最近よく聞く『ソーシャルディスタンス』という言葉。感染症の拡散を防ぐために用いられる手段を指します。感染拡大を防ぐために、人と人との社会的距離をとることですね。コロナウイルス患者が増える今、重要になってきている行動の一つです。
そもそもソーシャルディスタンスに効果はあるのでしょうか?そしてそれを後押しする工夫が最近実行されたのですが、どんなものなのでしょうか?
順番に説明、ご紹介していきたいと思います。
ソーシャルディスタンス りそな銀行のユニークな取り組みから感じた事
このような状況を打破する方法として、「最初から障害物をおいておく」というやり方があります。たとえば、カラーコーンを立てておくとか、規制のためのテープを張るなど。
でも、これって少し堅苦しいようなイメージを持ちませんか?
ただでさえ様々な店が規制をしていて肩身の狭い気持ちになっている中、規制のテープや貼り紙を見るとさらに気が滅入ります。たしかに、緊張感が走り「守らなければならない」となるかもしれませんが、恐怖心まで覚えてしまいます。
そんな悩みを解決する方法がありました。
それは、「ぬいぐるみを置くこと」です!!
え?ぬいぐるみ?と首を傾げたあなた。
たとえば、待合室のソファの上に人形が置いてあったら、自然とそれをよけて座りますよね。かつ、ぬいぐるみが「わたし、この席据わってますよー」と言っているみたいでなごみませんか?
この方法をりそな銀行が実行していることで有名になっています。
りそな銀行のイメージキャラクター『りそにゃ』のぬいぐるみを店内の待合室の席に置いていくことによって、自然とソーシャルディスタンスをとる、という方法です。
りそな銀行の一部支店にてこの手段がとられています。『りそにゃ』は見た目が白い猫さんで、とってもかわいいんです!その子が椅子に座っていたら癒されると同時に、隣と感覚を空けよう!という気持ちになりますね。
ただ、これは椅子があるゆえに可能な方法ですよね。スーパーのレジなどの「列を作る」場面でも、癒されるかつ自然と間隔をあけるような工夫ができると感染症対策として今後期待したいですね。
ソーシャルディスタンスの意味と2m距離を離す根拠とは!?
距離を離すことにそんなに意味があるのでしょうか?
実は、人の咳やくしゃみは、自分の半径2メートルほどまで広がると言われています。一回しただけでそんなに飛ぶのですから、飛沫感染を防ぐために「距離をおくこと」はとても重要だと言えるでしょう。
とはいえ、いざ人と距離を置こうと思っても、まわりの人たちが常にそれを実行しているとは限りません。
買い物レジに並んでいたら、すぐ後ろに他の人が並んできた…とか、電車内で他の席が空いているのにすぐ隣に座ってきた…などの経験はありませんか?
自分自身が意識していても、自分の周りが近くに寄ってきてしまったら意味がありません。「どうして遠くに座らないのかな?」「こっちは距離をおいているのに…」と思うものの、なかなか相手に強くは言えないですよね。
私も、「どうして自分は守っているのに、この人は守らないの?」ともやもやした気分になったことがあります。やるべきことをしていても、すっきりしないのはつらいものです。
この状況を解決する方法はないのでしょうか?
次にそのことについてご紹介していきます。
まとめ
とはいえ、もちろんひとりひとりの「間をあけよう」という気持ちが大事です。誰かが嫌な気持ちにならないよう(もちろん自分も嫌にならないよう)、ソーシャルディスタンスを心掛けていくことが必要です。
テレワークになると、空き時間に用事を済ませようと銀行に行くことも増えるかもしれません。でも、現代ではネットでできることも増えてきているので、可能な限りは家の中で完結できるのが良いことでしょう。
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