化粧水をコットンに含ませて肌につけた時、コットンに黄ばみや汚れがついたという経験はありませんか?
考えられる汚れの原因は、大きく2つに分けられます。
まず考えられる原因は「肌の外側からついたもの」です。肌に付着した空気中のほこりやメイクなどがコットンについた可能性があり、その場合は洗顔やメイク落としの方法を見直す必要があります。
次に考えられる原因は「肌に元からあるもの」です。これは角質や皮脂などのことで、ちょっとした摩擦ではがれた可能性があります。これらの「肌に元からあるもの」には、拭き取って良いものと、拭き取らずむしろ放置したほうが良いものがあります。
今回は、化粧水をコットンでつけると汚れがつく原因と、取り除くべき汚れと取り除いてはいけない汚れの違いについて解説します!
化粧水つきのコットンが汚いのは古い角質やくすみが原因!?
コットンにつく汚れは、いくつかの原因が考えられます。
屋外にいた場合、空気中の砂埃などが気づかないうちに肌の表面につきます。
時期によっては黄砂や花粉が肌についていることもあり、黄ばみのように見える場合もあります。
細かい砂などは、こすれて肌に負担がかかる可能性もあります。
外からの汚れが気になる場合は、洗顔をして優しく洗い流すようにしましょう。
洗顔後やお風呂上がりにも関わらず汚れがつく場合、タオルの細かい糸くずが原因の可能性もあります。
取れる汚れがモロモロした、ほこりのような場合にはその可能性が高いです。
肌が敏感な人の場合、そのような細かい糸くずが肌についているだけでかゆみの原因になることも。
タオルを使い捨てのペーパータオルに変えることで、糸くずが付くのを防ぐことができます。
洗顔やメイク落とし後に、コットンに黄ばみや色のついた汚れがつく場合、落としきれなかったメイクが肌に残っている可能性もあります。
コットンについた汚れが、メイクの色ではないか確認してみてください。
いずれにも当てはまらない場合は、角質や皮脂が取れてコットンについたと考えられます。
生活習慣の乱れやホルモンバランスの乱れで、肌の機能に異常が出ている場合、本来自然に取れるはずの「古い角質」が残ってしまっていることがあります。
この「古い角質」は肌のくすみを引き起こします。
化粧水を含ませたコットンを使うと、こういった「古い角質」が一緒に取れる事があります。
ただし、コットンで強くこすると「新しい角質」も取れてしまう可能性があります。
化粧水を含んだコットンの汚れを取るべき?
もし洗顔やメイク落としをした後、コットンに汚れが付く場合、メイクが落としきれていない可能性があります。
メイクが「落ちにくい」「崩れにくい」ことを売りにしたものであれば、メイク落としはそれなりの洗浄力が必要です。
メイクが残ってしまっている場合、コットンで汚れを取るのではなく、まずはメイク落としの洗浄力を見直しましょう。
朝一で化粧水をつける際につく汚れは、「角質」の可能性が高いです。
「角質」は取っても良い「古い角質」と、取ってはいけない「必要な角質」があります。
肌の調子が悪い時に、毛穴が詰まって肌がザラザラしたり、ごわついている感じがしたことはありませんか?
本来は自然に剥がれるはずの「古い角質」が、肌の代謝がうまくいかず残ってしまっている可能性があります。
この「古い角質」は取り除いても良い角質です。
化粧水を含ませたコットンを使って「古い角質」が取れると、肌のトーンが明るくなり透明感がでます。
ただし、「古い角質」のすぐ下には、肌のうるおいを守る「新しい角質」があります。
この「新しい角質」は取り除いてはいけない角質です。
「新しい角質」まで取り除いてしまうと、肌は乾燥を防ぐために「皮脂」をたくさん出すようになります。
角質を取り除きすぎると「乾燥肌」だけでなく、肌がベタつく「オイリー肌」を引き起こすきっかけにもなるのです。
「オイリー肌」の人がコットンを使用した場合、コットンには「皮脂」がつき、黄ばんで見える事があります。
この場合は肌に「新しい角質」が足りていない状態なので、コットンで汚れを拭き取ることは絶対にやめましょう。
まとめ
肌の表面についた汚れを落とすことは、肌トラブルを起こさないためには大切なことです。
ただし、汚れを取ろうとして肌本来のバリア機能まで取り除いてしまうと、逆に肌トラブルの原因になります。
私も肌の機能を理解する前は、洗い過ぎてしまったり、こすりすぎで肌がボロボロの状態でした。
肌の機能や仕組みについてしっかり勉強して、肌本来の機能を応援するようなケアを心がけた結果、肌トラブルがほとんどなくなりました。
肌の仕組みがわかっていれば、スキンケアの方法もシンプルになってお金も時間も節約できますよ。
肌の機能をしっかり理解し、自分の肌の状況を見極めた上で適切なケアをおこなうようにしてくださいね。
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