先月29日、新潟―酒田(山形)間を運行する観光列車「きらきらうえつ」の定期運行が終了する、とニュースになりました。
2001年11月23日〜18年間、週末を中心に運行していた「きらきらうえつ」は、“茶屋”と呼ばれた売店やラウンジを車内に備えた所謂『観光列車』。
日本海の海岸線をゆっくりと眺めながらの旅は、観光客からの人気が高かったようです。
この「きらきらうえつ」に限らず、車内の内装や乗車中の食事にこだわった『観光列車』は度々話題となりますよね^ ^
電車での旅は新幹線や飛行機に比べると時間がかかりますが、『観光列車』はそのデメリットを逆手に取り様々な工夫で乗客を楽しませてくれます♪
今回は私も気になる『観光列車』の魅力をまとめてみました!
観光列車の旅で知っておきたい九州の魅力!
そもそも『観光列車』って…?イメージが湧かない方もいらっしゃるかと思います。
『観光列車』の多くは、地方の各駅を結ぶローカル線です。
通常のローカル線と異なるのは、その車内。
ゆったりとした贅沢なシート、その地方の技術や装飾を使った内装。
車内サービスとして提供される食事も、ご当地食材を使用し、名店で腕を振るっていたシェフが手がけたりしています(゚∀゚)
数年前、九州の各都道府県を周遊する豪華寝台列車「ななつ星in九州」が話題を呼びましたが、こちらも『観光列車』の一つです。今年の9月に6周年を迎えた今でも予約を取るのはなかなか難しいようですね…^ ^;
「ななつ星in九州」では、3泊4日(福岡・大分・宮崎・鹿児島)または1泊2日(九州北部)で九州を巡ることができます。
車内は木目調の優しい雰囲気ながら、ゲストルームは全室スイートルームという贅沢仕様。
また、旅行中に提供される食事は豪華そのもの!
公式HPをのぞいてみると、例えば3泊4日の旅1日目の昼食は、“博多前”寿司の名店として知られる「やま中」の大将が振る舞うお寿司。
そして夜はこちらもフランス料理の有名店「ジョルジュマルソー」の総料理長が提供するフランス料理を列車の車内で楽しむことができるようになっています。
このように、ローカル線の電車旅とは思えないほど贅沢にその地方のおもてなしを味わうことができるのが『観光列車』の魅力ではないでしょうか*・゜゚・*:.。..。.:*・
ななつ星in九州
観光列車の旅で関東方面ではどこがおすすめ!?
さて、先ほどご紹介した「ななつ星in九州」は贅沢を極めた大人向けの『観光列車』。
乗車料金も、時期やコース・客室によって異なりますが数万円〜数十万円(!)と気軽に乗れるものではありません…(;´д`)
しかし、全国には手頃な料金でいつもと違う電車旅を楽しめる『観光列車』が様々あります!
その中からぜひ“私も乗ってみたい‼︎”と思った『観光列車』をご紹介したいと思いますヽ(´▽`)/
「フルーティアふくしま」
2015年4月〜運行を開始した「フルーティアふくしま」は福島県は郡山駅を始発とし、仙台または喜多方までを結ぶ『観光列車』です。
1号車にはカフェカウンター、2号車がボックスシート席で座席とテーブルが用意されており、ゆったりと広い車窓から福島の自然を眺めることができます♪
そして「フルーティアふくしま」には女性の嬉しいサービスが♡
列車の名前の通り福島県産のフルーツを使用したスイーツ2種とドリンクのセットがついてくるのです(≧∇≦)
https://www.jreast.co.jp/railway/joyful/fruitea.html
スイーツは季節によってラインナップが異なり、どれも福島県の人気洋菓子店プロデュース。
乗車料金は5,000〜5,200円(2019年10月)。
東北の旅をスイーツとともに楽しめる「フルーティアふくしま」♪
女性だけでなく、スイーツ男子の皆さんにもおススメしたい『観光列車』です(^∇^)
観光列車の旅で関西では古風溢れるモダンな空間が素敵すぎる!
続いて、これからの時期、紅葉も楽しめる京都の『観光列車』をピックアップ☆
「丹後くろまつ号」
観光列車「丹後くろまつ号」は日本三景の一つに数えられる“天橋立”を中心に丹後エリアを巡ることができるようになっています。
http://travel.willer.co.jp/train/tantetsu/
「丹後くろまつ号」、まず惹かれたのはそのレトロで上品な車内。
天然木を使用したという車内、窓に京すだれ、壁には松のデザインが。
モダン的でありながら、日本の建築美が感じられる内装です*・゜゚・*:.。..。.:*・
そしてこちらでは、“スイーツコース”や“ランチコース”などいくつかのコースが選べるようになっていて、コースによって運行区間が異なります。
http://travel.willer.co.jp/train/tantetsu/
天橋立〜西舞鶴間を走る“ランチコース”(11,000円)では、旧日本海軍の海軍割烹料理を現代風にアレンジしたフルコースが振る舞われます。
料理に使われる野菜やお肉も地元産が中心♪
こちらのメニューは2019年10月4日〜2020年2月29日の提供予定となっています。
またランチコースの沿線上にある奈具海岸では15分停車するため、海を眺めながら食事を楽しむことができます( ̄∇ ̄*)
京都の違う一面を楽しむことができる「丹後くろまつ号」。
京都に行った際にはぜひ利用したいです。
まとめ
『観光列車』についていかがでしたか?(・∀・)
旅行代金は、普通にローカル線で移動するより高くなってはしまいますがそれぞれに地元の特徴を活かした工夫がなされており、おもてなしが感じられます。
私は旅行の移動時は乗り物から景色を眺めるのが好きだったりするのですが、『観光列車』のほとんどは客席の車窓が広く取られており、その点にも魅力を感じました☆
今回取り上げたのはほんの一部ですが、調べてみると全国各地に『観光列車』がありました。
多くが週末を中心とした運行であり、また「きらきらうえつ」のようにいづれは運行が終了してしまう列車も出てくるかもしれません。
このような“特別感”も旅行気分を盛り上げてくれますね♪
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