春になると食べたくなるのが『タラの芽』ではないでしょうか。
店頭には栽培されたものが2月くらいから並びはじめますね。
春の訪れを感じます。
ところで、コレ天ぷらにして食べると美味しいですが、トゲをとる必要はあるのでしょうか?
結論から申しますと、とらなくても問題ありません。
加熱することで、そのまま食べられます。
しかし葉が開いている大きく成長しているものは取り除く方が良いです。
そのまま食べても熱を通すことで問題はありませんが、硬くてトゲが口内で刺さっていたい場合もありますし、そもそも食べにくいです。
その他、下ごしらえなども含めてお話をしていきますね。
タラの芽の天ぷらで下ごしらえする時にとげは取る方が良い訳とは?
基本的に取る必要はありません。
そのまま揚げて食べられます。
しかし大きいものの場合は、とげが硬くて痛いのでとることをオススメします。
取り方は難しくないので、気になる方は食べごろの大きさのものでも取ると良いですね。
包丁の背などで、そぎ落とすだけです。
これで簡単に取れますよ。
うまくできるかな?
失敗したら?
こんな心配もありますよね。
でも、うまく取れなくても火を通すことで食べられるので、あまり心配しすぎないで、できる範囲でやってみてください。
仮に残ってしまっても、それが毒とか、そういうことはないので心配しないでください。
『毒』という話ですが、実はトゲに毒があるという説があります。
それを心配されている方も多いかもしれませんね。
それは大丈夫ですが、下処理をしているときに指などに刺してしまって腫れたという経験がある方もいるのではないでしょうか。
私もあります。
うっかり、気を付けていても刺さってしまうことってありますよね。
腫れていたいです。
でも、これは毒があるから腫れるわけではありません。
普通に木などのトゲが刺さっても腫れることってありますよね。
それと同じです。
傷口からバイキンが入ってしまうのですね。
心配しすぎることはありませんが、刺さったことに気づいたら早めに流水で洗って消毒など手当をしてください。
話を戻します。
ですから、やはり初めに、そぎ落としてケガする心配をなくしてから調理にうつるのが無難とも言えますね。
タラの芽を天ぷらで下ごしらえする時はとげより『はかま』の除去が大切!
下処理で大切なこと、それは『はかま』を取り除くことです。
赤茶色や緑色の皮の部分を、そう呼びます。
それを切り落としましょう。
はかまが小さい場合は、剥くように取り除いてください。
ここをキレイに取り除くことが大切なポイントになります。
そこに小さな虫が入っていることもありますし、そもそもココは食べられません。
トゲも気になるところかもしれませんが、まず『はかま』の除去から取り掛かってください。
次に、数分間水に浸してください。
その後、しっかり水洗いをしましょう。
天ぷらにする場合、あく抜きは不要です。
次に、これはやらなくても良いのですが、やることでより美味しく食べられる一工夫を紹介します。
それは、はかまを取って水洗いした後、ふっくらとして根本の太い部分に一文字または十字に包丁を入れることです。
ひと手間かかりますが、これで調理をしたときに火が通りやすく、全体が均等に調理可能となります。
気になる場合は、トゲも取ってください。
必ずしないといけないというものではありません。
タラの芽を天ぷらで粉はしっかり衣を付けない方が良い!?
では、粉をつけて油で揚げていきますよ!
粉は、片栗粉を使うレシピやてんぷら粉を使うレシピなど色々あります。
ここでは小麦粉を使うレシピを紹介します。
小麦粉と水は、1対1くらい、もしくは、もう少しゆるめでも良いです。
あまり練らずに、サッとかき混ぜるイメージにしてください。
ポイントは、このときに使う水は冷たいものを使用することです。
これは他の天ぷらでも共通して言えることですが、冷たい水を使いましょう。
下処理をしているときに、冷蔵庫で水を冷やしておくと良いですね。
私は、つい忘れてしまうので、氷を入れて急いで冷たい水を作ります( *´艸`)
さて、冷たい水で、ゆるめの衣を作るなど、ポイントがあるものの、あまりしっかり衣はつけない方が美味しいので、その点は注意してください。
タラの芽が小さめのものでしたら、衣は片面のみつけるくらいの感覚で、しっかりつけるのではなくサラッと少なめにしましょう。
油の温度は、170から180度くらいです。
サッと揚げます。
大きさにもよりますが、90秒くらいが目安です。
先ほど下処理のところでお話しました、一文字か十字を入れておくと、短時間で揚がるので、美味しくなります。
サクサクのタラの芽の天ぷらの完成です。
最後に
いかがでしたか?
ハカマの部分は、必ず取り、しっかり水で洗って切り込みを入れること、トゲは大きなものは取りますが、小さいものは取りなくても良いです。
水で溶いた粉をサッとつけてサッと揚げるだけで美味しく仕上がります。
春の訪れを感じる1品です。
山菜採りに行かれたり、スーパーなどで見掛けたりしたら、ぜひ作ってみてください。
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