金と口で漢字一文字何て読むか気になっていませんか?
これを漢字に表すと、「釦」なんですが、簡単そうで何て読めばわからないですね。
じらさずに答えを言うと、ボタンと読むのが正解なんです。
なぜ、「釦」をボタンと呼ぶのかその成り立ちについて簡単にお話ししますね。
これさえ押さえれば、プチ知識として周りに自慢することが出来るようなりますよ♪
金と口で書く「釦」の読み方はなぜボタン?一文字になった由来とは!?
もう、「釦」を迷わずボタンと読めるようになりましたか?
もし、まだ読みなれないあなたでも、この記事を読み終えたころには、しっかり記憶出来ているはずです。
では、さっそく本題ですが、なぜ金へんと、口というつくりでボタンと呼ぶようになったのでしょうか?
その謎を解くためには、ボタンという言葉の歴史についてからまず知る必要があるんです。
そもそもボタンというのは、英語では、button(バタン)と書きますが、ポルトガル語のbotao(ボタオ)が日本人にはおそらくボタンと聞こえたのが始まり。
今でこそ洋服がふつうですが、ひと昔の日本と言えば、着物を着ていたのはご存じですよね。
時代で言えば、坂本龍馬などが活躍した明治維新の前ぐらいでしょうか。
着物にはボタンがなかったのですが、西洋の文化でボタンが日本にやってきたときに、着物のヒモの先にボタンを留め具として取り入れたのが始まりなんだとか。
つまり、今でいうワンポイントのオシャレでボタンが使われるようになったんですね。
古い時代にもオシャレをしたい心は変わらないってことですね。
日本では、ボタンというものがなかったので、それを表す漢字がなかったんです。
つまり、ボタンというものは日本の文化にはない外国語だったので、それを表す漢字がなかったから、釦というそれっぽい意味の漢字をボタンと読ませたということ。
もっと簡単にいうと、ボタンという読み方をする漢字がなかったから、釦という漢字を当て字としたということなんです。
確かにボタンとカタカナで表現するのが当たり前すぎて、まさか漢字があると言う事は知らないですよね。
ボタンの当て字と聞いて納得できたと思います。
だから、釦と書いてすぐに読めないのはごく自然なことなので安心してくださいね。
金と口の漢字「釦」には当て字だけではない奥深い意味合いがあった!?
先ほど、ボタンの当て字として選ばれた漢字が、釦ということをお話ししました。
ではなぜ、釦という漢字が選ばれたのでしょうか?
今でこそ、ボタンはプラスチックですが、流行り出した当時は、男性の権威を象徴するモノとして、高価な金や銀などでボタンは作られていたようなんです。
つまりボタンの素材が金属なのが主流で、女性ではなく男性が最初にボタンを取り入れたと聞くとけっこう意外な感じがしますよね。
では、口という漢字は、何を意味するかというと、ふちやへりを指します。
つまり、平たくいうと端っこということになります。
ボタンというものが、金属でできていて、着物のヒモの留め具として衣類の端っこに使われていたことから、
金+口=金物+へり=衣類のふち(へり)に金物という意味を持つ、「釦」という漢字をボタンと読ませたことが始まりなんです!
どうですか?
これで、なぜ釦という漢字がボタンの当て字となったのか、納得できましたか?
私もこの意味を知るまでは、なぜ金という文字が入っているのか理解できなかったのですが、今では意味を知っているので、釦という漢字の読み方を絶対忘れない自信がありますよ(笑)
なぜボタンの当て字の漢字に「金」が使われていたのか?それは何を意味しているか?
ボタンという言葉の歴史も分かるので面白いですよね。
昔の人はぴったりの漢字を選んだと感心しちゃいますね。
ここまで読めば、「釦」がボタンと読むこと。
そして、なぜ、金+口という漢字の「釦」がボタンの当て字になったかもわかったと思います。
ぜひ、あなたの周りの方にも、釦という漢字の読み方や意味を広めてみてくださいね。
まとめ
今回は、金+口=釦という漢字の読み方やその漢字の意味について、お話ししました。
釦はボタンと読むこと。
釦はボタンという言葉がよその国から入ってきたもので、日本にはない文化であるゆえ、それを表す漢字がなかったために、当て字であること。
などをお伝えしました。
釦という漢字ひとつに、なぜボタンと読むようになったのか?
ボタンそのものの歴史についてもわかりやすくお話しさせていただきました。
これで、釦という漢字の読み方を迷う事はないはずです。
また、なぜ釦という漢字がボタンの当て字になったかも理解されているはずなので、周りの人にもぜひ今日学んだことを、自分の言葉でぜひお話しされてみてくださいね。
釦という漢字について、少しでもこの記事が参考になればうれしいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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