仕事でもプライベートでも連絡手段としてかかせないメール。
ビジネスシーンでは、社内の人や取引先の人とメールでやりとりする機会が多いですよね。
相手から送られてきたメール文書で、改行の多い人っていませんか?
メールを読むデバイス(機器)はその人それぞれです。
自分はパソコンで読むことが多くても、相手は外出中でタブレットやスマホで読むこともあるでしょう。
改行の多いメールは受け取る側のデバイスによって、見づらく読みにくいものになってしまいます。
メールで相手に何かを伝えるとき、わかりやすく書くことも大切ですが、文章の見た目(視覚)を整えることも大切です。
句点(「。」)ごとに改行を入れたりパソコンのメール画面上で行の終わりを揃えようと、右側にくる度に改行したりするとタブレットやスマホでは読みづらくなります。
また改行が多くなると、文章が縦に長くなるのでグリグリとスクロールする手間が出てしまいます。
あなたのメールは改行が多い人になっていませんか?相手にとって読みやすいメール文書が作れるよう、ここでいま一度チェックしてみましょう。
メールの改行で文字がずれる不自然な改行の原因とは!?
メールを受け取ったとき、「何だか不自然な場所で改行が多くされているな」とか、「どうしてこの文字からずれるんだろう」というような経験があるでしょう。
なぜこのような現象が起きてしまうのでしょうか?
お互い使用している機器がパソコン同士やスマホ同士というように、双方が同じものを使用していれば同じ場所で改行されているので問題ありません。
でも仕事のときなど、相手が何の機器でメールを読むかわからないときは少し注意が必要になります。
パソコン、スマホ、タブレットなどは、メール画面を開くと表示される横幅(一行に表示される文字数)が異なるのです。
各デバイスのメール画面は自動的に見やすい箇所(文字数)で改行される仕組みになっています。
ですからメール作成者が改行した箇所と、受信者側のデバイスが自動的に改行してしまう箇所が発生するのです。
この二つの現象が起こることによって、受信者側で改行の多いメールになってしまうのです。
不自然な場所で文字がずれてしまう原因も、同様の理由になります。
メールの改行はその改行方法でスマホでも見やすい改行を作る!
パソコンでもスマホでも読みやすいメール文書を作るにはどうすれば良いでしょうか?
ここでは、ビジネスシーンで考えられる「パソコンから送りスマホで受信する場合」について考えてみます。
スマホ(私はiPhone使用しています)になると、メール画面を開いたとき一列に表示される文字数は20文字(機種により誤差あり)です。
これを考慮してメールを作成します。
20文字なので、一行がどの程度になるかというと
あいうえおあいうえおあいうえおあいうえお
あいうえお4回で(5文字×4回)20文字ですね。
ひとつ例文を作成しました。以下の例文をパソコンからスマホでも見やすいように作成すると次のようになります。
<例文>
いつもお世話になります。
次回の合同勉強会の日程が決まりました。
皆さまのご参加お待ちしております。
日程 ○月○日(○曜日)
時間 13:00~15:00
場所 ○○○室
例えば上記の文書をパソコン同士で読む場合は、
「次回の合同勉強会の日程が決まりました。皆さまのご参加お待ちしております。」と
一行で続けて書いても良いでしょう。
しかしスマホで見る人もいる場合、一文を短く20文字程度で改行すると見やすくなりますね。
ですが、「一行20文字なんて考えながら書くのは大変!」「短い文章ならできるけど、長い文章では無理です!」そんな声ももちろんありますよね。
確かに文書を書くたび「いち、に、さん、・・・」と数えていては不効率。
時間がいくらあっても足りません。
そんなときは、一層のこと「改行しない」という選択もアリです。
送信者側が文章を改行せず続けて書くと、受信側のデバイスで自動的に改行されることになりますね。
すなわち少ない改行で相手に届くのです。
ただしこの機能を利用する場合は、ある程度文章の区切りで空白行(文章を何も書かない行)を作ると良いでしょう。
空白行を作ることにより、文章の詰まりすぎを防ぐことができます。
まとめ
メールの改行について考えました。
これを機会に私のスマホに届くメール(DMやメルマガなど)に関して、改行の使い方や空白行の入れ方について調べてみました。
するとDMやメルマガのような長文のときは改行を使用せず、ある程度文章の区切が良いところで、空白行を入れるというメール文書が多くありました。
空白行が入ることにより、メールの見た目も良く長文でも圧迫感がなく読めます。
メールは受信者がどのデバイスで読むかわからないことが殆どです。
大切な内容をわかりやすく見やすく相手に伝えるために、メールの改行についていま一度見直してみましょう。
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