恵方巻きの具材の意味は、福を巻き込むように七福神にちなんで七種類の食材を使われるのが一般的です。
また、恵方巻きの具材が『七』にちなんだ7種類の具材の意味についても、詳しく解説していきます。
恵方巻の具材と七福神の関係と7つの具材の本当の意味とは!?
恵方巻きの具材で七福神のそれぞれの神様とどういう結びつきや意味があるかというと、実は、特別な関連性はありません。
具材について、コレではなくてはならないという決まりはありません。
そこで、よく使われる具を紹介します。
また、それぞれの意味も紹介していきます。
まず、よく使われるものについて、煮たシイタケ・ウナギ・かんぴょう・海老・伊達巻(ダシ巻き卵や厚焼き卵の場合も)・桜てんぶ・きゅうりです。
煮たシイタケ
防具の意味があります。
シイタケの傘の部分が昔、戦場で甲の代わりにかぶった傘に似ていることから防具表しています。
ウナギ
縁起の良い食べ物とされています。
腹を切って調理しますが、これが『腹を割って話をして商売繁盛』に、つながるという意味があります。
また『ウナギのぼり』という言葉もありますよね。
偉くなれるとか、縁起の良いことを連想できます。
他にも、その形から長生きできるようにという願いも込められています。
土用の丑の日にも食べられますが、滋養強壮に効果が期待できますし、薬膳に使われる食材でもあります。
土用というと夏のイメージですが、実は四季それぞれにあり、節分も土用の期間にあり、体調を崩さないように食べるという意味もあります。
カンピョウ
形状が細長いことから、長生きできるようにという縁起を担いだり、縁結びの御利益も期待されています。
(長くて、しっかりしているので、巻いて留めたりするために使われますよね。)
また、食物繊維が豊富で身体にも良いです。
海老
腰が曲がっていること、髭が長いことから、長寿の象徴とされています。
他にも脱皮を繰り返すことから、新しく生まれ変わって成長するという意味も込められています。
また、威勢がよく、力強いことと生命力の象徴や、オスとメスが一緒に暮らすことから夫婦円満の象徴とも言われています。
伊達巻
その色(黄色)から金をイメージでき、金運のゲン担ぎとされています。
でんぶ
桜でんぶは、その色からおめでたい雰囲気がありますよね。
また、でんぶの原料は、タイなどが使われていることが多いです。
タイは、お祝いごとなどで食べることが多い魚から、よく使われています。
きゅうり
キュウリというと河童を連想されるでしょうか。
河童は、水と子どもを守護すると言われています。
美味しいからとか、彩りなどではなく、それぞれ意味があるのですね。
また、七福神は縁起が良いことから、恵方巻きも七種類の縁起の良い具を巻いて食べようということなのです。
恵方巻きの具材は基本的に何を巻いているのがいい?
恵方巻きの具材は基本的に何を巻いたらいいの?
本当のところ、何を巻いたものが正解なの?
って少し気になるのは私だけでしょうか?
せっかく縁起物なので、基本を知りたいですよね。
しかし『正解』はありません。
先ほど紹介したものが基本といえば基本ですが、それでないといけないというものでもありません。
それぞれ縁起が良かったり身体に良いものなので、先ほど紹介したものでももちろん良いですが、他のものでも全く問題ありません。
市販されているものは、7種類を超えて8種類・10種類・12種類なんていうすごいものもあります。
そうは言っても、やっぱり一般的にどんなものが使われているのか知りたいですよね。
いくつか例を挙げています。
・うなぎ、アナゴ、たまご、伊達巻、シイタケ、でんぶ、キュウリ、かんぴょう、菜の花、おぼろ、しょうが、高野豆腐
これらが、よく巻かれている一例です。
キュウリの代わりに、ホウレンソウや三つ葉、レタスやカイワレなどが使われることもよくあります。
最後に出てきた高野豆腐やショウガについては、あなたの好みのものを巻いてみてもいいですね。
最近では、海鮮巻きも定番化してきています。
お子さんにはツナやかにかまなどが巻かれたものも人気ですね。
中には揚げ物がメインで巻かれたものも売っていたりします。
彩り、栄養面、縁起、好みなど、あなた好みの一本を作ってみるのも楽しそうです。
まとめ
いかがでしたか。
具材や意味、七福神との関係性などについてご紹介しました。
節分は季節の変わり目です。
体調を崩さないように栄養のあるもの、またせっかくなので美味しく食べられるものなどが巻かれた恵方巻きを今年の恵方を向いてかぶりつきましょう。
今年も健康で良い年になりますように。
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