アシカ とアザラシの 違いは祖先が別?見分け方と生態の違いとは!?

ちょっとした疑問

あなたは動物園や水族館は好きですか?

私は年パスを持っているので、月に一度はどちらかに遊びに行っています。

小動物や小さな魚、象やシャチなどいろんな生き物を見るのはとても楽しいです。

 

ふと思ったのですが、アシカとオットセイとアザラシは体のどんなところが違うのでしょうか?

アザラシは見た目が違うからなんとなく分かりますが、アシカとオットセイの違いを具体的に言葉で説明するのってなかなか難しいですよね。

 

この記事ではアシカとオットセイとアザラシの違いについて詳しく見ていきましょう。

詳しくなれたら周りに自慢できること間違いなしです。

 

 

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アシカとアザラシとオットセイは何が違うの?

 

まずはそれぞれの特徴について見ていきましょう。

 

「アシカ」

  • オットセイよりも大きい
  • 手足の先端が不揃い
  • 耳が小さい
  • 毛が短くつるつるしている

 

「オットセイ」

  • アシカよりも小さい
  • 手足の先端がきれいにそろっている
  • 耳が大きい
  • 毛が多くフサフサしている

 

「アザラシ」

  • 手足は小さくて、アシカの半分くらいの大きさしかない
  • 耳たぶがなくて耳の穴が丸見えになっている
  • 歩けないため地面をはったり転がったりして移動する

 

 

3体の大きな違いとしては、

  • アシカとオットセイは耳がある、歩いたり走ることができる
  • アザラシは耳の穴が丸見え、歩けないのではったり転がったりして動く

ということです。

 

アシカとオットセイは親子かな?と思うくらい見た目はとても似ていますが、特徴を調べてみると明確な違いがあることがとてもよく分かりますね。

 

私がよく行く水族館のショーでオットセイが出てくるのですが、昼寝から起きたばかりだとワンちゃんみたいに毛がフサフサでとっても可愛いんです。

密度が高くてとても温かそうな毛だったので、初めて見たときはとても驚きました。

 

アザラシはアシカやオットセイと比べるとふくよかな体型で体のつくりが違うので、違いが分かりやすいという方も多いですよね。

あの丸々とした体やまん丸の目が、何とも言えない愛らしさです。

動物園や水族館でよく見るゴマフアザラシは体長160~170cm前後あり、近くで見ると意外と大きくてびっくりします。

 

 

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アシカとアザラシとオットセイの祖先が解明された?

 

 

これまでは3000万~4000万年前頃にイタチの仲間から分かれ、陸上で生活していた祖先が海で暮らすようになり、長い年月をかけてそれぞれの進化を遂げたと考えられてきました。

 

福山大の研究グループは、魚・イカ・エビなどを丸のみで食べる海生哺乳類は味を感じる必要がないと考え、多くの生物が進化する中で味覚をなくすことに注目しました。

 

海生哺乳類の味覚遺伝子を調べた結果、アザラシ科とアシカ科・セイウチ科では味覚遺伝子の突然変異のパターンに明らかな違いがあることを発見しました。

 

少し難しい話になってしまいましたが、生物の進化について分からなかったことが解明されていくのはとてもワクワクしますね。

地球上に生きている生物がみんなそれぞれ環境に適応して進化してきた結果、今の姿となって生きていると思うと面白いような、不思議な感じがします。

 

研究者の方々が地道な研究をずっと重ねてこられたから様々なことが解明されているんですよね。

本当に頭が下がります。

 

 

昔は日本にもアシカがいた!

 

かつてニホンアシカがいたことをご存じですか?

昔は日本各地に生息しており、なんと縄文時代の遺跡からニホンアシカの骨が出土したこともあるんですよ。

 

ですが漁獲や駆除で数が激減し、1975年に竹島で2頭が確認されたのが最後となってしまいました。

20世紀初頭の生息数は推定30,000~50,000頭でしたが、人間のせいであっという間にいなくなってしまったのです。

人間の勝手な都合で生態系を壊すというのは、本当に心が痛みます。

壊すのは簡単でも元に戻すことは到底不可能なので、もう元気な姿は見れないのでしょうね。

 

現在は国内の動物園や水族館に6頭の剥製標本が保存されているので、実際の姿を見ることができます。

 

 

アシカとアザラシとオットセイは何を食べているの?

 

魚・イカ・タコ・エビを食べます。

動物園や水族館でエサやりを見たことがある方もいるかもしれませんね。

 

エサは噛むことはせずに丸呑みです。

ちなみに魚は必ず頭から食べます。

それはウロコが引っかからなくて、スムーズに呑み込むことができるからです。

今度アシカを見に行ったときは、エサやりで魚の向きを確認するのも面白いかもしれません。

 

そして、オットセイには意外な一面があります。

ある地域のオットセイは、ペンギンを捕食する場合があるんです。

生きるためには食べなければならないし、必死に狩りをするので、考えれば何も不思議ではないのですが、可愛らしい姿を見ている分びっくりしました。

 

自然界で生き抜くことは命がけで、人間には考えられないほど過酷だと思います。

人間として生きている私達は、食べ物に困るなんてそうそうないですよね。

改めて命に感謝してごはんをいただこうと思いました。

 

 

まとめ

 

 

アシカとオットセイとアザラシは、過酷な自然環境の中で生きていけるよう、それぞれ違った進化を遂げたことが分かりました。

今度動物園や水族館に行かれた際は、是非違いについて注目してみてください。

じっくり見てみると今まで気づかなかった発見があって、もっと楽しくなりますよ。

 

人間も動物もみんな平等な命です。

みんなが平和に暮らせる世の中であってほしいと思います。

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