「100日後に死ぬワニ」の結末から考えさせられる事とは!?

ちょっとした疑問

2019年からTwitterで連載が開始された「100日後に死ぬワニ」。

1年以上続いてきた話題の4コマ漫画ですが、主人公のワニが死んでしまう日が近づいている!と話題になりました。

 

3月20日に、最終回である「100日目」が更新されましたが、ワニが道端に倒れているような絵が描かれ、結局死因は明らかにされないラストとなりましたが、その後の作者のツイートからもカウントダウンどおりワニが死んでしまったことは確かと言えます。

 

 

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「100日後に死ぬワニ」のTwitterや SNSで反響を呼んだ理由とは!?

この漫画の主人公のワニはごく平凡な毎日を過ごしており、当の本人や周りの友人たちは彼が100日後死ぬことを知らずに生きている、という設定です。

 

4コマ漫画の枠外には、主人公のワニの寿命カウントダウンが容赦なく記載されており、一見残酷にも思える設定の漫画です。

 

この主人公のワニに刻一刻と差し迫る死を、一年以上Twitterの読者たちが見守り続けてきました。

ほのぼのとした内容の漫画でありながら、主人公の死へのカウントダウンがそっと記されるという斬新な設定から、Twitterやその他の SNSで話題になりました。

 

この4コマ漫画を見て読者の間からは、

「100日で死んでしまう設定なんてかわいそう」

「命を軽視した内容ではないか」

「皆で署名を集めて、ワニが死なないラストにしてもらおう!」

 

など、マンガなので実在しないとはいえ主人公に迫りくる死を受け入れられずにいる方の声が多く聞かれましたね。

 

作者のきくちゆうきさんもそのような声を耳にしたのか、心境は複雑のようで、「ワニの生活が続いてほしいとは思っている」、とワニの生前のインタビューで答えています。

ただ、きくちさんがこのような4コマ漫画を描き始めたのは、単に話題になることを期待してということだけではありません。

 

きくちさんはインタビューで「終わる」こと「寿命」を意識してもらうきっかけづくりをしたかった旨の話をされています。

 

この漫画の読者の中には現に自分自身や家族に余命宣告されている方もいらっしゃるかもしれません。

ただ何歳に亡くなるかの違いはあれど、私たち人間には必ず寿命があり、仕事や育児など、行う何事にも「終わり」があるのですよね。

 

生がある限り、どんなことでもいつかは終わりが来るということを意識して生活することが大切。そうすれば、悪い行いをしているどころではないし、ワニの死を見守ると同時に、読者にも限られた自分の時間を大切にして生きなければ、と作者は考えてほしかったのではないでしょうか。

 

個人的な意見ですが、先に記載したような「この漫画の主人公のワニを署名で死なないことにしよう」などといった声には、私は反対でした。

そんなことをしたら作者のこの漫画に込められた意図は、一体どこへいってしまうのでしょうか。

 

とにもかくにも、この4コマ漫画を読んで「命」や「生死」について思いを巡らす機会が人々の間で少しでも増えるのであれば、その価値は計り知れないですよね。

 

 

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「100日後に死ぬワニ」の最後から動物と人間の生と死について考える

 

この4コマ漫画ではワニが主人公ですが、もしも猫や犬だったらなんて考えると私の胸はもっと痛みを増しました…。私自身が実家や自宅にも猫犬を飼っており、どちらにも人間より短い「寿命」があります。

 

特に実家の猫なんてはもう10歳近いですから、猫の平均寿命を考えると「ああ、あと長くても10年か…」なんて、ふいに考えてしまうことがあります。

このワニのように、我が家のペットたちにも見えない寿命のカウントダウンがあるのですね。

 

寂しくて悲しいですが、ひょっとしたらこの漫画の作者と読者もワニに対して、私の大切なペットたちに対する感情と似たものを抱いていたかもしれません。

 

それにしてもワニは、後悔せず最期を迎えられたのでしょうか。

  • 突然の死に心残りがあったかも?
  • 他者をかばって亡くなったのではないか?

などという憶測も飛び交っていますが、真相は不明です。

 

彼は自身のワニ生(人生?)に悔いなく最期を迎えられたのだと、願いたいものですね。

 

 

まとめ

 

・「100日後に死ぬワニ」が話題になっている理由は、主人公に寿命があるという斬新なストーリー設定である。

・この漫画を読むことで生き物の生と死、寿命や時間について考えるきっかけを持つことが大切である。

・人間だけではなく様々な生物の生と死について考えるべき

 

「100日後に死ぬワニ」まだ読んでない人は読んでみてくださいね。

シンプルで可愛らしいタッチの絵でありながら、考えさせられることがたくさんある漫画です

繰り返しになりますが、私にもあなたにも人生の寿命があります。

 

日々仕事や育児などに追われ、目先の「期限」にばかり囚われがちですが、もしも自分の寿命があと100日だったら?なんて考えたら…もっと、一日一日を大切に生きようと思えますよね。

 

「100日後のに死ぬワニ」は、作者であるきくちゆうきさんのTwitterからご覧いただけます。

Twitter:@yuukikikuchi/

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