甘茶はその名の通り、甘い味のするお茶ですが、「まずい」という情報も見かけます。
私自身はときどき甘茶を飲むことがありますが、「まずい」と感じたことはありません。
そこで今回は、なぜ甘茶をまずいと感じるのか?甘茶を少しでもおいしく飲む方法はあるのか?といったことを考え、調べてみました。
お茶屋さんに聞いたお話も交えて紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
甘茶をまずいと感じるのはなぜ?
甘茶はスーパーやコンビニでは見かけないお茶です。お茶の専門店でも扱ってない場合が多く、なかなか飲む機会ってないのですね。
言い換えれば、慣れ親しんでいる味ではないということ。これが甘茶はおいしくないと感じてしまう理由の一つでは、と考えます。
海外では、砂糖の入った緑茶がコンビニで売られているところもあります。現地の人にとっては普通の味。でも、私たち日本人は甘い緑茶って普段飲まないので、「何これ?お茶なのに甘い」と感じますよね。甘茶も人によっては、そんな印象を持ってしまうのではないでしょうか。
甘茶はとても甘いです。砂糖の100倍甘いという表現がされているくらい。ですので、甘ったるい味が苦手な人は特に「まずい」と感じてしまいそうですね。
甘いのは苦手でもないし、砂糖を入れなくても甘いお茶なら飲んでみたい。そういった方は、次のおいしい甘茶の入れ方を参考にしてください。コツを知っておけば、まずい甘茶にはならないはずです。
甘茶のおいしい入れ方はお湯の温度と茶葉の浸し時間がポイント!
甘茶をおいしく入れるためには、
- お湯の温度
- 浸す(または煮出し)時間
この2点がポイントになります。
まずお湯の温度について。
例えば、コーヒーやお茶のような飲み物を作る場合、それぞれに適した温度のお湯を使わないと、まずくなりますよね。
お茶屋さんに聞いてみたところ、甘茶には紅茶や番茶を入れるときの温度が良い、ということでした。
紅茶や番茶の入れ方を調べてみると、どちらも熱湯を使う入れ方です。この場合の熱湯とは、小さな泡がプクプクと出てきた湧き始めのお湯ではなく、ボコボコと大きな泡が出るまで沸騰させたお湯を指します。しっかり沸騰させてから、入れてみてください。
それから、甘茶は長い時間浸していると苦くなります。多少苦くても飲めるけど、おいしさは半減します。そのため、おすすめされている時間で甘茶を入れることが大事です。
今回いくつかの甘茶商品を調べたのですが、浸出時間は商品によって差がありました。ですので、それぞれがおすすめしている作り方で入れることが肝心です。
我が家は楽天の片山園というお茶屋さんの700円ぐらいの甘茶を飲んでいますが、お湯を注いで1分浸すとあります。これを3分くらいすると、少し苦味が出てきます。
これを「5分が一番おいしかった」という情報を見つけたからといって、5分浸出させたら、とんでもなく苦い甘茶になります。
だからまずは、パッケージの指示通りに作ってみるのが一番。
おすすめされている入れ方というのは、その甘茶がおいしいと感じる目安だと、お茶屋さんからも聞きました。ですので、おいしく飲むためには、まずは推奨通りに入れてみてください。
それから、お湯を注ぐポットやカップを、あらかじめ温めておくのも良いです。そうすると、注いだお湯の温度が下がりにくく、おいしいお茶が入れられます。
私の母は、お茶を入れる前に急須にお湯を入れ、ぐるりと全体に行きわたらせるようにして温めていました。甘茶を入れるときも同様のことができます。
ちょっとした一手間をかけて丁寧に入れる。そうすれば、もっとおいしい甘茶になるはずです。
甘茶の美味しい入れ方は2タイプある!
市販されている甘茶には、
- 茶葉の状態で売られているもの
- ティーバッグ状のもの
の2タイプがあります。入れ方は、他のお茶とほぼ同じです。
簡単に作れるのは、やはりティーバッグです。
わが家には先ほどお話した片山園さんの茶葉とティーバッグ両方ありますが、味に大きな違いはないと感じます。
手軽さも求めるなら、ティーバッグの甘茶は便利ですよ。
甘茶の水出しで冷たい甘茶を作る事が出来る!?
甘茶は水出しでも飲めるのか?これは選ぶ甘茶次第です。わが家にある甘茶は「水出し可」の記載はありません。
甘茶を買ったお茶屋さんに聞いてみましたが、そこの店主さんは、茶葉を水出しで試したことはないとのことでした。
水出しは時間がかかるのと、味が薄くなるのではないか、というお返事を頂きました。お茶屋さんも試したことがないということは、甘茶の水出しは一般的ではなさそうです。
冷たくして飲むなら、煮出したものを冷やして飲むのが良さそうですね。
もし水出しで飲みたい場合は、「水出し可」と記載されているものを探して購入するようにしましょう。
最後に
甘茶はまずいという人もいますが、日常的には飲まない甘いお茶のため、「まずい」という印象を持ってしまうことが考えられます。
また、お茶を作るときには、お湯の温度や浸出時間に気を付けてみてください。
おいしく飲むには、購入した甘茶商品がおすすめしている湯量や茶葉の量、浸出時間で入れるのが確実です。
おすすめの入れ方で飲んでみて、それから自分好みに調整してみてください。
コメント