小学校1~2年生くらいの小さい時は、積極的だったお子さんも高学年・中学生の学年が上がるごとに引っ込み思案になっていくことってありませんか?
私の娘が、まさにそうなんです。
小さい時はとても積極的で、いろんなことをやってみたくて学校でもたくさん手をあげていたのに、高学年になってから急に引っ込み思案になってしまいました。
諸々心配で担任の先生に相談したこともありました。
中学生の今、また積極的になってきました。
子供って、コロコロ変わるものですね。
詳しくお話をしたいと思います。
引っ込み思案の中学生は習い事で改善できる!?
あなたの子供さんは、今なにか習い事をしていますか?
中学生になると勉強や部活が忙しくなって、習い事はやっていないという方も多いかもしれませんね。
うちの娘は小学生の時から習い事をしていたものを続けたいのと、中学にやりたい部活がないという理由から、活動日数の少ない文科系の部活に入り(もちろん興味があり入りました)、習い事を継続することにしました。
現在、週1部活、週2~3習い事という生活を送っています。
その他に委員会もあるので、のんびりした娘にはほどよく忙しく合っているようです。
さて本題に戻ります。
習い事で引っ込み思案な性格が改善できるか?
そんなの無理!
そう思いますか?
そうですね。
正直、やってみないとわからない。
変われる可能性ですか?
十分ありますよ。
私の娘がそうです。
周りの子供さんも、たくさん見ています。
何を習ったらいいの?
そう疑問に思いますよね?
実はソレが難しいところです。
コレを習うと良いよ!というものはありません。
あなたの、子供さんに合ったものを選んでください。
水泳が良いかもしれません。
書道が良いかもしれません。
そろばんが良いかもしれません。
ダンスが良いかもしれません。
テニスが良いかもしれません。
他にも、空手や柔道、絵画や茶道、ピアノ等々。
中学生が習えるものは、たくさんあります。
私の娘は、水泳を習ったことによって改善されました。
一方で、娘の友達は水泳を習ったことで更に引っ込み思案になりました。
ですから、コレを習うと良いですよ!という習い事はありません。
もう少し詳しくお話させてもらいます。
私の娘は、小3の秋からスイミングスクールに入会しました。
もともとプールは大嫌いで、習うなんてありえない(*´Д`)
という子でした。
でも夏休みなどの短期教室など数日間限定で通わせてみたら楽しくなり、また学校の体育でも泳げない自分が嫌で、習いたいと言いだして入会しました。
けのびから始まり、背泳ぎにクロール、バタフライそして平泳ぎ・・・途中、何回も挫折しそうになりました。
そこで退会していたら、引っ込み思案が改善されることはなかったと振り返ります。
どうしても行きたくない日は休んだりしましたが、それでも通い続けて、できないことができるようになる達成感を知り、喜びを学び、それの繰り返しで自信を持てるようになってきました。
そうすると、だんだんと引っ込み思案ではなくなっていきました。
反対に、スイミングスクールに通って引っ込み思案が改善されなかった友達の話もさせてもらいます。
その子供さんは習いたくないと言っていたものの、親御さんが良かれと思って入会させました。
そこは地域でも、かなり厳しいことで有名なスクールでした。
上手になりたいという気持ちがないまま無理やり通っていたのです。
どう思いますか?
大人でも嫌になりますよね。
スイミングの翌日は、よく幼稚園を休んでいました。
それでも、辛いことを乗り越えさせたいと親御さんは頑張って連れていっていましたが、習い事のことで幼稚園を休むことが続くなど本末転倒となり、スイミングスクールは退会しました。
小学生になっても中学生になってからも、引っ込み思案が改善されることはありませんでした。
やりたくない→無理やり連れていかれる→できるようにならない→コーチは怖い→行きたくない→疲れる・・・嫌になりますよね。
それでも少しでも楽しみがあれば良かったのかもしれませんが。
この友達の親御さんの方針がよくないというわけではありません。
厳しいスイミングスクールの方針がよくないというわけでもありません。
同じスクールに親御さんの方針で通って、子供はイヤイヤでも、泳げるようになって楽しくなっていく子もたくさん見ています。
でも、その子には合っていなかったということでしょう。
だから何を習ったら良いのかは、それぞれ違うということです。
うちは、厳しいのは嫌がるのがわかっていましたし、選手にさせたいわけでもないので、楽しく長く続けられる方が良いと考えて、地域でもゆるいことで有名なスクールに入れました。
とは言え、練習が大変なことも、もちろんあります。
反対に楽しいこともあります。
そうやってがんばれた結果、今に至っていると考えます。
引っ込み思案は中学生を改善するべき?そのままではダメなの?
