公務員のボーナスはおかしい?実は多すぎじゃないその内訳とは!?

ちょっとした話題

ボーナスのシーズンがやってきましたね。

毎年、公務員のボーナスは話題となり 「おかしい、多すぎる 」 という声をよく耳にしますが、実際のところはどうなのでしょうか?

 

確かに、会社務めであれば、自分の業務が会社の利益につながって、「よく頑張った!」そのご褒美としてもらえるのが、ボーナスですよね。

 

公務員はというと、自分の仕事をどんなに頑張っても、売り上げが伸びるわけじゃないから、評価されにくいのは事実。

 

だけど、公務員がボーナスをもらうのはおかしくない!と声に出して言いたいです。

 

理由は、警察官や消防士、教師のような公務員が責務を担ってくれるおかげで、私たちは安心して生活できているから。

 

ここでは公務員のボーナスは本当におかしいのか?どうなのか?お話しします。

疑問を持たれている方はぜひご覧下さい。

 

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公務員のボーナスの決め方は中立的な機関が金額の増減を決めている!?

公務員のボーナスで気になるところいったら、そもそもどうやってその額を決めているの?

ではないでしょうか?

 

例えば県庁の職員が、事務処理の手続きをどんだけこなそうと、目に見えて点数などはつかないので、どうやってその仕事の評価として、ボーナスに反映されているのかは、わかりづらいですよね。

 

簡単に説明すると、公務員のボーナスは、民間企業のボーナスの金額をリサーチして、その額をベースとして決まっているんです。

 

会社員であれば、給料3か月分とかの決まりがあるところが多く、会社全体の利益次第ではそこからプラスやマイナスがありますよね。

 

公務員は、そういう増減のある会社員のボーナスの額に右にならえって感じで、会社員のボーナスよりも大幅に高すぎず、そして低すぎることもないよう合わせています。

 

公務員のイメージといえば、例えばコロナのせいでサービス業の業績が悪化しても、いつもと変わらず同じ金額をもらっているんでしょ?と思いますよね。

 

違うんです。

 

世の中全体の企業のボーナスの額が下がれば、公務員だって同じように下がるよう修正がかけられる仕組みがあるんです。

 

じゃあ、どこの誰が公務員のボーナスの補正、つまり世間のボーナスとかけ離れないようにやっているかというと、中立的な機関として「人事院」ってところが存在があります。

 

なので、具体的に公務員のボーナスが下がったかどうかは、人事院が公に明らかにしているのでチェックしてみてくださいね。→人事院からの給与勧告(ボーナスが0.05%マイナス改定)

 

公務員のボーナスも民間が下がれば、同じように下がっていることが、この給与勧告を見ればより理解できると思いますよ。

 

 

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公務員のボーナスは多すぎ!?実はその仕組みを知らないだけ?

公務員のボーナスは夏と冬に支給されます。

三菱UFJリサーチ&コンサルティング 「2021夏のボーナス見通し」 の発表によると、国家公務員の夏のボーナス平均支給額は、661,100円、  前年比2.8%

引用 : https://news.mynavi.jp/article/20210621-1905118

 

 

では地方公務員はどうなのか?みずほ総合研究所 「2021夏季ボーナス予測」 の発表によると、731,290円と、前年比1.6%

引用 : https://news.mynavi.jp/article/20210621-1905118

 

どちらも減少となっていますね。「減少でもこんなにあるの?」 という声が聞こえてきそうですが…。確かに、これだけ貰えば十分だよね…と思ってしまいます。

やはり多すぎですかね?

 

ではこのボーナス、どのようにして決まるのでしょうか?

決定の仕組みをまずは国家公務員からご紹介していきます。

  • 国家公務員の4ヵ月分の給与
  • 民間企業 (企業規模50人以上など条件あり) 4ヵ月分の給与
  • 民間企業の前年8月からその年の7月までに支給されたボーナス金額

引用 : https://news.mynavi.jp/article/20210622-1905118

 

これらが基となって決定されるのです。

ご存知でしたか?

 

もちろん、業種や役職・年齢や学歴といったものは同じ条件とされ、給料や諸手当などの見直しも行われます。

 

一方、地方公務員のボーナスは国家公務員のボーナスが基となって決まりますが、都道府県や地方によって異なってきます。

 

ご存知のように新型コロナウイルスの影響で日本の経済は厳しい状態が続いています。

 

大幅なボーナスカットやボーナスのない企業があったり、職を失った方たちも多くいらっしゃいました。

 

貰えるだけでも幸せ、仕事があるだけでも幸せと感じる方も多かったと思います。

なので、このような金額を見ると不満の声が上がるのも分からないでもありません。

 

ですが、ちょっと待ってください!

決定の仕組みの中に4ヵ月分の給与とありましたよね?

 

4ヵ月で割ってみると国家公務員が165,275円、地方公務員が約182823となります。

 

他にも基準とするものがあるので一概には言えませんが、どうでしょう?

 

仮に1ヵ月分の給料としたら多いと思いますか?

産業での2021年の平均初任給が高卒で約17万、大卒で約21万と言われているのでそれに比べると少ないですよね?

 

なお金額が低いのは若い公務員さんの割合が増えてきているとのことですが、決して高給とは言えないです。

 

4ヵ月分の所はあまり強調されず、金額だけが大きく出てしまうので ” 多すぎる “と思われる方が出てくるのではないでしょうか?

