いざ一人暮らしを始めようと思っている人!
部屋のインテリアに夢中で、これから実際何にどのくらいお金がかかってどうやって支払っていくのか…全く考えてなかったりしませんか~?
私は初めて一人暮らしを始めたときに、カーテンをどうしようか、家電製品やらあれやこれやはどうしようかとそろえていくことに夢中で、はっと気付くと貯金が…ない!という状況に陥ったことがあります(;^_^A)
そこで、皆さんにはそういった状況に陥らないよう、一般的な一人暮らしをしていくうえで必要な金額や、その内訳を紹介していきますので、上手にやりくりして余裕のある生活を楽しんでくださいね!
もちろん、一人暮らしを始めるといっても、学生、社会人、住む場所や職業の違いによっても生活費はかわってきます。
あくまでも平均的な数値で紹介していきますから、ご承知おきください。
生活費の内訳は独身だとこれくらい!参考にしてほしい目安の額!
まず生活費の中心は、やっぱり家賃です。
ですが家賃に関して言えばまさしくピンキリ!
例えば都内なら1ルーム~1Kだと相場は6~70,000円なのですが、神奈川県や千葉、埼玉など少し都内からはずれるだけで5~60,000円といった具合に相場が下がってきます。
朝の通勤ラッシュや通勤時間が長くても平気な人は、多少離れても安くて好みの物件を探してみるのもいいと思います。
私はどうしてもトイレとバスルームは別にしたかったので、社会人になってから引っ越した時は、少し勤務地より離れていましたが、希望の物件を優先しました。
(都心だとユニットバスがほとんどだったので。)
電車で40分はかかりますが、始発になることもある駅に近い物件を選んだおかげで、ほぼ座って、朝は寝ながら通勤できるといううれしいおまけつきです!
まあ高いけど時間を優先するのか、ちょっと遠いけどゆとりを優先するのかは人それぞれですが、手取りのお給料が20万円以内の人なら手取りの1/3、手取りのお給料が21万円以上の人なら総支給額の1/3が家賃の目安だといわれています。
ご自身の収入や、学生の方なら実家からの仕送りなどと照らし合わせて、無理のない範囲で部屋探しをしましょう!
では家賃以外で必要になってくる生活費を順にみていきましょう。
- 食費22,000~44,000円
- 水道2,200円(2か月に一度)
- 電気5,400円(オール電化なら7~9000円) 11,000円
- ガス3,100円(オール電化なら0円)
- 通信費6,600~13,000円
- 娯楽・交際費25,000円 (趣味、飲食代、デート代などです。)
- おしゃれ・美容代20,000円(クリーニング代やスーツなどのビジネス用品含みます。)
- 日用品3,000円
- 交通費10,000円
その他、医療費・被服代・冠婚葬祭費・旅費などは貯蓄などにまわした余剰金から使っていくこととします。
貯蓄は平均して収入の7~10%が理想とされているので、ここでのその他の費用は22,000円とします。
合計すると最低でも89,600(交通費・貯蓄なし)~148,000円の範囲で生活費がかかってくることになって、ここにさらに家賃が加わってくることになります。
総務省の統計表などいろいろなデータはありますが、おおむね平均すると一人世帯で必要な生活費の合計は172,000円となりました。
ここで少し注目していただきたいのが、家賃もそうですが生活費の項目の食費と通信費を見てみてください。
最低金額と高めの金額にかなりの差がついていたので、あえて平均金額とせずに書き出しておきました。
実は家賃もピンキリで選べますが、こちらも家賃と同じくピンキリなんです。
つまり人によって全然違うし、光熱費とならんで動かしやすい(節約しようと思えばしやすい)項目トップ3なんです。
あなたには将来こういう生活がしたいな!などの理想はありますか?
もしあるのであれば、一人暮らしをしているうちからこのトップ3をうまく操って、その他の費用にまわしましょう!
というわけで、こまめに止めたり消したりは省エネ・節約の基本ですが、それ以外にも知っておけば実はこんなに違う!というポイントがいくつかあるので、紹介していきますね。
家庭をもってから始めてもなかなかうまくいかなかった私が言うのもなんですが、早めに実践しておいて損することは絶対にないので、ぜひ参考にして、浮いたお金をどんどん貯蓄にまわしていってください!
生活費の内訳の理想!これをすればゆとりができる4つのポイント
①まずは食費から!
生活に余裕を持たせるのも、ひっ迫させるのも、一番大きいのはこの食費です。
月の支出の中で安い人は15,000円、高くつく人は45,000円…この違いは自炊です!
女性と男性で比べるとやはり女性のほうが自炊をする人が多いので、4,000円~10,000円の差がでています。
さらに営業や接待で外回りが多い人や外食が多い人は、毎日自炊をする人に比べて30,000円以上の差がでてしまいます!
ここで少しでも食費に余裕を持たせるためのコツは、時間がある時だけでも白米を炊きましょう!
