突然ですが、〈失業保険〉についてご存知でしょうか?
勤めていた会社を退職した人が再就職までの間、受け取れるのが〈失業保険〉です。
私も結婚する際に会社を退職し、〈失業保険〉受給の手続きをしたのですが、受給資格や必要書類の確認と準備、説明会に認定日…と受給まで何かと長い道のりでした( ̄∇ ̄;)
ここでお話する〈失業保険〉とは「求職者給付」、つまり再就職を目指す人へ支給されるものを指します。
〈失業保険〉は『雇用保険』に加入している人が離職した際に受け取る権利が発生しますが、誰でも受け取れるわけではなく、退職の理由などによっても受給の可否が変わり、さらに所定の手続きを取らなければなりません。
受給には雇用保険の一定の加入期間と就職への積極的な姿勢が必要です。
あくまで「求職者給付」の目的は“再就職のお手伝い”なので、給付中も就職への意思と活動が必要になります(`・ω・´)
失業保険の手続きで必要な書類とその給付までの流れとは!?
では最初に、〈失業保険〉を受給するための手続きについてご説明します。
必要書類
①離職票−1
②離職票―2
③身元確認書類(運転免許証やパスポートなど)
④マイナンバー(個人番号)が分かる書類(通知カードなど)
⑤印鑑
⑥写真2枚(タテ3.0cm×ヨコ2.5cm)
⑦本人名義の通帳(失業保険の振込先)
①と②は退職した会社から貰います。
④は個人番号が記載されている住民票も可。マイナンバーカードをお持ちの方は③は別途不要です。
また先ほどの「結婚による遠方への転居」によって“特別理由離職者”として申請する場合には入籍した事実が分かる書類=戸籍謄本などが必要になります。
ちなみに私は退職にあたり、インターネットで色々と調べた結果、ネット上では「入籍の事実ではなく、退職から1ヶ月以内に住所を変更し世帯主が婚約者になっていれば良し」と見たのでそれを鵜呑みにし、入籍前にハローワークへ行ったのですが…
「結婚するという証明がないと…」と言われてしまいました( ;∀;)
そこで必要となったのが、婚約者からの直筆の証明。
と言っても正式な書式があるわけでもなく、ハローワークから貰った白い紙に婚約者直筆で「○年○月○日に△△と結婚することを証明します」と署名付で書いてもらうだけでした( ˙-˙ )
もちろんネット上の情報も実際に手続きを取られた方のようでしたので間違いではないと思うのですが、もしかすると自治体によって若干異なるのかも…しれません。
初めての受給までの流れを簡単にまとめると、
受給手続き(同時にハローワークへの求人登録)→初回講習会→初回認定日…
となっています。
少しでもスムーズに受給が開始できるように、会社からの離職票はなるべく早く受け取る事と、手続きの際の必要書類は退職理由や状況(または自治体)によって異なる場合もありますので最寄りのハローワークへ事前に確認することをオススメします!
失業保険の手続きはいつまでにするのか!?
受給資格についての説明でも触れましたが、離職の理由は人それぞれです。
倒産や人員整理等による退職を「会社都合退職」とするのに対して、転職希望や結婚・出産、家庭の事情等による退職は「自己都合退職」と呼ばれます。
さて、ここで。
私は先ほど「結婚する際に退職し…」と言いましたが、通常、結婚をして“専業主婦”になる場合には〈失業保険〉給付の対象とはなりません。
私の場合、まず、離職の大きな理由として「結婚に伴い、通勤が困難になる遠方への転居」という事情がありました。
さらに、引越しが落ち着いたらパート等で働きたいという意思もあったので、その旨を伝えて〈失業保険〉給付の対象となったのです(・∀・)
実は、結婚に伴う転居の場合、転居先が遠方で通勤が困難になる場合(往復4時間以上かかる)には“特別理由離職者”に該当し、「自己都合退職」であれば本来あるはずの3ヶ月の給付制限もなくなるんです!
ただこの条件も厳しく、退職から結婚(入籍)までの期間も重要になります。
退職に合わせてすぐに入籍ができれば特に問題はないのですが、遠距離の場合、引越しにかかる時間等も考えると退職と入籍のタイミングはなかなか難しいものです…。
私の場合は、退職→引越し(転出・転入)→入籍の流れを取ったのですが、引越しが落ち着いたタイミングと入籍の日取りを考慮した結果、退職から入籍まで約2ヶ月弱( ;∀;)
実は退職から入籍までの期間が開きすぎていると、“特別理由離職者”に該当しなくなるそうで、私の給付手続きを担当して下さった方は「2ヶ月以内ならなんとか…ギリギリね(笑)」と仰っていました^^;
「寿退社だと失業保険は貰えないよね…」と諦める前に、働く意思のある方はハローワークへご相談を!
まとめ
〈失業保険〉の受給の仕方、参考になりましたか?
少し手間はかかりますが、こうした給付はとても助かりますよね^ ^
給付額・給付期間は雇用保険の加入期間や離職前の給与、退職理由などによって異なります。
もしもの時の〈失業給付〉。
ぜひ覚えておいて頂ければと思います。
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