「今日の夕飯は、しめじを入れて茶碗蒸しを作ろう」そう思って、作ってみたものの、できあがった茶碗蒸しは、なぜか「水っぽくて、さらさら」。
- どうして固まってないの?
- いつも入れない“しめじ”を入れたから?
- 茶碗蒸しが固まらない食材があるの?
- せっかく作ったから、何とか美味しく食べる方法はないかな?
このような悩みや疑問をお持ちではないですか?
結論としては、
- 茶碗蒸しが固まらなかった原因は“しめじ”ではないんです。
- もちろん、茶碗蒸しが固まらない食材はあります。
- 失敗した茶碗蒸しは、とっても美味しく食べられる方法がありますよ。
夕飯にあと1品ほしい!そんなときに大活躍する茶碗蒸し。手軽に作ることができて、見栄えも良いですよね。でも、入れる食材によっては、上手く固まらないことがあるんです。
この記事では、
「茶碗蒸しが固まらない食材とは?“しめじ”は原因じゃない理由って?」、「固まらなかった茶碗蒸しを何とか救済するレシピ」をご紹介しますね。
茶碗蒸しが固まらない食材は“しめじ”が原因じゃない!?
鶏肉やぎんなん、しいたけ…。いろんな食材を入れて作ることができる茶碗蒸しですが、入れてしまうと、残念ながら失敗してしまう食材があるんですね。
それは…『舞茸』なんです!
香りも食感も良いので、しいたけの代わりに入れたいなと思うこともありますよね。
ところが、舞茸には、「タンパク質を分解する酵素」が入っています。
その酵素のはたらきで卵のタンパク質が分解されてしまい、固まりにくくなってしまうんです。
だから、舞茸を入れてしまうと、水っぽいまま・さらさらの茶碗蒸しになってしまうのですね。
「舞茸がダメということは、他のきのこ類はどうなの?」
そんな疑問がわいてきますよね。
しめじやえのき茸、エリンギ、ヒラタケ。
どれも茶碗蒸しに入れたら美味しそう!入れても大丈夫なの?
答えはどれも「大丈夫」なんです。
舞茸以外のきのこ類にも、タンパク質を分解する酵素は入っていますが、茶碗蒸しが固まらない原因になるほどの量ではありません。
だから、気兼ねなく茶碗蒸しの具材として活用できますよ。
『どうしても舞茸を具材として入れたい!』というときは、下茹ですると良いです。
下茹ですると、タンパク質を分解する酵素が壊れるので、茶碗蒸しが固まるようになります。
では、“しめじ”を入れた茶碗蒸しが失敗したのはなぜなのでしょうか?
酵素が問題ではないことがわかったので、他に原因があるんですよね。
おそらく、卵と出汁の比率が良くなかったとか、温度調節が上手くいっていなかった・熱する時間が不足していたなどが原因だと思われます。
ちなみに、卵と出汁の比率は、『卵:出汁=1:3』がベストバランスなんですよ。
それから、温度は70℃〜80℃を意識してみてくださいね。
茶碗蒸しが固まらない時のリメイクで簡単に美味しく食べるには!?
水っぽくて、さらさらの茶碗蒸し。とっても良い味がついているので、ポイッとするのはもったいないですよね。リメイクしちゃいましょう。
私が試して「美味しい!」と感じた、リメイクレシピを5つご紹介します。
『茶碗蒸しごはん』
読んでそのままのレシピです。
固まらなかった茶碗蒸しを、ほかほかご飯の上に乗せて、完成!
とってもとっても簡単で、本当に美味しいですよ。
『あんかけ』
固まらなかった茶碗蒸しと、薄めためんつゆ(お好みの量)、片栗粉であんかけにしてしまいましょう。
味はもうばっちり決まっていますしね。
とろとろ食感が、ご飯とも相性抜群です。
『チャンプルー』
豆腐とゴーヤを炒めて、茶碗蒸しをそこに投入。
さっと和えて完成です。
『グラタン』
こちらは最高のリメイクレシピです!本当にオススメです。
茹でたマカロニに、茶碗蒸しを混ぜて、ホワイトソースとチーズでグラタンにしちゃいます。子どもも大好きな1品に変身しました。
『オムレツ』
さらさらの茶碗蒸しに卵を追加して、フライパンで焼きます。
和風のオムレツの完成です。
この他にも、卵お粥にしたり、卵雑炊にしたりと、リメイク方法はたくさんありますよ。
いろいろ試してみるのも楽しいですね。
まとめ
茶碗蒸しに入れると失敗してしまう具材は、『しめじ』でなはく、『舞茸』でした。
他の具材で失敗してしまったときは、具材が原因ではなくて、卵と出汁の比率に問題があったり、温度調節がうまくいっていなかったりしたことが原因なのですね。
せっかく作った茶碗蒸しが失敗してしまうと、本当に残念ですよね。
でも、上手く固まらなくても、美味しく食べる方法はたっくさんあります。
私も以前、茶碗蒸し作りに失敗して、グラタンにリメイクしたとき、あまりに美味しくて「こんなに美味しいもの食べられるなら、失敗してよかったぁ。」と思いましたから。
リメイク方法が豊富なのも、固まらなかった茶碗蒸しの良いところですよね。
ご紹介したレシピを、ぜひお試しくださいね。
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