最近よく聞く少子高齢化問題。
その中で発生しているのが介護の問題でもあります。
どんどん若い世代が減り、高齢の方が増えることにより、自分たちで介護をしなければいけない時代になってきましたね。
しかし、そんなこと言ってもなかなか介護をするのは大変なことです。
今回はそんな自分たちの親の介護について、一緒に考えたいと思います。
親の介護で離婚して自分たちの将来まで見捨てる!?
そのようなケースも増えてきているようですね。
ドラマなどでもそのようなシーンを見ることがあります。
でもなぜ介護の話から離婚まで、話が行ってしまうのか?
なぜ離婚せずに暮らせないのか?
色々な疑問点があるかもしれません。
大きく分けて、将来の親御さんの面倒をあなた方家族が見るか、もしくは介護施設などに見てもらうかになると思います。
まぁ、普通に考えればあなた方と一緒に暮らしていければいいのでしょうが、現状はそう簡単ではないそうです。
仮にあなた方がいま一緒に暮らしているのであれば、まだイメージが付くかもしれませんが、いきなり将来親御さんの介護をするために一緒に暮らすとなるとどうでしょうか?
あなたが結婚しているのであればなおさらでしょう。
ただでさえ自分たちの生活リズムがある中で、介護がプラスされると大変です。
言い方は悪いですが、介護のせいで生活リズムが崩され、それに耐えきれなくなり離婚という言葉が頭をよぎるのです。
まだ自分の親御さんならいいかもしれませんが、相手方の親御さんだとなおさら大変でしょう?
自分たちで親御さんの介護が出来る環境、気持ちの覚悟があればいいですが、それが出来ない、もしくは実際に生活してみてダメだから離婚につながるのです。
私の友達もそれが理由で離婚した人もいます。
自分の親御さんの介護が急に必要になり、施設に入れるということが出来ずに自分ですることになり、夫婦の関係が崩れて離婚しました。
このような現状があることも確かです。
介護問題で離婚なんておかしな話のようですが、かなり離婚理由の上位になりつつある問題です。
親の介護が出来ない理由は今と昔の違いにある!?
実際に自宅で介護をするのは大変です、
出来ないなら出来ないでも、しょうがないと思います。
そのために介護施設などが現在増えているのです。
介護といってもどれくらいの内容なのかも人それぞれです、
大半を一人で出来る人もいるでしょうし、常につきっきりの人もいるでしょう。
その度合いによって、あなた自身にかかる負担も変わってきます。
それに介護で悩んでいるのはあなただけではないかもしれません。
実際に介護される親御さんの気持ちも考えなくてはなりません。
よく介護される側の人の気持ちなどをニュースとかで見ると
- 申し訳ない
- 介護施設に行きたい
- 恥ずかしい
などの介護される側の気持ちもあります。
それを無視して自分が介護する方向で進めても、上手く行かないこともあるかもしれません。
スパっと介護施設に頼むという選択肢も、お互いにとっては良いという事もあるでしょう。
まずは親御さん、それから家族とじっくり話し合って、今後どうするのかを確かめたうえで悩んでもいいかもしれません。
どちらにしても、あなたの気持ちと、介護される親御さんの気持ちが良い方で一致するのがベストです。
今の時代だから、介護に関しては自宅であなたが見る、もしくは介護施設で見てもらうなどの選択肢があります。
そして今後は、その選択肢もどんどん減ることになるでしょう。
一昔前は子供が多く生まれていたので、介護も自宅でみんなでフォローが出来ました。
それに介護施設なんてあまりなかったから、嫌でも家で見るしかなかった。
将来は少子高齢化が進み、介護を求める人が増えます。
しかし家で面倒を居てくれる家族がいない、かといって介護の働き手も少ないので、頼る介護施設も減ってくる。
結果、数少ない身内が面倒を見る。
というようになります。
そんな時には地域支援包括センターを頼るのがおすすめです。
しっかりとした知識を持った方がアドバイスをくれたり、介護の度合いにもよりますが、介護の手続きを教えてくれたりします。
それにより、あなたの金銭面・肉体面・精神面の負担を、少しでも和らげてくれることもあります。
一人で抱え込まずに、一度電話してみたり、直接行ってみたりするなどしてみてください。
一つ前の離婚の話も、これでなくなる可能性もあります。
最後に
誰しも介護の不安や悩みはあります。
私にもあります。
私は自分の親には介護施設に入ってもらうように今のうちから伝えています。
もちろん親も了承済みです。
それがお互いのためになると思っての互いの意見でした。
介護問題に正解不正解はないと思います。
どれを選択してもきっとまた新しい悩みが出ます…。
そして年数を重ねれば私たちも介護される側に…。
まずは介護も大切ですが、あなたの今近くにいる将来のパートナーを大切にすることも、忘れず考えてみてください。
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