年賀状を出さないのは非常識?その習慣的な理由で出す必要ある!?

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年賀状を出すか出さないかという判断や認識は、人によって違うもの。

考え方も色々あって、絶対に必要という人もいれば、別に構わないという人もいます。

 

でも、年賀状を出さないのは非常識なのかと言うと、一般的な社会人として過ごしている人は、出した方が間違いなく無難です。

 

むしろ年賀状を元旦に届くように出さないと、あるいは相手から届いたのに出さないと、非常識と言われても仕方がありません。

 

残念ながらまだまだそのあたりの認識は、おめでたいお正月における「挨拶」のマナーとして社会人常識の中に含まれているのです。

 

でも毎年毎年、12月に入るころには憂鬱に思う人が多いと思います。

「今年もそろそろ準備をしなきゃ…」

 

郵便局なりスーパーやコンビニなりで年賀はがきを購入して、印刷は依頼するか自分で行うか。しかもどんなに遅くとも12月の15日から25日までの間、忙しくも楽しいクリスマスの日までには投函しないと、元日に相手に届かない…

 

色々と思い悩むことも多いですよね。

ですから、もう我が家では図柄印刷済の年賀はがきを選び、宛名だけ自宅で印字、必要な方には挨拶だけ一言。それだけで済ませるようにしてしまいました。

 

忙しい師走の候に、年賀状だけにそんなに関わっていられない! の精神を貫いています。

 

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年賀状を出さない理由から付き合い的な習慣で出す必要はある!?

我が家では可能な限り簡略化して済ませるようになりました。

でも、中には年賀状を完全に出さないで済ませる人もいる。それは当然です。

 

考え方や文化の違いは誰にでも、どこにでもあるもの。

例えば私もアメリカ在住の家族には、年賀状ではなくクリスマスカードをメッセージで年賀の挨拶も兼ねるようにして送るだけにしています。

 

こうした現地での習慣以外に考えられる「出さない理由」となると、私の周囲ではこのような感じでした。

 

  • 単純に多忙で
  • 単なる慣習となっているから意義を見出せない
  • 家族に不幸があった
  • 付き合いを断ちたい

 

最初の意見は、もう、逆にこちらが気の毒になるくらい本当に多忙な方です。

 

私自身、お仕事をしていたころには年末調整だの何だのと、年末年始、年度末年度初めには時計のてっぺんを回ってから帰宅という日が続いたものですから、そういう場合があるというのはとてもよくわかります。

 

ただ、こういう方は、年明けにはメールなりLINEなりで一言でも新年の挨拶を下さったりするもの。私の方から送るか、あるいはそこに返信すればいいだけなので、とても気楽です。

 

次の意見は、またこれは硬派な方からのお話でした。

 

曰く、義務で送られるようでは意味がない。きちんと心からの挨拶でないなら受け取るのも送るのもただの資源の無駄。

 

確かに正論です。簡素化簡略化してしまっている私にとっては耳が痛いものの、これも頷けます。

 

ただこちらも、ここまでのことをはっきりと言うような方ですから、送らずに済みます。

むしろ松の内に顔を見せに行けるときには行く。無理なときには別途連絡し、時候の良い折を選んでご挨拶に行く、という具合にわかりやすい対応ができるのです。

 

さらに次の例は、わざわざ述べるまでもありませんね。

ご不幸があったお宅に新年とはいえ「おめでとうございます」は言いにくいもの。

 

たいていこうしたお宅からは事由を書いた「年賀欠礼」のお便りが届くので、こちらは「寒中見舞い」を送っています。

 

そしてちょっと難しいのは最後の理由。

 

長年、会うこともなく年賀状のやり取りだけを続けていたけれど…という、残念ながらも縁遠くなってしまった人が、もう出さなくなったりする場合。

あるいは、もっと身近ではあるけれど、何らかの理由で交流を終わらせたい場合。

 

色々と考えられる理由はありますが、はっきりとは言いづらい、誰かを傷つけかねない言葉にして出すのではなく、遠まわしながら年賀状を出さないことで意思表示していると考えたら、それを黙って受け止めるのが良いと考えられます。

 

逆に、あなたの側に断交の理由がわからず、その人とまだつきあっていきたいと考えているのなら、その人から返ってこなくても年賀状を出すことであなたの意思を示すこともできるのです。

 

あなたからアクションを起こすことで、相手のはっきりした心を示してもらえる可能性もありますからね。

 

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年賀状を出さないのに来る時はやはり出さないと非常識なのか!?

年賀状を出さない人から、年賀状が届く。

 

それは、さきほど書いたように、その人からは「あなたと断交する意思はありませんよ」「私はあなたと年賀状でつながっていたいのですよ」というサインだと考えられます。

 

返信としての年賀状を年が明けての松の内に出すか、あるいは松の内を過ぎてから寒中見舞いなどの形で返事を出すか。

 

それはあなたの心ひとつ。あなたの判断で決めて良いことです。

 

あなたがその人との年賀状のやり取りに意味や意義を見出せない、その人とは年賀状という形で繋がることも望まないというのなら、そのまま放置してしまうのも手のひとつです。これはさすがに良いことだとは思えませんが。

 

まとめ

郵便局のホームページに「2022(令和4)年年賀郵便物元旦配達物数」というものがありました。

 

こちらを見てみると、今年の元旦に送られた年賀状およびそれに準ずる郵便物の総数は約10億3千万通、1人あたり約8通だそうです。

 

だいぶ簡略化したとはいえ、我が家でも50枚ほどは準備しますし、企業などは顧客向けに数百通という数を送る場合もあったりすることを考えると、「出さない」という選択肢を選ぶ人は多くなっているのではないかと考えられます。

 

昔は挨拶状として必須、現在はマナーとして出す方が無難、そんな感じですが、未来においてはもっとゆるやかに、「出したい人は出す」に移行していくのではないかと私は考えています。

 

義務としてではなく、完全に自由意志で。出したいと思う人にだけ出す。

もしそうなったらきっと、今よりももっと創意工夫できたり、出すことそのものを楽しめたりするようになれるのではないかと思うのです。

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