「卵の賞味期限、10日過ぎて食べてもお腹壊さない?」
賞味期限って美味しく食べれる期間だから、少し過ぎても大丈夫そうだけど、10日も過ぎちゃうのは、アリなのかは確かに気になりますよね。
結論から言うと、冷蔵庫で保存の卵なら、
- 春から秋(4月から11月頃)であれば、加熱したら食べてもOK!
- 冬(12月から3月頃)であれば、生でだって食べれちゃう。
つまり、加熱すれば季節問わずに食べても大丈夫です。
理由は卵の賞味期限は、夏場であっても卵かけごはんのように生で食べてもOKな期間として設定しているから。
では、卵の賞味期限切れ20日後や3ヵ月だとさすがに食べられなくなるのか?について次のところでお話ししますね。
卵の賞味期限切れ20日後の物は季節によって生で食べられる!?
卵を生で食べる国民性をきちんと考えてあって、蒸し暑い日に生でも安心して食べることができますよ~。というのを教えてくれているのが、卵の賞味期限。
つまり、実際のところ季節によっては、卵の賞味期限は長くなります。
実際どのくらい日持ちするかを表にまとめますね。
【JA全農たまご株式会社:鶏卵日付表示等改定マニュアルより】
賞味期限 | |
夏(7月~9月頃) | 産卵後16日以内 |
春(4月~6月頃)・秋(10月~11月頃) | 産卵後25日以内 |
冬(12月~3月頃) | 産卵後58日以内 |
(※販売されている卵の賞味期限は産卵後にパッキングして、2週間後を目安に表示→つまり一番腐りやすい夏に合わせて設定)
では、この賞味期限は、どうやって決められたかというと、
「卵の中にサルモネラ菌(おなかをくだす原因)がいた場合でも、10℃以下の冷蔵庫で保管すれば、生で食べてもOKな期間」という研究結果によるもの。(英国人のハンフリー博士)
補足で説明すると、このサルモネラ菌がいるかどうか、確率でいうと10万個あればその中わずか3個の卵と言われています。
それほどごくごく稀な可能性も考慮された上で賞味期限は決められているから、とっても安心ですよね。
20日賞味期限を過ぎた卵は、14日プラス20日→産卵後から約34日経っている。
冬であれば、生で食べてもOK!びっくりですよね。
それ以外であれば、加熱すれば食べても良いとされています。
加熱するときは、最悪なケースとしてのサルモネラ菌がいる場合も考えて、75℃以上で1分以上加熱して食べる事で菌がいなくなるので、黄身や白身がしっかり固まるまで火を通すことがポイント!
私もこの情報を知ってからは、賞味期限切れの卵を食べるときは、沸騰したお湯で5分以上ぐらぐら煮るようしていますよ。
お腹をくだしやすいとか気になるようであれば、私のように長めに火を通しましょう。
卵の賞味期限切れ3ヵ月後はさすがに無理?その確認方法とは!?
卵を思いのほか放置した期間が長い方もいるかもしれないですよね。
結論から言うと、賞味期限を3ヵ月も超えちゃった卵はもう捨ててださい!
理由は、寒い季節であったとしても、生で食べることができる期間(産卵後58日)をはるかに超えてしまっているから。
では、卵は賞味期限が切れて、最大でいつまでなら加熱さえすれば食べることができるか気になりますよね。
先ほどご紹介した卵の賞味期限は、あくまでも生で食べることができる期間。
なので、それを超えた場合は、なるべく早めに加熱して食べることが鉄則なんです。
ただ、あの表からは、賞味期限切れ40日までなら、冬でいうとギリギリ生で食べられる期間ということなので、言い換えれば、加熱すれば食べられるとも判断できると思います。
とは言え、そこまであの表を100%信用しちゃっていいとは言えないですよね。
そこで、賞味期限切れの場合、まだ食べることができる日数であっても、その卵を安全かどうか疑いの目でチェックしてください。
確認方法はとってもシンプル。
- 割ったときに、黄身が崩れたり、黄身と白身がまざったようになる。→アウト!腐っています。
- 水に浮かべると、卵が浮く→アウト!食べることができる卵は沈むもの。
卵そのものは無臭なので、変なにおいがした場合も腐っている可能性大大大なので、食べないようにしましょう!
まとめ
卵の賞味期限切れについて、10日後~3ヵ月後まで、実際のところ救済できる余地はあるのかについてお話しました。
簡単にまとめると、卵の場合、賞味期限切れのリミットは、40日まで。(加熱はしましょう)
これ以上は、デッドラインを超えるのでアウト!と記憶しておくといいですよ~。
ただし、賞味期限をすぎているので、その卵が正真正銘安全であるか、疑いの眼差しで
チェックを忘れずにしてくださいね。
卵の賞味期限が意外にも長いことを知って安心したあなた(私もですが)。
捨てちゃうことにならないように、期限内にちゃちゃっと料理に使っちゃいましょうね。
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