子持ち共働きだと、朝から晩まで家事に育児に仕事に追われてあっという間に1日が終わっていく…。
そんな生活を送ってはいませんか?
女性って大変ですよね。
特に家事はやってもやっても、次が出てきて終わらない。
うちの夫は結婚してから数年間、チョーが付くほど何もしない夫でした。
手伝ってといっても
「疲れてる」
「そんな暇ない」
はい?
私が疲れていないとでも?
キレてみても
「じゃあ俺より稼いでみろよ!」
マジですか?
そんなドラマみたいな事いっちゃいますか?
そんなオラオラ夫ですが、「あること」によって今や劇的な(といっても人並み)変化を遂げました。(笑)
我が家の家事(というか全部)しない夫がなぜ家事、そして育児もしてくれるようになったのかをご紹介していきます。
共働きなのに家事をしない夫はどうすれば手伝うようになるのか!?
「うちの主人は何もしない」
と言いましたが、何もしないどころか確実に仕事を増やしてくれていました。
例えば、
歩きながら服を脱ぐため、床に点々と洋服が落ちている。
食べっぱなし飲みっぱなし。
休日も自分の好きな事しかしない。
後片付けはもちろんしない。
まだまだありますが、今考えても腹立つー!
あなたの旦那さんもそんなことありませんか?
「自分の事くらい自分でして!」
「手伝って!」
といっても手伝ってくれない夫にブチ切れても逆効果。
さらに不機嫌が追加される始末。
なんでかなーと考えてみたところ、根本的に手伝わなきゃいけない理由が分かっていない事が判明したのです。
そこで試したのは「手伝って」ではなく
「パパ、おねが~い。一緒に○○してほしい」
そうしたら
「んー。」
と言って動き出したのです。
おお!
今まで動かなかったロボットが動き出したような感動(笑)
後から夫が言っていたのですが、偉そうに「やってよ!」って言われるのが気に食わなかったらしいです。
(そんな偉そうにした覚えはないのですが)
「子どもか!」
でも、よくよく考えたら男性ってそういう所ありますよね。
私からしてみれば、家事や育児は女性だけの仕事ではないと思っているから「パパも手伝って!」と強い口調が出てしまうのですが、女性の仕事と思い込んでいる男性を懐柔させるには真っ向から攻撃しても無駄なんですね。
それからは、「おねがい」作戦で少しは手伝ってくれるように。
でも、まだまだ課題は山積み。
言わなきゃ何も動かず、脱ぎ散らかすのも食べっぱなしも直らず。
「おねがい」だって半分演技だし、ぶっちゃけイチイチ言いたかないですしね。
またもや第2の我慢の限界を迎えた私は、今度は裁判ばりの論争に突入しました。
男性は気持ちを読み取るのが苦手。
そしてヒステリーが苦手です。
(夫の供述)
そこで──
順序だてて、冷静に淡々と「どうして私が家事や育児をやってほしいのか」を説明しました。
私の1日の仕事・家事・育児の時間を算出して、どういう所が大変だからそのうちの数%をお願いしたいという具体的な提案です。
そして、「ここをやって」ではなく、提示した家事の中でどれならやってもらえるかを聞きます。
(うちの夫の場合はこちらであてがうより、自分で選んだ家事の方が今でも長続きしてます。)
最後に「それが破られたらどうするか」という結論に入ります。
我が家は1番
「いつでもシングルマザーが出来る土俵は整ってる(脅迫 笑)」
が効いたようです。
これは夫の性格によって違うと思いますので、慎重に探っていくのがおすすめです。
このことで夫にもどのように考えていたのか聞いてみた所
- 自分の父親がやっていなかったからやる必要はないと思っていた
- 女性が家事をやるという固定観念があった
- ちゃんと説明してくれれば出来ることは協力した(あくまでも自分の仕事ではなくお手伝いスタンス)
- 育児がそんなに大変だとは思っていなかった
という心境だったようです。
その1つ1つを論破していったわけですが、正直ものすごく面倒くさくて大変でした。
普段から全くキレたことがない女性だったらキレてみてもいいのかもしれませんが、大切なのは夫に分かるように伝える事だったもよう。
こんな感じで「分担」は取り付けましたが、そこからがまた大変だったんです。
共働きの家事は「分担しようよ!」ではすんなりといかない!?
うちの場合は主に土日に家事の分担をしたのですが、最初は本当に守られなくて大変でした(笑)
ちょっと催促すると
「今やろうと思ってたよ」
「子どもか!!(2回目)」
絶対忘れてます。
だって催促しないと終日やらないし、私が土日仕事でいないと部屋が泥棒に入られたような有様。
むしろ息子の方が家事してますよ。
「分担したのに結局言わなきゃやらないんかい!」
と思っていたのですが、また1筋の光が…。
ある日、何かいいことがあったのか(逆に後ろめたいことがあったのか)率先して皿を洗う夫。
「珍しいじゃん。何か変なもん食べた?」
と言いたい所をグッと我慢し
「えーやってくれてるの?ありがとう。ほんとに助かるー」
と、ちょー大げさに言いました。
私って大人!!(笑)
そしたら翌週から言わなくてもやってくれるように。
もはや可愛い。
そうです。
彼はやってることに対して褒めて欲しかったんですねー。
息子と一緒!
それまでは「そのくらいして当たり前だろ」と思ってたのですが、それからは「ありがとう」を必ず言うようにしました。
そしたらなんと!
私にも「ありがとう」を言ってくれるようにまで。
「スゴイ。あなた誰?」
って感じ(笑)
家事をする優しい旦那さんから見ると「そんくらいで」って思うでしょうけども、うちにしてみれば大進歩!
そうです。
家事をやらない夫には「その人に合わせた言い方」が重要だったです。
本当に面倒ですが、その蓄積は徐々に効いて最後は自分(ママ)のためになります。
その見極めは夫婦にしかわからないので、キレるといいのか、説明がいいのか、褒めるのがいいのかは試してみないとわかりません。
ただ、褒められて嫌だって人はいないですよね。
「共働きなのだから分担して当たり前」
なのですが、ここは
「協力してくれてものすごい助かってる」
スタンスの方が気持ちよく家事をしてくれます。
トライしてみてください。
まとめ
ここまでくるのに、何年かかかりました。
長い間「家事をやらなくて済む」環境にいた人をやらせるようにするのは大変な作業でした。
でも、今では私が土日に仕事に行っても安心して任せられるようになりました。
まだまだイラっとすることは多いですが、言葉だけは感謝の気持ちは忘れずやっています。
話をしていく中で男性は男性で大変なことが沢山あるとわかったので、お互い
「自分が大変」
ではなく
「お互い大変だから出来る事をしあおう」
というスタンスで臨めたらいいですね。
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