らなければなりません。

 

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エアコンハンガーのデメリットが逆にメリットになる時もある!?

使用するために注意すべきことについてここまで書いてきましたが、それ以外にも実はデメリットと呼べる部分がエアコンハンガーには存在します。

 

それは、エアコンにかけて風を直接洗濯物に当てて乾かす、という方法を取るために、考えてみれば至極当然のことなのですが、エアコンの風が洗濯物にさえぎられて通りにくくなる、つまり効きが悪くなることが考えられます。

 

また、夏場は風が洗濯物を通るために湿気を含み、湿度が高くなることもありえます。

 

しかしこちらは、冬場は乾燥を避けてエアコンと一緒に加湿器を使用する人もいますから、逆にメリットと言えるかもしれませんね。

 

まとめ

……とはいえ、やはりエアコンハンガーは便利なもの。

 

正しい使用方法を守り、可能な限り安全に注意を払って使っていれば問題なく使用できることが大半です。

 

実際に使用する場合は、洗濯物すべてをエアコンハンガーにかけるのではなく、バスタオルのように通常の干し方では乾きにくいものや、ハンカチなどの小さなもの。

 

また小さなものでも意外にしっかり乾燥させづらい靴下など、軽量で、かつ早く乾かしたいものだけを選んで干すようにすると、効率的ですね。

 

しかし普段から注意を払っておく方が安全ということに間違いはなく、私のような無精者には向かないな……と思ってしまうことも多いため、我が家ではエアコンハンガーの使用を断念し、床に置いて必要時に広げて使うタイプの室内干しアイテムを使用するようになりました。

 

こちらはエアコンから出る風を直接当てるわけではありませんし、エアコンハンガーと比べると場所も大きく取ることになります。そうした点を色々と比較するとやはり一長一短。

 

でもどちらにも良いところ悪いところはありますので、あなたご自身のライフスタイルに合ったタイプを選んでお使いになることをオススメいたします。

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