そもそも引っ込み思案は改善しないといけないのでしょうか?
そんなことありませんよね?
あなた自身は、積極的ですか?
あなたの、周りに引っ込み思案の方はいませんか?
引っ込み思案って決して悪いものではありません。
積極的な人がいて、そうではない人がいて。
だからこそ社会は、成り立っているのです。
先ほど、私の子どものことをお話させてもらいました。
小さい頃は、とても積極的だったのに、大きくなるにつれて引っ込み思案になっていきました。
どんどん引っ込み思案になっていくので心配になり、担任の先生に相談したことがありました。
すると・・・先生は、どんなことをおっしゃったと思いますか?
色々なことを経験していくことで、自分にできること、自分には難しいことが、お子さんなりにわかってきたのだと思います。
自分のキャパがわかってきたのではないでしょうか。
お母さんから見ると引っ込み思案になってきたように見えるかもしれませんが、彼女は今でも積極的な面はありますし、あまり心配しなくて大丈夫だと思いますよ。
こう先生は仰っていました。
なるほど!
確かに、小さい時は色々とやりたくて、でも失敗して悔しかったり、泣いたりしたこともありました。
そうやって経験していくことで、自分の持っている力を理解してきたのかもしれません。
そこで私は、こう考えるようにしました。
無理強いはやめよう。
そうですよね?
無理に「あれ、やりな」「これ、やりな」と子供に言っても、それって子供にとってプレッシャーになると思いませんか?
やってみたいことは挑戦してみてほしいけれど、無理して挑戦しても失敗したら、更に引っ込み思案になる可能性も出てきます。
だから無理する必要はありません。
ただ積極的になりたいという気持ちがあるならば、その手助けとして何かを習ってみることは良いことです。
なぜ習い事なのか?
学校ではない外の世界だからです。
学校内で何かを失敗したら、ダメージが大きくなります。
その点、習い事は学校ではない外の世界のコミュニティなので、また違った交友関係もあり、趣味など共通の仲間が見つかります。
また指導者はその道のプロなので、学校とは違う指導法もあったりして、苦手なものもできるようになったり、得意なことはグンと成長できるチャンスでもあります。
習い事はやってみたい好きなことでも良いですし、苦手を克服したいという選び方でも良いです。
何かができるようになったり、好きなことが伸びると、人は自信を持てるようになります。
この自信を持つことが大切です。
ただし習い事を始める時は、口コミや近所の噂話だけでなく、実際に自分で足を運んで、できれば体験してみて、自分が通ってみたいと思えるスクールを探してくださいね。
モチベーションが下がるスクールに入ると、よくなるどころかどんどん引っ込み思案になりかねません。
その点、注意してください。
まとめ
いかがでしょうか。
引っ込み思案について。
何かを習うことで改善できるかどうか?
それは、出来る場合もあるし、できない場合もあります。
お子さんに合う習い事、お子さんに合う先生、お子さんに合う施設、きちんと見極めてください。
実際に通ってみて、思っていたのと違うと思ったら、辞めて他のスクールに通うのも全然アリです。
うちも、そうでしたから。
楽しく、伸びる、できないことができるようになる、大事なポイントです。
無理して改善する必要はありませんが、積極的になりたいという気持ちがあるようでしたら、お子さんに合う習いごと、そして先生を探すことから始めてみてはいかがでしょうか。
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