2020年度の大学入学共通テストからTOEICが撤退するという発表がありましたね。
TOEICは、受験生も英検(実用英語技能検定)に次いで2番目に受験する人数が多くて、とても人気がある試験ですね。そして、民間試験の中では比較的受験しやすい馴染みのある試験なので、大学入試のためにもTOEICにターゲットを絞って学んできた学生さんが多いと思うので、とても気になるニュースですよね。
2018年にTOEICが大学入試共通テストに活用されるというニュースを知った時は、私が学生の頃と比べるとだいぶ新しい流れがやってきたなと思い、高校生の姪っ子には「TOEIC対策をしたら英語は大丈夫だよ!」とか、「TOEIC受けてみたら?」などと気軽に薦めていました。
今回、TOEICが大学入試共通テストからの撤退が決まったことで大学入試にどう影響が出てくるのでてくるのでしょうか?
TOEICが大学受験に取り入れた理由とは?
どうして大学入試共通テストに「民間英語検定試験を取り入れるのだろう?」って思いませんか?
民間試験がTOEICの他にも7試験あることで公平性にかけるのでは?とか、民間の試験がどのように採用されたのか?と、感じている人もいらっしゃるのではないでしょうか?
その理由は、2018年3月に文部省と大学入試センター試験の有識者が審査をして、学習指導要領に沿っているとして認定されたという経緯があります。
そして、いずれの試験においても、「読む」「書く」「聞く」「話す」という4つの技能を測る試験であるので、日々これらに重点をおいて学んでいる高校生も受験することが可能になったという背景もあるようなのです。
また、受験生は、入試までに民間試験を最大2回受験でき、どちらか成績の良い方を、大学側に提出できるのはメリットです!すなわち、チャンスが2度あるってことですからね!
しかしながら、民間試験でメジャーなTOEICが撤退するのは、それなりの理由があるのでしょうか?
高校生の姪っ子も真剣ですし、私も伯母としてはTOEICの学習を薦めてきた以上、他人事ではないとても気になるニュースなので、私も困惑していました。
IIBC(国際ビジネスコミュニケーション協会)によると、撤退理由として、大学入試共通テストに活用されることでの業務の複雑化を理由にしているようです。
やはり、受験生の人生も関わってきますしね…。
IIBC側の業務もだいぶ変わってくることと思います。また、従来通り受験される個人が、実力を測るテストとはかなり意味合いが変わってきますし、テスト自体の重みも増すでしょうしね。
ここから、大学入学共通テスト活用の民間英語試験についてもっとクローズアップしていきますので、興味のある方は引き続きご愛読ください。
今後TOEIC以外で大学受験の対策とオススメの参考書は何がイイ?
私が高校生の時は、書店に足しげく通って、自分に合った参考書などを購入することがメジャーでした。
今では、書店の他にもインターネットを通じて閲覧したり、レビューなどを参考にしたりして入手することも可能ですよね。また、その他にも学ぶ側としての対策は何かないものでしょうか?
調べてみると、GTEC(ジーテック)を実施するベネッセコーポレーションやTOEFLiBTをおこなうETS(エデュケーショナル・テスティング・サービス)では、参考書を発行するとのことです。こちらについては、賛否両論があるようですが、試験問題担当者と対策本などの担当者を分けるなどした配慮がされるようですね。
さらに、過去問題も公開するとのこと!です。しかし、こちらもさまざまな意見が飛び交っているようですね…。
まとめ
大学入学共通テストへの民間英語試験活用についていかがでしたか?
TOEICは、撤退をするものの、その他の試験については継続して活用されるので、学生さんにとっては、まだ選択肢が複数あるという点に関しては良いのかも知れません。
また、他の試験にも自身の可能性を見いだしたり、他の民間テストについて知ることや可能な限り受験することによって、視野を広げることができる点などを踏まえて考えると、実力を上げるきっかけになるかも知れないと思ったりしています。
個人的には、TOEICの活用が復活してほしいと願ってはおりますが、それよりも受験生の皆さんにとってよりよい環境や手段で受験していただくのを心から願って止みません。
そして、大学入学共通テストへの民間英語試験活用に関しては、まだ始まったばかりですが、受験生の皆さんが安心して受験できる環境がしっかり整い、定着していけばいいですよね。
コメント