初対面でタメ口は百害あって一利なし!?社会人として敬語を使うべき?

お仕事や資格

初対面でタメ口の人。

社会人としては完全にありえない態度です。

 

自分が年下、相手が年上だったりする場合も?

通常の社会人ならば、それでも最初からタメ口はありえない。と私は言い切ります。

 

それでは友人関係としてなら?

これなら場合によってアリかもしれません。

その人のキャラクター性と、あなた自身の感覚でそこは判断しても宜しいのではないかと思います。

 

タメ口の「タメ」の語源は、昔のサイコロ賭博で「同目(ぞろ目)」というところから生まれたそうです。

 

「同じ」つまりは「対等」を意味する言葉であって、タメ口は“あなたと私は対等ですよ”をアピールできる言葉遣いということです。

 

社会人としてはタメ口なんてありえない。でも友人関係なら最初からタメ口というのもありえるかもしれない。

私がそう判断する理由は、ここにあります。

 

スポンサーリンク

初対面で敬語を使わずタメ口で話すとなぜ社会人としてダメなのか!?

初対面のとき、社会人としては敬語で、というのを前提として、私は友人関係であっても、初対面からしばらくの間。友人としての関係性が確立する前までは、敬語ないしは丁寧語を使って話すべきではないかと思っています。

 

でも、いますよね。

初対面から完全にタメ口の人。

 

なぜ、初対面からタメ口の人がいるのか。

それは、「タメ口=友好的な態度」という印象があるからなのです。

 

タメ口の理由や意味はいくつも考えられますが、

 

  • 単純に仲良くなりたい。タメ口は対等であるというアピール。
  • 単純に、敬語が使えない、使いづらい雰囲気の場所。
  • 海外育ち(特にアメリカ)で、タメ口を使うのが日常的な環境にいた。

 

ただ本当にそれだけの意味であるのならば、タメ口に悪い感情を抱く人はあまりいないかもしれません。むしろこれからどんどん仲良くしてくにはとてもいい手段にもなり得ます。

 

ではなぜタメ口をきく人に違和感をもったり、嫌悪感を抱いたりしてしまう場合があるのか。それは、

 

  • 相手が自分との距離を急激に詰めてきた、馴れ馴れしすぎると感じる
  • 相手が自分をなめてかかって、見下していると感じる

 

ことがあるからなのです。

 

知人友人という関係性での初対面でタメ口というのは、友好的アピールをしているのと同時に、こうした距離感の無さや、マウンティング感を発生させてしまう危険性を孕んでいます。

 

だから、友人関係でも初対面では節度をわきまえて、丁寧な言葉を使うべきなのです。

 

そして、ここまで書いてきたら、社会人として、初対面のタメ口が“ありえない”のはこのような理由があるからでもあるのがわかりますよね。

 

序列や階層をきちんと理解してわきまえておくべき社会人としては、タメ口は百害あって一利なしとなる場合が大半なのです。

 

スポンサーリンク

初対面で好印象の人と印象が悪い人の違いは初頭効果にある!?

まず前提として、初対面の人が相手を判断するときに重要なのが、

 

視覚>聴覚>言語

 

という順番なのを覚えておくと良いかもしれません。つまり、

 

  • 髪型や服装などの見た目、表情、しぐさ
  • 声の大きさや喋り方
  • 話している内容

 

好印象を与えるのに大事なのはこの順番ということです。

 

これは心理学者の故ソロモン・アッシュ氏の「最初に与えられた情報が、その後の情報にも影響を及ぼす」という実験結果から得られたもの。「初頭効果」と呼ばれています。

 

初めての人に会うときに身なりを普通に整えておくというのは、たいていの人が行うことですし、好みや個性というものもありますから、そこまで大きく差は出ないかもしれません。

 

でもタメ口というのはこの2番目「喋り方」に入ってきますから、相手に与える印象としては案外重要なポイントですね。

 

逆に言えばここで相手に悪印象を与えてしまうと、後々の関係にも暗雲がたちこめてしまう可能性があるということです。

 

タメ口のマイナスポイントである、初対面での馴れ馴れしさ、見下し感というものがはっきりしている以上、初対面の相手には使うべきではない場合が多いというのはここからもわかるのです。

 

まとめ

実はこの文章を書くにあたって、世間知らずな自分の感覚が世間とズレたりしてはいないだろうかと不安になることもあり、色々と調査したりしてみました。

 

大半は「初対面でタメ口はあり得ない」「失礼」「人付き合いのマナーとしてつつしむべき。つつしむ方が無難」というものばかり。社会人としては当然そうですね。

 

しかし中にはありました。

友人付き合いや恋愛指南において「男性はすべからく初対面の女性とはタメ口であるべし」という内容が…

 

曰く、

 

  • 敬語にすると、いつからタメ口にしていいのかわからなくなる。
  • 恋愛はスピード感が大事。タメ口で距離を縮めるべし。グズグズしていると他の男に奪われる。
  • 男らしさをアピールすべし。

 

なるほど。男女関係ではそういう考え方をする人も確かにあり得るのですね。

 

しかしながら私個人の意見で恐縮ですが、私自身は若いころから友人関係でも恋愛関係でもいきなりタメ口という男性は「それなりの態度の人なのだな」としか判断できませんでした。なので、そこから関係を発展させるところまで行くわけがありません。

 

せめて最初は「さん」付け、何度も会って付き合いを深める間に、徐々に「ちゃん」なり名前呼びなりというように段階を踏む人ならまだしも、いきなりタメ口で呼び捨ては不快です。

 

ですから、これはやはり個人の感覚や環境によって大幅に尺度が異なるものだなと思った次第です。

 

でも少なくとも、敬語を使う男性の方が、女性からは安心感を持たれますよ。

 

普段から丁寧な言葉、敬語をきちんと使える人というのは、少なくとも社会人として最低限の基本マナーを守れる人だということとイコールです。

社会的地位の高い人はそのあたりをわきまえている人が大半。

 

好き嫌いという感情だけで済む恋人止まりならともかくとして、将来を見据えた付き合いをするのならば、“男らしさ”アピールだけではなく、“社会人としてきちんとしていますよ”アピールも必要だと思われます。

 

ちなみに私自身も既婚ですが、これまでの歴代の彼氏全員も、さらに夫からは婚前も現在もずっと「さん」付けで呼ばれています。呼び捨てされたことは一回もありません。

 

これを余所余所しいと感じるか、尊重されていると感じるか。

結局のところは個人の感覚であるその点が、この「タメ口を許せるか許せないか」の重要なポイントではないかと思うのです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました