子育てをしているといろいろな悩みが次から次に沸いてきますが、中でも「トイトレ」の悩みは多くのお母さんが通る道ではないでしょうか。
うちの子、3歳なのにまだトイレを教えてくれない…
周りの同い年ぐらいの子はオムツが外れている子が多いのに、どうして?どうしたらいいの?
そうやって、ついつい他の子どもたちと比べてしまって焦っていませんか?
そこでここでは、多くの先輩ママが経験してきたトイレトレーニングについての悩みや、その解決策についてお伝えしたいと思います!
3歳になるとトイトレが進まない理由と失敗した事から得た事とは!?
保育園に通っていたりして、早くからトイトレをスタートしていると、1歳後半にはトイレに行けている子もチラホラ。ですが、これは本当に早い子の場合で、2歳になってから徐々にスタートしていくのが一般的ではないかと思います。
3歳ぐらいになると日中はたまに失敗しつつも、ほぼパンツで過ごせる子が増えてくる頃かと思いますが、中にはトイレに間に合わない子、パンツが汚れてもこちらが気付くまでそのままで平気な子、トイレに座りたがらない子…色々いると思います。
まだまだ個人差があって当たり前で、焦る必要はないのですが、そうは言ってもやはり親としては気になるところですよね。
3歳になってトイトレが進まない理由は、単純に「トイレに行きたいという感覚がわからない」(感覚が未発達)というだけではなく、3歳児ならではの複雑な事情があります。
それは
- 遊ぶのが楽しくて遊びを中断したくない、遊びに夢中でトイレを忘れている
- 「イヤイヤ期」で、親の言うとおりにしたくない
- トイレの失敗を叱られた経験があり、排泄自体に嫌なイメージが残っていてトイレに行きたくない
などの理由です。
また、3歳ぐらいだとちょうど下のお子さんが生まれる時期と重なるご家庭も多いかもしれませんが、その場合だと「赤ちゃんがえり」で今まで出来ていたこともしなくなることがあります。トイトレが進まない理由には赤ちゃんがえりも考えられますね。
赤ちゃん時代と違って、色々なことが理解できるようになってきた成長の証ともいえます。だからこそ、単に「排泄のリズムを付ける」とか「トイレでする癖をつけさせる」というようなこれまでのトイトレのやり方が通用しなくなるのですが…
我が家の上の子も3歳を過ぎてもトイレに行くタイミングが遅れてもらしてしまうことが多くありました。
3歳3カ月で、おしゃべりもずいぶん上手になってきたころだったので、子ども本人に「どうしておトイレ行かなかったの?」と聞いてみたら、「遊びたかったから、やめたくなかった」と教えてくれました。
どうやら、この場合は「遊びを中断したくなかった」が理由だったんですね。
そこで、私は、子ども本人におもらしで汚れた下着・洋服を手洗いさせてみることにしました。いつも私がやっていることを、子どもにさせてみたのです。床も一緒に掃除しました。
そして最後に、「おもらししてお掃除するより、トイレにちゃんと行く方が早いし、いっぱい遊べるよ。」と話をしたところ、その日以来日中におもらしすることはなくなりました。
理由によっても子どもの個性によっても、この方法の効果はまちまちでしょう。しかし、色々試してみても効果がなかったという方は試してみてもいいかもしれません。
「イヤイヤ期」で、親の言うとおりにしたくない、トイレの失敗を叱られた経験があり、排泄自体に嫌なイメージが残っていてトイレに行きたくない、赤ちゃんがえりなどで甘えているだけ、という理由の場合は少しトイトレをお休みしてみてもいいと思います。
我が家の下の子は、今3歳2カ月…そうです、イヤイヤ期のド真ん中なのです。
3歳になる前まではトイレに行けていたのに、3歳を過ぎてからおもらしが少し増えていました。
こちらから誘うと「嫌だ、トイレ行かない!」と逃げ回り、放っておくとリビングでもカーペットでも布団の上でもおかまいなしにおもらし。
上の子に試した「一緒にお掃除作戦」も、嫌だ!しない!と逃げ回るので、ただ今トイトレはお休み中です。しかし、おもらししても特に反応せず(もちろん叱りもせず)、静かに片付けて静かに着替えさせて…としていたら、最近反抗のし甲斐がなくなってきたのか、おもらしもまた徐々に少なくなってきましたよ。
そして我が子たちの場合は不思議なことに、3歳以降は自宅以外の場所ではおもらししなかったんですよね。家では甘えているのでしょうね。これもまさに、いろんな知恵のついてきた3歳児のトイトレ事情だなという気がします。
3歳でトイトレを嫌がる時は環境を見直してみよう!
さて、トイトレが進まなければ少しお休みしてみるのもいい、とさきほど書きましたが、幼稚園入園を控えていてどうしてもトイトレを完了させなければ…というような事情のある方もおられるかもしれません。
そんな方のために、今度は子ども自身に働きかける以外の方法を提案したいと思います。
それは、トイレの環境を見直すことです。少し薄暗い場合は照明を明るくしてみたり、子どもの好きなキャラクターのものを置いて楽しい雰囲気にしてみたり、ですね。
意外とニオイに敏感で「臭いからトイレは嫌だ!」と言う子も多いです。大人には気にならないニオイでも、子どもは身長が低くて便器や床に顔が近くニオイを感じ取りやすいようです。
最近は子どもに人気のキャラクターが描いてある消臭シート(便器のふたに貼るタイプ)なども売ってありますね。これなら、楽しい雰囲気を作りつつ、ニオイの面も解決です。
他には、便座にはめて使うタイプの幼児用便座が嫌いな子や、便座が高く足が床に着いてないと怖いと感じる子も。足が床についてないのを嫌う子のために、トイトレ用の高さ調節が出来る足乗せ台も売ってありますし、トイトレ用でなくてもちょうどいい高さの踏み台があれば代用できますので、用意してあげるといいかもしれません。
まとめ
さて、いかがだったでしょうか。
私もトイトレには悩んできた母親のひとりなので、いろいろとご紹介しましたが、やはり基本は「失敗しても叱らないこと」「できたときはめいっぱい褒めること」「気長に取り組むこと」かなとは思います。
幼稚園や保育園など、集団の中に入れば自然にオムツが外れることが多いのもまた事実です。
ここでご紹介した方法を試してみながら、子どもさんの成長をゆっくり楽しむ気持ちでトイトレを乗り切ってくださいね。
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