中学生に参考書は必要?実は教科書だけで大丈夫な訳とは!?

子育ての悩み

お子さんが小学校から中学校に上がった時、同じ義務教育の範疇とはいえ、学習内容も各科目でかなり分野が多岐にわたっていたり、内容も段違いに深く難しくなったり。

 

「うちの子、大丈夫かしら…」と心配にもなりますね。

 

学校ごとに採用する教科書がそれぞれ違っていたり、授業内容ひとつをとっても、先生によって深く教わる部分が異なっていたり、中学校は、小学生の頃よりもさらに大きな幅があるもの。

 

ですから教科書と、学校で配布されるような資料集だけで大丈夫なの? という不安もありがちなもの。

 

しかし、実は参考書は無くても、教科書だけでも十分、大丈夫なのです。

 

むしろ、教科書と参考書を一回ずつ勉強するくらいなら、教科書を二回勉強した方がしっかりと身につきやすいです。

 

ただし、そこにはもちろん例外もあります。

 

例えば、「授業で習う程度の内容では物足りない」「高校受験の対策が必要」、または「授業についてゆくのが大変」などの場合…

 

今回は少しだけ、そういったときに参考になりそうなお話をしてみますね。

 

スポンサーリンク

中学生の参考書の選び方は何を目安にすると良いのか!?

先ほど、中学生には参考書がなくても教科書で十分。

ただし、条件が変わってくればそれは別。というお話をしました。

 

それではその条件ごとに、選ぶ参考書の目安を少し解説してみます。

 

学校の授業以上が必要、および、高校受験対策が必要である場合

まずは、教科書はもうすでに全部理解できた。

この程度では物足りない。

 

そういう時。

 

そうしたお子さんにはどんどんレベルの高い参考書を与えてあげて、能力も成績もともに伸ばしてゆくべきですね。

 

そしてもうひとつの場合。

 

通常、公立の高校の場合は、よほどの難関校でなければ、同じく公立の小中学校で学んだ内容の理解と、プラス、多少の応用が出来ていれば大半は合格可能です。

 

その応用問題も、例えば過去に解いたことがあるような問題を基礎としたその発展形。ちょっと難しいなと感じたことがある問題の、数字がちょっと違うだけ。という形で出ることが大半です。

 

逆に私立の名門校となると、それだけでは難しくなります。

 

何しろその学校独自のカリキュラムや指導内容があり、出される入試問題にも癖が強いとされるものが多かったりします。

 

ですから、そうした学校への入学を希望している場合は、その『志望校の受験内容に合わせた参考書』を可能な限り早くから入手し、解法などを練習しておくと、万全の状態で受験に挑むことが可能です。

 

授業についてゆくのが大変な場合

小学校よりも中学校の方が授業の内容は多岐にわたり様々なことを学ばねばなりません。

 

授業を毎回きちんと聞いてノートを取り、予習復習を絶対に欠かさずに毎日過ごしてゆける。そんなことが可能ならばそれだけで十分かもしれませんが、それこそ子供の興味だって色々な方面に向けられるもの。勉強だけで中学生生活を送れる子など滅多にいません。

 

さらに、例えば体調不良でのやむを得ない欠席をしてしまった日に、とても大事な箇所を授業で話していた…なんてことも起きますし、そこを空白にしたまま次からの授業を受け続けても、内容がピンとこない…の繰り返しということにだってなりかねません。

 

そんな場合に役に立つのが、『教科書の補足としての参考書』です。

 

参考書とは、その名称通り「参考」にする「書物」。

 

授業で先生が大事なポイントとして教えてくれる箇所や言葉、そうした内容が項目ごとにまとめられているので、最低限そこを押さえておけば授業にもついていけるのです。

 

スポンサーリンク

中学生の参考書のおすすめは選び方の目安で変わる!?

中学生向けの参考書を出版している会社はとても多く、それらが出している参考書も、基礎をきちんと押さえてゆくものから、難関校の受験問題を掲載するかなりのハイレベルなものまで色々と存在しています。

 

ですから、その中で万人に「これがオススメ!」と全力で推薦できるものは存在しません。

 

ただし、選ぶときの目安にするべきポイントはいくつかありますので、それをご紹介します。

 

基本的には以下の通りです。

 

受験対策:教科書の把握が十分な場合

  • 受験校の過去の試験内容や傾向がわかるもの
  • 応用問題がやや多めにあり、それに対しての解説・解答が詳細なもの

 

基礎対策:教科書の把握がイマイチである場合

  • 使用している教科書準拠のもの
  • 基本問題が多く掲載されており、それに対しての解説・解答が詳細なもの

 

また、選んではいけない参考書もあります。

最近ではほとんどありませんが、問題に対しての解説があまりにも簡略化されていたり、きちんとした解答や解説がついていない場合、その参考書は絶対に選んではいけません。リユース品を選ぶときにも、別冊解答がある場合はそれが付属しているかを確認すべきです。

 

教科書の内容で落としてしまった箇所があるとき、参考書の解説部分はとても大事です。そこには解法や理屈を理解するための鍵があるはずですから。

 

また、教科書以上の応用が必要なときにも、解説はさらに大事です。中学校では授業時間内に教わることができないことを、自分の力で理解して解けるようになるために、ステップとなる手がかりは必ず大切になるからです。

 

また、上記に挙げた例とはまったく別の観点からですが、

 

  • 参考書を、購入前に本人が手にとって見比べて選ぶことが出来たら最も望ましい

 

というポイントも、私は付け加えておきたいと思います。

 

何故なら参考書と本人の相性というものも、実は案外大事なもの。

 

どんなに良い本で、万人がおすすめするような物があったとしても、本人が“なんとなく”好きじゃない、“なんとなく”読みにくい、となると、開くことすらしなくなります。

 

ですから、可能なら品揃えが豊富な大き目の書店で、本人が実際に手にとって開いてみて選ぶということができるのなら、それが一番正しい選び方ではないかと思うのです。

 

まとめ

私自身は、中学生の頃には学校の教科書だけで十分、参考書なんて不要だと思っていました。

 

しかしよく考えてみたら、それまでに公文式で算数を長くやっていたために、数学は学校で習うその先まで教材まで進んでいたり、その繰り返しの訓練で計算速度がかなり速かったりしたこと。

 

また、高校入試前、中学三年生の夏休み以降には、土日だけは受験対策のために塾に通っていたということもありましたので、やはりそれなりに受験に対しての準備はしていたのですね。

 

参考書というのは、学校の教科書の内容の補足、そして参考にする副教材のようなもの。

 

でも、それの利用の仕方を中学生のうちから知って使いこなせるようにするという意味では、早めに手に触れるようにして慣れておくのも良いことだと申し上げておきます。

 

実は私は高校入学後から参考書などを利用するようになりましたが、その存在自体にちょっと戸惑ってしまい、十分使いこなせたという自信が未だにありませんから…

コメント

タイトルとURLをコピーしました