おこわには山菜おこわ、鶏おこわやお赤飯など色んな料理があります。
おこわの他にも同じような料理で炊き込みご飯と混ぜご飯がありますが、その違いは何でしょうか?
簡単に分類するとおこわはもち米を使ったもので、混ぜご飯と炊き込みご飯は白米を使った料理になります。
もち米に出汁がしみ込んでいて、噛めば噛むほど味が出てきて美味しいですよね。
お総菜コーナーや中華の食べ放題などにも必ず置いてある人気の一品です。
もち米を使うなんて難しいんじゃないかと思う方もいるでしょうが、自宅でも簡単にできるんです!
作り方を知ることで、色んなバリエーションのおこわが楽しめます。
蒸し器で作る方法や炊飯器で作る方法など様々です。
ここではおこわの美味しい作り方をご紹介します。
おこわのレシピの蒸し器で「きのこおこわ」を作る時の注意点とは!?
おこわと言えば蒸し器の中に入っていて、蓋を開けると湯気がふわっと出てくるイメージがあります。
蒸し器を使う場合は、まずもち米の性質を覚えておかなければいけません。
もち米を洗米する時は白米のように洗ってしまうと、もち米の粒が欠けやすくなってしまいます。
数回にわけて水を替えながら、軽い力で優しく洗うだけでOKです。
そしてもち米は洗った後、水分を含ませる必要があります。
そのため、蒸す前には6時間から8時間程度水に漬けておきます。
なぜ長時間つけておかなければならないのでしょうか?
蒸し器でおこわを作る合、炊飯器とは違い水に入れて炊くわけではありません。
蒸し器の下に水を入れて沸騰させながら、その沸騰した水蒸気で蒸し上げるのです。
ですから、もち米の中に水分が入っていないと、固い芯が残ったおこわになってしまいます。
もち米の性質がわかったところで、蒸し器を使ったきのこおこわの作り方を紹介していきます。
始めに3合のもち米をさっと洗ったら、ざるに上げて水を切っておいておきます。
フライパンで、食べやすい大きさに切ったきのこを炒めておきます。
次に鍋にだし汁400㏄を入れて沸騰させます。
だし汁に薄口しょうゆ大さじ1杯、みりん大さじ1杯、塩小さじ1/2杯を入れて味を調えます。
そこにもち米を入れて、だし汁を吸わせます。もち米がだしを吸ったら次にきのこを入れます。
もち米の下準備ができたら、次は蒸していきます。
二段になっている蒸し器の場合は、下の段にたっぷりの水を入れます。
その水を沸騰させて、準備をしておきます。
上の段に濡れた布巾を敷き、そこへもち米を平らに入れます。
もち米の中央にくぼみを作ると、蒸気によって水分が調節されるため、もちもちの食感ができあがります。
蓋をして、強火で20分ほど蒸したら完成です。
蒸し終わったら後は、すぐに蒸し器からおろしてください。
そのままにしておくと、せっかくのもち米がべちゃべちゃになってしまうためです。
おこわのレシピで炊飯器を使って簡単に作る「サツマイモおこわ」
自宅に蒸し器がないご家庭もありますよね。実は炊飯器でもおこわが作れるんです。
次は炊飯器で作るサツマイモのおこわのレシピをご紹介します。
準備するものはもち米が3合、サツマイモは大きいサイズのものを1本、白だしは大さじ3杯、酒は大さじ3杯、塩を小さじ1/2杯と水は540㏄です。
もち米は優しく洗って、ざるに上げて水気を切っておきます。
白米の場合はここで米を水に1時間ほどつけておきますが、もち米は違います。
もちもちの食感を出すためには、もち米に吸水させない方が美味しく炊き上がるのです。
サツマイモは一口大に切って、水につけてアクを取ったあと、ざるに上げます。
炊飯器の釜に調味料ともち米を全部入れて、水を炊き込みの3合の線まで入れます。
この時に調味料ともち米、水をよくかき混ぜておくと、味のばらつきがなく均一になります。
最後にサツマイモを乗せたら、炊飯器のスイッチを入れます。
設定は炊き込みモードか炊飯モードにしてください。
白米と同じ水分量だと、べちゃっとした仕上がりになってしまうためです。
炊き上がったら、全体を混ぜて出来上がりです。
出来上がったらすぐに釜から別のお皿に移して、召し上がってくださいね。
そのまま保温モードにしておくと、ぐちゃっとしてしまうので気を付けてください。
また炊飯器で作る場合には、炊く前にもち米と具材を混ぜないでください。
混ぜてしまうと、せっかくのもち米に芯が残ったり味がしみ込みません。
この点に気を付けて作ると、美味しいおこわが出来上がります。
まとめ
最近では、コンビニのおにぎりコーナーでもおこわを見ることが多くなりました。
おこわは腹持ちがいいので、時間がないお昼時に一つ食べるだけでもかなり満足できます。
季節の栗やサツマイモ、山菜を使ったおこわは大変美味しいですよね。
サツマイモのおこわは、我が家でも大人気のメニューのひとつです。
山菜おこわも市販の水煮を使用すると、意外と簡単に作ることが出来ます。
お店で買うおこわも美味しいですが、ご家庭で温かいおこわを作ってみてくださいね。
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