育児休業の期間はいつまで?延長も短縮も可能な知るべき制度とは!?

子育ての悩み

はじめての育児休業を取得する時は、いつまで取れるの?

いくらもらえるの?

と疑問になりますよね。

 

2年や3年まで延長できるなんて話もありますが、原則は「子どもが1歳になるまでの間」です。

条件をクリアすれば、延長や短縮ができます。

 

子どもとの時間をできるだけ長く過ごしたい人、生活や将来のことを考えて早めに仕事復帰したい人もいますよね。

 

育児休暇についての疑問と、あまり知られていないお得な制度についても解説していきます。

 

 

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育児休業の期間は3年まで延長出来る?その条件とお得な制度とは!?

育児休業期間の延長は2年までとか、いや3年までできるとか聞いたことがありませんか?

 

3年まで延長できるのは、原則公務員だけなのです。

しかも無条件で3年間休めます。

 

しかし、公務員じゃなくても、企業によっては3年まで認めているところもあります。

会社に確認しておきましょう。

 

ただ注意したいのは、給付金についてです。

仮に、3年まで延長したとしても、「育児休業給付金」いわゆる育休手当が3年間もらえるわけではありません

 

それに、公務員は別として、延長するには条件を満たす必要があります。

まずは育児休業について見ていきましょう。

 

①育休はいつまで?

子どもが1歳になるまで取れます。パパもママもそれぞれ休めて、養子の場合でも同じです。1ヶ月前までに会社に申し出ましょう。

 

②いくらもらえるの?

育児休業給付金(育休手当)が給料の50%から67%もらえます。

期間の初日から180日までは給料の67%、181日以降は給料の50%がもらえます。

 

③受け取る条件はあるの?

  • 雇用保険に加入していること
  • 職場復帰する予定であること

が条件です。

 

期間中に退職してしまったら、手当はもらえなくなるんですね。

パートや契約社員の場合は、1年以上勤続していることや、労働契約切れが決まっていないことも条件になります。

 

できるだけ収入を減らしたくないパパとママに、お得な制度もあります。

 

それが、パパ・ママ育休プラスです。

パパとママ二人で育休を取れば、子どもが1歳2ヶ月になるまで給料の67%の手当がもらえるんです。

 

男性の取得率がまだまだ少ない日本です。

そこで導入された「パパ・ママ育休プラス」制度。ママだけでなくパパも取得すると、1歳までだった育休期間が1歳2ヶ月まで延長できるようになります。

 

そしてこの制度をうまく活用すれば、手当を最大限もらうことができます。

 

気になる方はこちらをご参考にして下さい↓

厚生労働省「パパ・ママ育休プラス」制度のリーフレット

 

この制度は、ママの産後休暇中に、パパが育児休暇を取得することが条件になっています。

パパの育児に協力してくれて、ママもうれしいですし、手当もバッチリもらえちゃいます。

 

私の場合、1人目の産後休暇中に、夫が育休を取ってくれたんですが、大正解でした!

 

出産した直後は、出生届だったり保険の加入だったりと事務手続きがすごく多いです。

それなのに、はじめての育児でてんやわんやだし、掃除・洗濯・料理といつもの家事をやらないといけないですよね。

 

そんな産休中に、パパが一緒に育児をしてくれる。もちろん夫も育児ははじめてですが、一緒に悩んで協力し合えたので、すごく良かったです。

養育特例制度

 

①育児休業等期間中の社会保険料の免除

育休期間中は健康保険料、厚生年金保険料が免除される仕組みです。通常、会社が手続きしてくれます。

 

もちろん、免除された期間も将来もらえる年金に反映されます。覚えておきましょう。

②養育期間の従前標準報酬月額のみなし措置

仕事に復帰したママの中には、短時間で働き始める人もいますね。

当然お給料も休業前より減ってしまうので、それに合わせて社会保険料も安くなります。

 

安くなるのはうれしいのでは?

とも思いますが、将来もらえる年金も減ってしまいます。

 

子どもの成長とともに、これからもお金は必要です。

 

会社を通して手続きすれば、社会保険料の変更ができ、年金額を減らさずにもらうことができます。

忘れずに手続きしましょう。

 

気になる方はこちらをご参考にして下さい↓

日本年金機構

 

 

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育児休業期間の変更申出書を知ってるつもりで実は知らなかった?

 

子どもの預け先が見つかるかどうかで、休みたい期間は大きく変わりますよね。期間の変更について解説します。

 ①期間と給付金は延長できる!

子どもの預け先が見つからない場合に、育児休業期間と給付金の延長ができます。

育休中のパパとママの最大の課題は、保育所さがしですよね。

 

子どもが1歳になる前に入所先が見つかれば良いですが、今は待機児童が多いので、なかなか難しいこともあります。

 

延長は、子どもが1歳半になるまで。それでも預け先が見つからなければ、2歳まで再延長できます。

 

  • 延長条件:保育所に入所を断られていること。または離婚、病気などの特別な場合。
  • 必要な申出書:育児休業申請申出書

 

②育児休業期間は短縮もできる!

思っていたよりも早く保育所が見つかって、期間を短縮したいと思う方もいますよね。

短縮の場合は「育児休業変更申出書」を提出します。

 

ただし、短縮するには会社の同意が必要です。

会社は、育休社員の代わりの人員を雇っているかもしれません。

1年間のつもりが半年で仕事に復帰となると、会社側としても困ってしまうわけです。

 

期間の短縮は会社とよく話し合ってから申し出ましょう。

 

  • 短縮条件:会社の同意
  • 必要な申出書:育児休業変更申出書

私の子どもは2月生まれなのですが、運よく保育所の4月入所ができたので、育休を短縮して仕事に復帰しました。

2ヶ月近い短縮になってしまったのですが、職場は早期復職をよろこんでくれて助かりました。

 

まとめ

育休期間の変更の他にも、保険料の免除や変更ができたり、もらえる年金が減らないようにしたりと、知っていれば得する制度があります。

 

子どもの小さい頃の姿や成長って、人生でみると本当に短い間で、一度しか見られない瞬間がたくさんつまっていますよね。

 

復職前に子どもとできるだけ長く時間を過ごしたい人、将来も見据えて早めに働きはじめたい人と、家庭によって考え方はそれぞれです。

 

育児と仕事、お金のこと、将来のことを考えて、上手に制度を活用しましょう。

 

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