猿田彦神社という神社をご存知でしょうか?
日本の昔話で、ある方が、天照大御神から葦原の中つ国(あしはらのなかつくに)という日本神話にある世界を収めるという指名を受けます。
そして、天照大御神らが住んでいる高天原(たかあまはら)から、古代の九州地方のことである筑紫(つくし)へ向かう、天孫降臨(てんそんこうりん)を行ったのが猿田彦大神という方です。
その猿田彦大神が聖地として、開拓した宇治の地に勤めていた皇大神宮が立てた神社が猿田彦神社となります。
今回はそんな猿田彦神社での御朱印について集め方や、ご利益について紹介したいと思います。
猿田彦神社の2つの御朱印の集め方とは!?
そもそも御朱印とはどのようなものなのかご存知でしょうか。
御朱印(ごしゅいん)とは、神社そしてお寺で、参拝者の方に向けて押してもらうことができる印章、もしくは印影(いんえい)のことを言います。
押印と同時に、参拝した日付や、神社の名前を墨で書いてくれのが一般的と言われています。
御朱印をもらった後に、押してもらった御朱印を保管しておく「御朱印帳」というものがあります。まるでスタンプラリーみたいですね。
一見地味なように思われますが、有名なお寺の限定の御朱印というものあります。
また御朱印を扱った小説として「アリクイのいんぼう」というものがあります。こちらの小説内のとある章では、いじめと家庭環境に苦しんでいる少女が、御朱印集めにて、願いを叶えてもらおうと奮闘する姿を見ることができます。
さて、そんな御朱印ですが、猿田彦神社の場合はどうでしょうか。
猿田彦神社では「猿田彦神社の御朱印」と「佐瑠女(さるめ)神社の御朱印」の2種類の御朱印を神社内で、押して貰うことができます。
「猿田彦神社の御朱印」には「先に導く」、「旅に出る」という意味があります。
また、猿田彦神社神社の境内にある 佐瑠女神社にも御朱印があり、こちらでは「アメノウズメノミコト」という神様を祀っていると言われています。
猿田彦神社の御朱印の購入できる時間と値段
さて、そんな親と子の関係のような猿田彦神社と 佐瑠女神社ですが、それぞれの御朱印は無料で押してもらえるというわけではなく、押印してもらうために、「初穂料」を払わなければなりません。
それぞれの神社の初穂料を紹介します。
猿田彦神社:300円
授与場所:猿田彦神社の社務所
受付時間:8時30分~17時00分
佐瑠女神社:300円
授与場所:猿田彦神社の社務所
受付時間:8時30分~17時30分
猿田彦神社の御朱印のご利益
御朱印はスタンプラリーのように押印してもらうだけではなく、ちゃんとしたご利益もあります。
今回は猿田彦神社と佐瑠女神社それぞれのご利益を紹介したいと思います。
・猿田彦神社
猿田彦神社は、猿田彦大神が冒頭で述べた険しい道をくぐり抜けて、天孫降臨をしたことから「開運」のご利益があるとされています。
また、江戸時代に伊勢神宮への集団参拝である「お蔭参り」が流行った時に、伊勢神宮内宮の前に猿田彦神社へ参拝することで、道中の道のりを安全に導いてもらえるとの信仰が集まるようになったことから「旅行安全」のご利益もあると言われています。
・佐瑠女神社
佐瑠女神社の神様である「アメノウズメノミコト」は、天照大御神が天岩戸に隠れた際に、激しい踊りで閉じこもった天照大御神を挑発し、結果的に天岩戸の扉を開けます。
このことから、芸能事の上達や、芸能関係の繁盛等のご利益があると言われています。
猿田彦神社の御朱印を買うためのアクセスとは!?
それでは猿田彦神社の御朱印を貰うまでのアクセスはどうなっているのでしょうか?
JR東海 伊勢市駅、近鉄 宇治山田駅もしくは近鉄 五十鈴川駅で下車してからタクシーで5~10分程度で猿田彦神社神社に到着します。
また三重交通バスの猿田彦神社前で下車するのも安く確実と言えます。
神社内に入ってからは社務所で御朱印を押してもらいましょう。
まとめ
今回は猿田彦神社の御朱印について、色々な視点で調査を行いました。
皆様も伊勢神宮を訪れる前に猿田彦神社で御朱印を貰って、旅の安全のご利益を貰うのはどうでしょうか。
また、御朱印の押印自体は年末年始やゴールデンウィークでなければあまり混まないので時間に余裕を持って神社に参拝することができますよ。
コメント