料理が苦手な人も、時間がない人も、男の子も女の子も、炊飯器に無洗米を入れれば(無洗米でないものはしっかりといでから入れてください!)、あとは水を入れるだけ!
余った分は冷凍しておけば、いつでもチンして食べることができます!
白飯さえあれば夜はお惣菜だけ買えばいいのだし(お弁当を買うより確実に200円近く安上がり!)、昼はおにぎりにしたり、作れる人はお弁当にしたりもできます。
つまり昼と夜の分のごはんを3日に一回自分で炊くだけで、一日500円は浮くので(昼300円、夜200円)、月々5000円は浮いてくるということです!
交友関係が広くてお付き合いで外食に行くことが多いという人は、3回に1回程度は断ってもカドはたちません。
仕事や先輩がらみだと断りづらいでしょうが、その辺は臨機応変に自分の財布と相談して対応してください!
②次に光熱費!
電気に関してはみなさんご存じだとは思いますが、待機時消費電力なるものがあります。
そうです、使っていないテレビやエアコン、レンジや炊飯器にいたるまでこまめにコンセントを抜いてください、というやつです。
あなどれないのが、月間の電気代のうち5~6%がこの待機電力だというのが驚きです。
私は面倒くさくて、独身の頃はせいぜい帰省などで長く部屋を留守にするときくらいしか実践はしませんでしたが、ひと月6,000円の電気代だとすると、そのうちの300円から360円が待機電力となるわけです。
1年で考えると3,600円~4,320円もかかっていることになるんですね~。
そしてもうひとつ、電気に関しては確認してほしいことが!
それは部屋の契約アンペア数です。
電気料金の領収書、もしくは入居の際に東京電力などの案内表が入り口付近に必ず置いてあると思うので、そこに記載されている部屋のアンペア数を一度確認してください。
1ルームであれば30Aあれば十分なのですが、まれに40Aになっていたりするんです。
そうすると電気料金の基本料金が840円(30A)と1120円(40A)で280円もかわってくるんですね。
私が学生の頃に住んでいた部屋の話ですが、朝ユニットバスで電気をつけて、ドライヤーをかけようものならとたんにブレーカーが落ちるということが何度もあり、電力会社に相談するとアンペア数が20Aで契約されていたことが判明しました。
こちらの場合も30Aとは280円ほど基本料金がかわってきますので、ブレーカーがたびたび落ちても面倒でない人は最安値の基本料金にチャレンジしてみてもいいと思います。
でもパソコンを使う人は要注意ですよ?
それこそデータがとんじゃいますからね!
とにかくアンペア数を変えたい場合は、すぐに電力会社に電話をして変更してもらいましょう。
最近ではネットからでも変更できるので、電話をする時間がない人も安心してください。
③ガス代だって安くすることができます!
部屋についているガスの種類に関しては契約してから変更するのは無理ですが、できれば部屋を決める際に都市ガスなのかプロパンガスなのかくらいはチェックしておきましょう。
なぜかというと、都市ガスというのはガス管を通して家庭に供給されているもので、だいたい一人世帯だと3,100円~4,000円が月の平均ですが、プロパンガス(ボンベで液化したガスを供給してくれます。)だと約1.5倍の4,500円~7,000円と割高になってしまうんです。
毎月ボンベを運ぶための人件費や、火力が都市ガスより2倍近くあるために、どうしても料金設定も高くなるんだとか…。
これだけ料金に違いがあるんですから、切り詰めたいと思っている人は最初から都市ガスの物件を選びましょう。
どちらにしてもこまめにシャワーを止める、温度設定を高くしすぎないなどの工夫で安くなるのは同じですから、プロパンガスだからといって落ち込まないでください!
④通信費だって思いのまま!
まずはスマホなどの携帯電話ですけど、機種や料金のパッケージによってだいぶ通信費は変わります。
とくに月のデータ使用料などを無制限にしたサービスを選んでいる人は、基本料金が高いので7,000円近くになっているでしょうし、これにプラス、固定電話やインターネット接続料(家でパソコンを使う人)がかかってくる人は、あっという間に13,000円を超えていきますよね。
固定電話なしでパソコンのネット接続料と格安スマホで安く抑えている人は、月4~6,000円ほどですんでいるので、倍以上の差がついちゃっています。
携帯電話の基本料金のパッケージを見直して下げるか、思い切って大手通信会社から離れて格安SIMに変更するだけでも3,000円~5,000円はういてきますよ!
抵抗がない人はこの機会に試してみましょう。
まとめ
これからの一人暮らしの生活費、ご自分がどのくらい必要かみえてきましたか?
ここにあるデータを一つの目安にして、上手にやりくりしていってくださいね。
もし毎月高くなってしまう項目があるなら、食費や光熱費などの動かしやすい項目で調節して乗り切りましょう!
その他の費用はお金という貯蓄だけではありません!
旅行やお気に入りの服や靴で自分を喜ばせることも将来の自分への投資、幸せの貯蓄です。
頑張ってやりくりした分は、しっかり自分に返してあげましょう!
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