英検2級の合格点の基準って、何割か知っていますか?
合格点は一次試験で8割、二次試験なら7割以上です。
ただ、合格するにはおさえておきたいポイントがあって、それを知らないと8割以上の正答率でも不合格になってしまうことがあります。
逆に、8割以下の正答率でも合格することもあるんです。
英検2級の合格するポイントと具体的な勉強のコツについて解説します。
英検2級で何問正解すれば合格する?8割ではなくバランスが大事!?
英検は「CSEスコア」という指標を使って採点されて、合格基準が決められています。
一次試験:1520点/1950点満点
二次試験:460点/650点満点
「これってけっきょく何問正解すれば合格できるの?」と思いますよね。
英検2級の問題数は84問なんですが、67問を正答すれば8割の得点をとれるので合格…ではないんです!
単純な「正答数」とは違って複雑な計算がされているため、受験者は自己採点から「合格しているかどうか」を判断するのが難しくなりました。
ややこしいですよね。
私もすぐには理解できなかったので、合格するポイントを2つわかりやすく紹介します。
- 4技能をバランス良く勉強する
- 得意技能は満点をねらう
それでは、説明します。
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4技能をバランス良く勉強する
合格するには4技能をバランス良く対策するのがポイントです。
それぞれの技能で問題数が違うのですが、配点はすべて650点になっています。
英検2級の一次試験の場合
- リーディング:38問/650点
- リスニング:30問/650点
- ライティング:16問/650点
- 合計84問/1950点
例えばリーディングとリスニングで満点の650点をとって、ライティングで0点だったとします。
正答数で考えると84問中68点で8割以上とれているため「合格!」と思うのですが、CSEスコアだと1300点なので、合格基準の1520点に届かず不合格です。
つまり、一次試験はそれぞれの技能で、4割以上の正答数が必要になります。
難しいので、それぞれの技能でバランス良く点数をとらないと合格できないと考えると良いでしょう。
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得意技能は高得点をねらう
それぞれの技能で4割以上正答できるようになったら、自分の得意な技能を伸ばす勉強をしましょう。
その理由は、正答数が高くなればCSEスコアが上がるからです。
リーディングが得意な人もいれば、リスニングが得意な人もいると思いますが、過去問を解いて、自分の得意な技能と不得意な技能を知っておきましょう。
不得意な技能は4割正答できれば良いと考えて、得意な技能は高得点を目標にして勉強すると、試験まであまり時間がない人でも効率よく勉強できますよ。
合格ラインのスコアから、合格するためのポイントを解説しました。
次に、私が実践した具体的な勉強のコツについてお話します。
英検2級をギリギリで合格しない為に合格率を上げる対策は2つ!?
英検2級の合格のポイントはわかったけど、具体的にどんな勉強をすればいいのか疑問に思いますよね。
英検2級でギリギリ合格しない為に合格率を上げる為の勉強のコツを2つご紹介します。
- ライティングとスピーキングのテンプレを覚える
- 語彙力を上げる
では、詳しく解説していきます。
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ライティングとスピーキングのテンプレを覚える
リーディングとリスニングは選択問題なのに対して、ライティングもスピーキングも、自分の意見を述べる形式です。
時間制限がある中で、自分の意見をまとめるのは日本語でも難しいので、テンプレートを用意しておきましょう。
テンプレートがあると、書き出しが決まっていてスムーズに英文を始められます。
文章の構成もできているので、あとは自分の意見と理由をあてはめていく作業です。
真っ白な状態から英文を考えるよりも、とっても楽ですよね。
例えば、一次試験のライティングは100語くらいで意見を書くのですが、私は次のようなテンプレートを用意しました。
I think that ~. 「私は~(問題文を丸写し)だと思います。」
There are two reasons. 「二つ理由があります。」
First, ~, because~. 「ひとつは~で、なぜなら~(理由)」
Also, ~. For example, ~. 「また、~」「例えば~(具体例)」
For these two reasons, ~. 「この二つの理由から~(問題文を丸写し)」
私は過去問での模擬試験中、ライティングに時間をかけすぎて書き終わらないことが多かったのですが、テンプレを覚えてからは書くのも早くなり、正答率も上げることができました。
すぐに役に立つので、用意して覚えておくと良いですよ。
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語彙力を上げる
英単語と英熟語を暗記すると、4技能をバランス良く点数アップできます。
わからない単語が多いと、問題文の意味を理解するのが難しいですよね。
ライティングとスピーキングでも、自分の意見を述べるのに知っている単語は多い方が答えやすいので、語彙を増やしておきましょう。
勉強時間がないという人は、英検はよく出る単語が多いので、過去問の単語・熟語から覚えると良いですよ。
時間に余裕がある人は、高校3年生までの単語・熟語や英検対策用の単語帳を暗記すると、実力アップができますね。
どちらも試験まで時間がないという人でも、暗記するだけの勉強法なので取り組みやすいです。
私は一度、英検2級に落ちてしまったのですが、英単語と熟語をがんばって暗記してから再チャレンジしたところ、合格することができたのでオススメです。
まとめ
英検2級の合格ラインはスコアの8割以上ですが、合格には4つの技能をバランス良く勉強して得点することが必要です。
自分の得意な技能を伸ばす対策もすると、大きく得点アップをねらえます。
ライティングとスピーキングは自分なりのテンプレートを準備して、英単語・熟語の暗記にも力を入れて試験対策すると効率が良いです。
ぜひ参考にしてみてください。
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