まず始めに、引っ込み思案な子供を習い事で直せるか?
それとも、直すことは難しいか?
答えは、子供によって違います。
それじゃあ、習い事をする意味ないの?
こう思われるかもしれませんね。
いいえ、そんなことはありません。
習い事をして自己肯定感を高めることで、引っ込み思案は改善されていきます。
難しい言葉を使ってしまいました。
つまり習い事をして、成功体験を積み重ねていくことで、子供が自分に自信を持てるようになり、やがて引っ込み思案が直っていくということです。
引っ込み思案が直るかどうか?
それは子供により、時間がかかる子、そうではない子がいます。
でも、やらないより、やった方が良い!
それは苦手を克服することでも良いですし、好きなことを伸ばすことでも良いです。
詳しくお話していきます。
引っ込み思案の子供は何が原因なの?
あなたのお子さんが引っ込み思案の原因は、どんなことでしょうか?
私の子供も引っ込み思案です。
でも、小さい頃は積極的でした。
なんでもやってみたくて、人前で話すことも物おじせず、引っ込み思案になるとは思いもしませんでした。
さて、引っ込み思案の原因とは何でしょう?
それは子供の失敗を否定する環境が原因とも言われています。
私は、子供の失敗をすぐに怒ってしまっていました。
また幼稚園や小学校低学年の頃も、大好きな絵を描いていると周りから「下手」と言われたりして、とにかく否定されていました。
踊ることが大好きで、ダンスを習っていました。
でもインストラクターが変わってしまい、新しく担当になったインストラクターと合わなくて、レッスンの度に注意され、それでもできるようにならなくて、嫌味も言われるようになり…。
そんなことの積み重ねで、結局そこは辞めてしまいましたが、未だにあそこでの体験は、子供の自己肯定感を一番下げてしまった環境だったと思います。
それまでは明るくて、誰にでも話しかける子だったのに、高学年になる頃には自分からは友達の輪に入れなくなっていました。
小さい頃から、失敗を周りの大人から怒られ。
大好きな絵を描いているだけで、周りの子供から下手と言われ。
大好きで習っていたダンスを、新しく担当になったインストラクターから怒られ、嫌味まで言われるようになり。
これの積み重ねで、引っ込み思案になってしまったのです。
でも、少しずつですが、克服してきました。
成功体験を増やしていったのです。
引っ込み思案を直すには、褒めて成功体験を積み重ねる事が大事!
あなたのお子さんは、どんなことが好きですか?
反対に、どんなことが苦手ですか?
習い事というと、苦手を克服するというイメージではありませんか?
もちろん習い事をすることで、苦手は克服できることもあります。
でも、得意を伸ばして成功体験を積み重ねることも大切です。
そのことで、引っ込み思案を直していくことが可能です。
私の子供は、水泳が大嫌いでした。
小学生になるタイミングでスイミングスクールに通わせたかったのですが、更に嫌いになって、学校の授業も受けたくなくなったら困ると思い、入会を諦めました。
しかし春休みや夏休みの短期教室に友達が誘ってくれて、その子が行くなら!と、娘は楽しく通いました。
そこで水中にもぐることができたり、けのびができるようになったり、大人から見ると些細なことでも、それをコーチに褒めてもらって、もっと他のこともできるようになっていくという小さな「できた!」の積み重ねで、自分に自信がついてきました。
ここのスクールに通いたい!
そう娘が言ったのが、小3の夏休みの短期教室が終わった時でした。
小2の夏休み、小3になる春休み、小3の夏休みと、計3回水泳の短期教室に通い、ここならできるようになる!と自信がついたようで、自分から習いたいと言ったので入会しました。
なかなか検定に合格できない時もあったり、スイスイ合格できる級もあったりしました。
今、中1で四泳法で100メートルタイム級に挑戦中です。
幼稚園くらいから習っている子達は、中学生になるとこの級よりももっと上の級に挑戦しているので、まだまだたいしたことはありません。
そのことに劣等感もあったようです。
しかし中学生になり、いくつかの小学校が合体すると、どうやら近隣の他の小学校は水泳を習っている子が少ないようで、自己紹介の時に『水泳が好きです。100メートルのメドレーを練習中です』と言ったら「すごい!」という声がたくさんあったようです。
娘はすっかり自慢げに、私に話してくれました。
小学生の時は、その級だと逆に「まだ、そこなの?」「やばいよ」などと否定され、頑張っているのに劣等感だらけだったのが、今は「すごいね」と言ってもらえる環境になり、もっともっと頑張る!という気持ちになってきました。
たったそれだけのことで?
と、思いますよね?
でも、子供にとって学校というコミュニティは、大きな影響を与えます。
もちろん今は私も、子供の失敗を怒らないように気を付けています。
こうして子供の世界で否定をされない環境、家庭でも否定しないような声掛けを心掛けていった結果、少しずつ小さい頃のような積極性が出てきました。
また子供同士の世界では、どうしても否定されることは今後もあるので、その分家庭では褒めること、否定されたことについてのフォローも心掛けていかないとなりませんね。
まとめ
いかがでしょうか?
引っ込み思案は、決して悪いことではありません。
苦手を克服も良いですが、得意を伸ばしたり、失敗も上から怒るのではなく、どうしたら失敗しないのか考えたり、小さなことで良いので成功体験の積み重ねで自分に自信を持って、引っ込み思案は直していけます。
時間はかかるかもしれませんが、少しずつ取り組んでみましょう。
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