オクラは生で食べると危険!という話を聞いたことがあるかもしれませんが、実はそれは誤解なのです。
せっかくの旬のものだけど、暑いから加熱調理はできるだけ避けたい…
でも、生で食べると危険と聞いて不安…本当に危険なの?
そんな思いから、オクラを食べる機会が減ってしまっている人はいませんか?
そこで、オクラが「生では危険」と誤解されている理由についてと、生での正しい調理方法や生で食べる際の注意点をご紹介したいと思います。
オクラは生で食べるのは危険というのは誤解を招いた理由とは!?
そもそもなぜ「オクラは生では食べられない」と思う人が多いのでしょうか?
少し調べてみたところ、スーパーなどで売られている冷凍オクラのパッケージに「加熱して食べてください」と書いてあることに気付きました。
冷凍オクラは色々なメーカーのものがありますが、そのほとんどに加熱して食べるように注意書きがされているようです。
これを勘違いして、「オクラは加熱しないと食べられない」「生では危険」と思われているのかもしれませんね。
しかし、その注意書きは商品としての「冷凍オクラ」についてのものであって、実際には生のオクラをそのまま食べても特に危険はないようです!
オクラを生のまま使ったレシピなどもたくさんありますし、安心して生のオクラを楽しみたいですね。
では、オクラを生で手軽に食べる、下ごしらえの方法をご紹介したいと思います。
まず、オクラの表面に生えている産毛を処理するために、板ずりをします。
産毛が口の中でチクチク当たって気になる、痒く感じるという方は結構いらっしゃるようです。産毛を処理しておくと色もきれいに見え、口当たりも良くなるのでぜひやってみてください。
板ずりの方法は、オクラに塩を振って、まな板の上で塩をなじませるようにしながらコロコロ転がすだけ!板ずりのあとは、軽く水洗いをし、ヘタとガクを切り落とせば下ごしらえは完了です。
オクラはぬめりがあり、滑りやすいので、ヘタとガクを切り落とす際は指などを切らないように注意してくださいね。
下ごしらえを済ませたら、そのまま生でかじってももちろん美味しいですし、刻んで納豆と混ぜたり、醤油をつけて食べたり、色々な楽しみ方ができそうです。
板ずりの時の塩が下味にもなるので、私は手軽にそのまま食べるのが好きです。
実際、何度もそうやって食べてきましたが、危険だと感じたことはありませんので、みなさんもぜひ生のオクラを味わって見てくださいね。
オクラを生で食べると下痢をするって本当なのか!?
オクラは生で食べられるとここまでお話してきましたが、オクラを生で食べて下痢や腹痛を起こした経験がある方もいらっしゃるのではないでしょうか?
腹痛を起こした経験から、「生では食べられない」と思いこんでしまった方もいるかもしれません。
オクラを食べるとお通じが良くなることも多いので、少し多く食べてしまってお通じがよくなりすぎて、そこから腹痛を感じて下痢を起こすこともあるようです。
どんなに体にいいと言われている食材でも、食べ過ぎは禁物です。それはオクラも同じで、やはり過剰に摂取すると体調を崩してしまいかねません。何でもほどほどがいいということですね。
では、一日に何本ぐらいなら食べてもいいのでしょうか?これにはどうやら大きな個人差があるようです。
我が家ではスーパーで売られている約10本入り1パックのものを、2パック一度に使いきって家族4人で食べます。下の子はまだ小さいのでほとんど食べませんが、小学生の上の子と夫婦で、だいたい一人4~5本ずつぐらいでしょうか。
私も他の家族も、一度に5本食べたぐらいでは、腹痛どころか「お通じがよくなったな」と実感したこともありません。
私のように、普段からお通じに問題がない人は、少し食べ過ぎたぐらいでは何の問題もないのかもしれませんね。ですが、中には3本食べてお腹を下した、という方もいらっしゃいますので、これは本当に人それぞれのようです。
それに、普段は大丈夫でも、お腹の調子が悪い時には要注意です!ネバネバ食感が食べやすくて、ついつい食べたくなってしまいますが、体調が悪い時にはオクラを食べるのは控えた方がいいかもしれませんね。
また、他のお通じがよくなるといわれている食材と合わせて食べると、結果的に食べ過ぎになる可能性もあります。普段からお腹の調子に不安がある方は、他の食材と組み合わせるときにも注意してみてください。
まとめ
いかがだったでしょうか?
オクラは生では食べられない、というのは誤解であり、生でもおいしく食べられることがわかりました。
オクラには夏バテで食欲がなくてもネバネバ食感が食べやすく、他の野菜と比べても安価で手に入りますし、火を使わずに生のままでもシンプルに美味しく食べられる、まさに暑い季節のお役立ち食材ですね。
食欲も減退しがちな季節ですが、毎日のお料理にオクラを上手に取り入れて健康的にこの夏を過ごしましょう!
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