英検2級の一次試験が終わってホッとひと息つく間もなく、次には二次試験が待っています。
対面試験です!
筆記試験と違ってドキドキしますよね。勉強する時間はあと2ヶ月くらいで、すでに緊張してきます。
私も高校3年生のときに英検2級を受けたのですが、あの時の不安と緊張は今でも覚えています。そんな私でも二次試験に合格できました。
「合格できるかな?」
「二次試験の合格率って低いんだろうか?」
「合格するコツって何?」
などの不安からくる疑問にお答えします。
英検2級二次試験の合格点と採点方法も知る事も対策のうち!
英検2級二次試験の合格点のラインや、採点方法が分かっていると、不安がやわらぐし、試験に向けて効率的に勉強できます。
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二次試験の合格率
日本英語検定協会の2016年までのデータによると、英検2級の合格率は、
一次試験:30~35%ほど
二次試験:一次試験合格者のうち80%ほど
英検2級受験者を合わせて考えると、25%くらいの合格率ですね。でも、注目したいのは二次試験の合格率約80%!
あれ?
けっこう合格してる?そう。二次試験の合格率は高いんです。一次試験に合格していれば、二次試験に受かるのは難しいことではありません。
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二次試験の採点方法と合格点
合格率の次に気になるのは、採点システムです。
一次試験:筆記試験、リスニング、ライティング各650点で、1950点満点
二次試験:スピーキング650点満点
それぞれの合格点は、
一次試験:1520点 正解率82%
二次試験:460点 正解率70%
数字を見ると、一次試験よりも二次試験は正解率が低くても合格できるので、やさし目の採点になっています。
英検2級二次試験は、一次試験に比べて合格率は高く、合格点は低いです。
しかし、緊張して実は英検2級の二次試験で一度落ちてしまった私が取り組んだコツを次でお伝えします!
英検2級二次試験のコツで緊張しても大丈夫な対策は3つ!
さて、具体的に英検2級の二次試験に合格するコツについてお話します。
合格のコツは3つです。
- 答えはテンプレで暗記する
- 実践練習を繰り返す
- 大きな声で答える
①答えはテンプレで暗記する
英検2級の採点基準を見てみましょう。
これは日本英語検定協会のホームページには公開されていなくて、英検を受けた人だけがもらえる合否通知に書かれています。
採点は3つの分野に分けられます。
- リーディング(配点5点):内容がきちんと伝わるように発音できている。文節(意味の区切り)に注意して読めている。
- Q&A(配点)25点:「問題カード」をしっかり理解して、適切な表現で答えている。自分の考えを論理的に述べている。
- アティチュード(配点)3点:入室から退室まで、積極的にコミュニケーションを図ろうとする態度である。
配点の高い「Q&A」では、試験官から4つ質問されます。この4つの質問はパターンが決まっています。
私は次のように、自分で答えることを決めてしまって、それを暗記しました。
Q1. 英文についての質問をされる:英文から答えの文章を読むだけ。
Q2. イラストを説明する:過去形で「誰が~した」という文章にいつやどこでなどを付け
加えて答えるだけ。
Q3. あなたの意見をきかれる:I agree. か I don’t agree. で答えた後にその理由を2文で
答えればいい。
Q4. Yes/Noで答える質問をされる:YesもしくはNoと答えて、その理由を2文で答えれば
いい。
どんな質問がくるかあらかじめ分かっているので、答えを用意しておきやすいですよね。
自分の英文テンプレートを作って覚えていたので、2度目の本番で答えにつまることはありませんでした。
②実践練習を繰り返す
英検の二次試験は対面形式です。
どうしたって緊張します。
私もドキドキしました。
緊張しているときは何もかもが不安です。
「入室したらどうするんだっけ?」
「そもそもノックは必要?」
「いつイスに座ればいいの?」
「難しいことを聞かれたらどうしよう・・」
試験の前に不安のもとになることは、無くしておきたいですね。
そこで役立つのが「実践練習」です。
本番と同じシチュエーションで練習します。
ひとりで練習するときは鏡の前でしましょう。
YouTubeで模擬面接テストの動画をみることもできます。
でも、必ずだれかに試験官役をお願いしておこなう実践練習も、繰り返ししてください。
目の前に試験官役がいるのといないのとでは、緊張感が違います。英語の先生でも、親でも、友達でもいいです。
私も英語の先生を相手に何度も何度も練習しました。本番の試験前にたっぷり緊張しておいたので、自信がつきハキハキと答えることができました。
③大きな声で答える
「大きな声で答える」これ、めちゃめちゃ大事です。
英検2級の二次試験では「問題カード」を音読するのですが、そのリーディングで「内容がきちんと伝わること」が求められます。
緊張していたり、わからない単語が出てきたりすると、つい声が小さくなってしまいます。でも声が小さいと、試験官に伝わりません。
入室の第一声「ハロー!」から大きな声でいきましょう。
まとめ
英検2級の二次試験は、一次試験よりも合格率が高いです。一次試験を終えたあなたは、合格のコツをおさえて練習に励みましょう。
英語で、試験官と会話を楽しんじゃうくらいの気持ちで、自信を持って試験にのぞむといいですね。
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