最近増え続ける虐待。その原因は、育児放棄にある。では、育児放棄にはどんな支援がありますと思いますか。
札幌市の事例から考えてみましょう。
子供が泣き止まないとか何回言っても聞いてくれないことや夫が子供の世話をしてくれないことなどにより自分を責めてしまう。
ストレスが超たまりまくり仕方なく子供に暴力を振るう。
そんなことでは、母親の心がもたない。
もうストレス爆発寸前!!と思う人はいますか。
そんな人にぴったりな施設があります。
それは札幌市にある民間施設「麦の子」です。
もともと障害のある子供や親の相談をしたり支援をしたりしています。
その中に「グループカウンセリング」があります。
同じ悩みを持つ親同士が話し合うことで悩みを共有することが目的です。
この麦の子では1年365日、24時間いつでも子育ての相談をすることができます。
未来を背負っていくような子供を救うことで母親も救われます。
育児放棄の理由は自分の許容範囲を超えずに現実を見て!!
現代の日本の子育ては、理想を追求しすぎています。
毎日子供が喜ぶキャラ弁を母親は作らないといけない。と感じている人が多くいます。自分も働きながら更に子供のご飯の用意をしてお風呂を沸かして…と無限にやることが増え続けます。
毎日限界なのに、キャラ弁を作る余裕ありますか?別になくても生きていけますよ。
私も幼稚園の時に遠足でキャラ弁を持って行って、楽しみにしていたお弁当を食べる時間になるとキャラ弁が崩れてぐちゃぐちゃになったことがあります。
理想を言えばきりがないですよ。
毎食のご飯は手作りで美味しいものを作る。
毎日朝早く起きてキャラ弁を作る。
自分より子供優先…
こんなことをしていると鬱とか最悪の場合には自殺してしまいますよ。
だから、理想を捨てて自分の許容範囲内でできることをする。
自分は自分。他人は他人です。
出来ないことは、ほかに頼む。
またはやらないという選択肢を持ったほうがより豊かに人生生きることができます。
国会も「子育て」を深く議論してほしい。
「子育て」と抽象的に言っていますが、虐待を減らすために札幌市のグループカウンセリングの事例を紹介することでもっと人々に認知されます。
もっと議論しても良い問題です。
育児放棄をさせない為に皆で相談する「グループカウンセリング」を。
全国に育児をしている母親同士・父親同士で「グループカウンセリング」をしたらもっと虐待は減ると私は考えています。
虐待をした親というのは、自分は子供のことで結構悩んでいるのだけれども、相談できないというジレンマを抱えています。
その悩みを「グループカウンセリング」で言うことができれば、周りはその悩みを共感してくれます。
そしてまた新しい糸口が見えれば自分の世界が変わってきます。
新たなコミュニティができれば、世代を問わず交流することができストレスが少し減ります。だから肩の荷が降り楽な気持ちになります。
急に全国では無理なので試験的に何箇所かでテストしてみる。
その評価を匿名のアンケートで行い良ければ次はカウンセリングをする会場を段階的に増やしてみる。といった方法が良いと思います。
グループカウンセリングを企画するなら、ただ喋るだけではなくておつまみやコーヒーなどを飲みながら話すとカフェ感覚で気軽に話せる環境もリラックスできて話しやすいと考えています。
育児放棄の問題は母親だけではなく父親にも「グループカウンセリング」が必要?
では、父親って「グループカウンセリング」いるの?って感じている人いますか。
父親も必要ですよ。
なぜなら、子育ては母親だけだともたないのは当たり前だからです。
だからこそ、サポートが必要です。
現在、子育てをしている父親はイクメンとかでもっと家事をしないといけない。でも、仕事が忙しくて家事は妻任せ。たまに家事をやっても妻に怒られるばかり。
なぜ生きているのだろう?と思う。毎日が憂鬱な気分。
そんなとき父親同士でも悩みを共有すれば母親と同様にストレスが軽減していくと思います。
子育てだけなく仕事でも良いと思います。
うちの部下が入社2年目でまだ仕事に慣れていない部分もあるが今後どうすればいいのか?といったことでも話すと楽になります。
母親のときも同様に子育てには第三者の目が必要です。
子育てをしている母親ばかり見ているのではなく、普段焦点が当てられない父親にも
目を向けていくことも重要です。
まとめ
虐待を減らしたい。誰もが感じていることです。
でも、現実は子育ての環境が改善されていない。
むしろ、悪化しているかもしれない。
一番重要なことは、母親は○○であるべきであるという先入観を捨てることが大切です。そうは言っても急には自分の考え方を変えられない。
だからまずは「グループカウンセリング」のような気楽に子育ての親が話せるような場所を試験的に導入すべきです。
更に、父親も子育てをする上で欠かせない存在であるから一緒に考えることも今後の虐待を減らす1歩だと考えています。
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