突然ですが、問題です。
『立夏』←これ、なんて読むかわかりますか?
また、意味や季語はご存知でしょうか?
私、読み方はわかったものの、意味や季語はわかりませんでした。
日本人だし、大人なのに・・・正直ショックでした。
どうしてか?それは、小学生の子供に聞かれて答えられなかったからです。
「お母さん、コレなんて読むの?」
これは答えられました。
「じゃあ、意味は?」
→「・・・」
「季語は?」
→「・・・」
読み方はなんとなく知っていたといいますか、どこかで聞いたことがあったのでしょう。
でも、意味は特に考えたことがありませんでした。
また、季語も俳句とか普段読まないし、全く知りませんでした。
その季節に手紙を書いたことなかったですし、そもそも手紙を書く時、私は季語を入れたことがありません。全くチンプンカンプンでした。
でも、子供にはきちんと教えないといけません。
そのためには、まず自分が理解しないといけませんね。
立夏の読み方は?立夏ってなに?
まず始めに読み方です。
『立夏』=『りっか』と読みます。
意味は、夏が始まる日です。
では、ここで質問です。
立夏は、いつ頃のことを指すと思いますか?
正解は、5月5日か6日(年により異なる)です。
どうですか?当たりましたか?
私は、サッパリだめでした。
夏の始めだから、7月くらいかな?せいぜい6月くらいかな?と思いました。
5月って、まだまだ春だと思いませんか?
でも暦の上では、夏の始まりなんですね。
言われてみれば、何か思うことはありませんか?
そう、『立春』です。
この日から、暦の上では『春』なんですよね。
2月4日なんて、まだまだ冬真っ只中です。
雪が降ったり、雨が降ると冷たくて、とにかく冬本番です。
まだまだ暖かくなる気配はなくて、防寒対策バッチリにして出掛ける季節です。
それなのに『春』ですよ。ビックリですよね?
同様に、5月なのにもう『夏』が始まるということなんです。
コレは、「二十四節気」のうちの1つです。
難しい言葉ですね。
中国と関係しているような?と、思った方は勘がするどいです。
二十四節気は中国で考えられたもので、日本でもそのままその言葉を使っています。
まず、1年には春・夏・秋・冬の四季があります。
でも、4つだけだと大まか過ぎませんか?
12カ月を4つに分割すると、1つの季節が3カ月になります。
3カ月間ずっと同じような気候でしょうか?そんなことはありません。
春でも、まだ肌寒い春もあれば、夏に近づいているような春もあります。
3カ月って長いですよね?
二十四節気は、1年を細かく24つに分けて季節を表している言葉です。
先ほど紹介した立春もそうですし、春分や秋分は馴染みがあるのではないでしょうか?
祝日にもなっていますし、お墓参りをする方も多いと思います。
立夏も、聞き慣れないかもしれませんが、その仲間なんです。
5月って、特に季節のイベントもないので気にしないかもしれませんが、カレンダーによっては書かれているものもありますし、少し意識して季節を感じてみるのも良いかもしれませんね。
立夏の季語って?どんな言葉をどんな風に使うの?
続いて季語です。
そもそも季語ってなんでしょうか?
季語とは、その季節を表す言葉のことです。
立夏は、夏の始まりなので夏を表す季語を具体的に挙げますね。
雷や夕立、祭や夏花、他にもたくさんあります。
もっとわかりやすいものも紹介します。
アイスクリームや汗、網戸やサイダー、水ようかんや昼寝、蚊帳など、生活の中の季語だと夏を連想しやすいものがいくつもあります。
暑いとアイスやサイダーが食べたくなりませんか?
水ようかん=夏ではないでしょうか?網戸も夏、必要ですよね?
では、この時期に手紙を書く時の挨拶も紹介しますね。
これを「時候の挨拶」と言います。
「立夏の候皆さん、お元気ですか?」などと使います。
また、「夏の気配を感じるようになりました」などと書くのも良いですね。
仕事での手紙には、一般的に『立夏の候~』という使い方が多いです。
人に会った時に「こんにちは。夏が近づいてきましたね」という挨拶をすることがあるかと思います。それの手紙版です。
あまり堅苦しく考えず、季節の挨拶文と捉えてサラッと書けると、大人な文章を書くことができます。
最後に
いかがでしたでしょうか?
難しい話になりました。
でも、季節を表す言葉として覚えておくと、何かと便利です。
私も、子供にビシッと説明して、「お母さん、すごい!」と言われ照れてしまったものの、季節を言葉と合わせて肌で感じていくと、また更に日々を楽しめるのではないでしょうか。
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