先日、ママ友の間で「今度ちまき作ろうと思ってるんだけど、葉っぱって何の葉っぱ?」という話題が出ました。
関西出身のママ達は「緑のやつね」「あれ何、笹?」
関東や中部地方出身のママ達は「竹の皮じゃないの?」「茶色だよね?!」
しばらく、え?え?が続きました(^^;)
ちまきって言っても、中華おこわも甘いのも色々ありますもんね。
中国から伝わったとされているちまきですが、正式(?)なちまきの葉っぱは、茅です。
なぜ茅の葉っぱが使われているのかというと、茅は厄除けの意味があるためです。
茅が使われた詳しい理由や、代用品の紹介もしていきます。
ちまきの葉っぱの意味は何?茅(ちがや)は今じゃ単なる風味付け!?
ちまきの原型は、中国でうまれました。
昔、中国では亡くなった偉人へもち米をお供えしていたそうです。
そのもち米を竜が食べてしまうので、竜が嫌う茅の葉っぱを巻き、縄でぐるぐる巻きにして食べられないようにしました。
これがちまきの原型であり、関西で流通している甘いちまきになります。
茅は厄除けの意味があったんですね。
ちまきが中国から伝えられた時、都は関西にありました。
そのため、関西では今でも茅が厄除けの意味を持っています。
滋賀県大津市のお祭りではちまきが投げられて、手に入れたちまきを厄除けに飾るという風習があります。
少し前は、京都の祇園祭でもちまきが投げられていたそうですが、今は投げずに数量限定で売っているそうです。
義理の実家が大津で、隣のお家にまさにちまきが飾られていたんですよ。
なんだあれは?ってずっと思っていましたが、厄除けだったんですね。
ちなみに「ちがやをまく→ちがやまき→ちまき」という名前になったとか。
なるほど、名前にもしっかり入っているんですね。
茅はすすきよりも少し背の低い植物で、すすきと似た場所に生息しています。
すすきが増えすぎて茅が減って、手に入りにくくなりました。
そのため、関西のちまきも手に入りやすい笹の葉が使われるようになっています。
関東で有名な中華ちまきは、もはや竹の皮なんで似ても似つかないですよね。
笹や竹の皮にも、茅のような意味があるのか調べてみましたが、何も出てきませんでした。
想像するに、風味付けのためだけに使われているのだと思います。
それなら、おうちでちまきを作る時に代用できるものはないか探してみましょう。
ちまきの葉っぱの代用は茅(ちがや)じゃなく子供が喜ぶ物は何?
甘いちまきも中華ちまきも大好き!!
そんな子供におうちでちまきを作りたい。
でも、天然物の茅も笹も竹の皮も手に入らないよ~。
という人は100均や大型スーパーに売っていることがあります。
ちまきの形や雰囲気重視なら、探してみてください。
でも、美味しければ見た目は気にしない!!
わざわざ買いたくないって人もいますよね。
どちらのちまきもアルミホイルかクッキングシートで包んで、タコ糸などで縛って形を作ることが可能です。
それなら、お子さんの好きなキャラクターや模様の入ったもので包むのはどうでしょう?
出来上がったちまきの紐を外し、アルミホイルやラップで包み直します。
その上におにぎりラップや絵柄入りの折り紙で包んで、口のところはリボンやモールで縛ってもかわいいですよ。
火傷に注意しながら、お子さんとラッピングしても楽しそうですよね(^^)
いつもと違うちまきに喜んでくれるでしょう♪
ちまきの葉っぱは食べられる?葉っぱまで食べたい子供に何で包む?
ちまきの葉っぱは食べられません。
茅でも笹でも竹の皮でもです。
食べられても美味しくないし、繊維が多くて消化が悪そうですよね。
でも、子供って葉っぱを食べたがりませんか?
うちの息子は、桜餅はもちろん、柏餅の葉っぱも食べましたよー(@@;)
真ん中の太い筋だけ残して…笑。
うちは中華ちまき派なので竹の皮ですが、息子は食べ物についているもの全て食べられると思っているみたいです。
お刺身の菊の花のように…。
竹の皮、ほそーく裂いて口に入れようとしましたがさすがに止めました…(@_@)
まだやったことはないですが、食べられてちまきに合いそうな葉っぱを考えてみました。
ズバリ、サラダ菜とほうれん草です!!
サラダ菜はレタスよりも葉っぱが平べったくて包みやすそう、そこまで水分も多くない。
ほうれん草は小松菜よりも茎が細くて、茹でるだけでもクセがなくて食べやすい。
どちらも色は緑なので茅に似ている?
どこのスーパーでも安く手に入りますしね。
食べ合わせがどうかは別としても、子供の葉っぱまで食べたい!!という思いは叶えられますよ。
同じようなお子さんがいれば、ぜひサラダ菜かほうれん草をお試しください!!
まとめ
ちまきの葉っぱが茅なのは、厄除けのためです。
茅は手に入りにくいため、ちまきの葉っぱは笹の葉や竹の皮で代用されるようになりました。
他の代用品としておすすめなのは、キャラクターのアルミホイルや折り紙を使って包んだり、サラダ菜、ほうれん草などで包んでまるごと食べられるようにすることです。
お子さんと一緒に楽しくちまきづくりができるといいですね(^^)
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