『箸を持つ』ことは大人は普段当たり前にやっていますが、実は子どもにとってはとても難しいことです。
子どもがひとりで習得するのは難しいので、箸の持ち方は教えなければいけません。
ですが、「どうやって教えたらいいの?」と困ってしまいますよね。
そこで、ここでは、わたしが実際娘に行った『輪ゴム』を使った箸の持ち方の教え方をご紹介します。
また、左利きの子どもに箸の持ち方を教える時のポイントも合わせてお伝えしますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
箸の持ち方は中指の使い方が大切!輪ゴムを使った効果的な教え方とは?
わたしの娘は右利きなのですが、特に右手の「中指」の使い方が難しいよう。
中指と人差し指で箸をはさんで持ち、中指を動かして箸を動かすというのができないのです。
わたしが教えようと思っても、教え方もなかなか難しい…。
そこで色々と調べてみると、『輪ゴム』を使った方法が効果的だということを知り、娘に試してみることにしました。
すると、最初の内は苦戦していましたが、次第に慣れてきて、輪ゴムなしでも箸を使えるようになったのです。
中指の動きもラクに覚えることができましたよ。
その輪ゴムを使った箸の持ち方の教え方(右利きの人向け)が以下です。
準備する物は、箸と輪ゴム1本だけ。
まずは1から4の手順で子どもに箸を持たせましょう。
1 右手の中指に、箸3本分が入るくらいに輪ゴムを巻きます。
きつく巻きすぎると痛くなって箸を持つ練習を嫌がるので、ゆるめにしておきましょう。
2 その輪ゴムに箸1本を通し、箸が中指と人差し指の間にくるように持ちます。
3 もう1本の箸を、親指と人差し指の間に入れます。
4 親指を上の箸に添えます。
箸を持てたら、箸を動かす時は、上の箸だけを動かすことを教えましょう。
上の箸を動かす時に中指が勝手についてくるようになっているので、輪ゴムがない時よりも格段にやりやすいはずです。
そして、箸の先を揃えられるように注意しましょう。
箸の先を揃えるのが難しければ、子供の手の大きさに合わせて、箸に持つ位置の印をつけておくのもいいですよ。
あとは練習するのみ。
親子ともども、根気よく練習しましょう。
ちなみに、娘は1週間ほどで正しい箸の持ち方をマスターしました。
市販のトレーニング箸を使っていた時よりも、箸を使えるようになったからか少しお姉さんに見えました。
ここだけの話、箸の持ち方はパパよりも上手なくらいです。
箸の持ち方の教え方で左利きの人に教える場合はどうする!?
ここでは、左利きの子どもに箸の持ち方を教えるポイントをお伝えします。
左利きの子どもの場合は、先ほどお伝えした手順を左手に換えるだけですが、あなたが右利きの場合とても教えにくいと思います。
お互い頭がこんがらがってしまいますよね。
その場合の教え方のポイントは、子どもと向かい合って教えることです。
「え?それだけ?」と思うかもしれませんが、特に子どもは、他人にとっての右が自分にとってどちら側なのか、というのを見たまま判断します。
つまり、向かい合って教えると、あなたが右手で行ったことは、子どもからすると自分の左手で行っているということ。
ですので、先ほどの輪ゴムを使った手順をまず向かい合ってやってみせましょう。
そして、子どもに真似させて、それを補助してあげるだけでいいですよ。
ところで、子どもが左利きの場合、右利きに矯正しないでもいいのかと悩む親は多いと思います。
確かに、和食の配膳を考えると、右利きの方が食べやすくなっています。
というのも、和食の基本は、ご飯などの主食が左で、汁物が右の配置です。
汁物の器は他に比べて高さが低いので、お箸を右手で持った時におかずが取りやすくなっているのです。
ですが、現代では和食ばかり食べるわけではありません。
和食の日もあれば、洋食の日もありますよね。
しかも、和食の日でも、配膳がきちんと基本どおりかというと必ずしもそうではありません。
ですので、右利きか左利きかというのは今の時代どちらでもいいように思います。
特にこだわりがない場合は、無理やり左利きを右利きになるように矯正する必要はないのではないかというのがわたしの考えです。
まとめ
わたしの娘のように、トレーニング箸を使っていた子どもにとっては特に、今までできていたことが急にできなくなってもどかしい思いをするかもしれませんが、少しずつで大丈夫です。
根気強く教えてあげると、きっとそのうちに箸をマスターできるようになりますよ。
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