 

また新型コロナウイルスによる影響は冬以降と言われています。

前年度からの分が反映してきますからね。つまり更に公務員のボーナスが減少するというのです。

 

公務員さんの中には、新型コロナウイルスの影響によって仕事が増えた方たちもいるので、ボーナスは上がるどころか減る一方…と嘆いている方もいらっしゃるでしょうね。

 

確かに公務員は安定した職業というイメージがいつの時代でも強いですが、副業や独立など考えられる自由さは少ないために、副収入を得ることはなかなかできません。

 

民間企業に勤めているほうが、ある程度自由にできる場合もあります。

なので中には悩まれている方もいるかもしれないです。

 

私も以前は 「公務員はボーナスが多いな。」と思っていましたが仕組みを知って、そうでもないかな…と感じました。

 

4ヵ月分ということに納得がいったからです。

それなら金額が大きくなりますからね。

 

ですが4ヵ月分というのはやはり羨ましいです。

そんなに出る所ばかりではありませんからね。

 

私が以前働いていた職場は50人以下でしたし、給料の4ヵ月分なんてありませんでした。

 

なので、金額ではなく、4ヵ月分は多すぎという意見の方もいらっしゃると思います。

今の御時世ならなおさらです。

 

ですがきちんとした基準のもとに判断をし、決定されていることが分かりましたので公務員のボーナスがおかしいということはありませんね。

 

 

 公務員のボーナス、ふざけるな!?実際の世間の反応は違う?

世間は公務員のボーナスについてどう思っているのでしょうか?Twitterへの投稿を取り上げ、まとめてみました。

 

公務員のボーナスは税金のはず。コロナ禍で税収は減少しているのに何故、公務員のボーナスは多いのか

  • 公務員のボーナスは多いのだろうか?
  • ボーナスを貰った時に公務員で良かったと思う
  • 給料は安定しているが、肉体的・精神的に公務員を続けられるかは疑問である
  • 公務員のボーナスは多すぎる、病院などに回してほしい
  • 大変な点もあるが、公務員は安定していて良いと思う
  • 公務員のボーナスを減らしても、世の中は良くならない
  • 意見するなら、公務員の実態を理解してからすべきである
  • 公務員のボーナスは良いと言う人が多い

 

様々な意見が2020年の12月から現在にかけて投稿されていました。

 

ふざけるなと思う人、思わない人がいますが、検索の仕方にもよるかもしれませんが、思わない人の方が多かったように感じました。

 

大変な仕事もあるとは分かっていてもやはり安定さが羨ましく思われたり、実際に公務員として働き、給料の安定は感じているが続けられるかは分からない、公務員のボーナスを減らしても世の中は良くならない、率直な意見です。

 

新型コロナウイルスの感染拡大によって、病院や福祉施設といった大変な現場をニュースなどで見ると、そちらに少しでも援助してあげて欲しいと感じた方もいるのでしょう。

 

こちらも素直な思いですよね。

 

このように世間の反応からも 「そんな考え方もあるのか」と気付かされることはありますよね。

 

いろんな意見を知ることは、考えを改めることにも繋がります。

 

確かに公務員は景気に左右されることなく安定した職業、自分さえ頑張って働けば定年まで続けられる可能性は高いです。

 

ですが実際に中に入ってみないと分からないことは多いことが言えます。

 

公務員さんは、そこに住む人たちがより良く住めるようにするために働いてくれています。

 

問題を解決したり、もしくは起こらないように対処したり。私たちの知らないところで苦労もされています。

 

ボーナスと聞くと、金額だけで判断しがちです。

 

ですが、仕組みまでしっかりと把握した上で判断することが大切ですね。

ニュース記事などを見れば書いてありますし、ネットを検索すれば情報が出てきます。

 

民間企業でもボーナスの差があるように公務員もその一部と思えばおかしい、多すぎと思うこともなくなるのではないでしょうか?

 

また景気の影響を受けない職場とは言っても多少は受けているということも念頭に入れておくといいですね。

 

ちなみに私は若い頃は、仕事が楽しくて職場の人間関係が上手くいっていれば、お金ではないなと思って働いていました。

 

それがいつからか金額を気にするようになってきたのです。

 

ボーナス決定の仕組みをもっと早く知っていれば、他の人の意見を参考にしていれば多すぎと思うことはなかったかもしれません。

 

楽しく働くことが第一かと思いますね。

上を見れば切りがありません。

 

 

公務員のボーナスはなぜ廃止しないのは経済を上向きにするため!?

公務員だってボーナスをもらっていい!という私の意見とは、全く逆でやっぱり反対派の方もいますよね。

 

そんなあなたは、公務員のボーナスがあること自体に疑問を感じているかもしれませんね。

 

まず、公務員にボーナスがあるのは、公務員でない会社員にボーナスがあるから、それに合わせて出ているということ。

 

つまり、公務員にボーナスが出ているってことは、不景気な世の中であっても、世間一般の会社員にもボーナスが出ていることを意味しています。

 

これってどういうことかと言うと、企業側も売り上げが下がっても、頑張った社員にはボーナスを可能な限り支給してくれているんですね。

 

なぜ企業の経営側がボーナスを出すかと言うと、ボーナスがあることでその分お金を使ってもらい、経済全体が潤うから。

 

ココに、公務員のボーナスが廃止しない理由があるんです。

 

冷蔵庫などの少し高めの家電製品を買いたいとき、ボーナスのお金を当てにして買う事ってありますよね。

 

マイホームを持つときに、家のローンをくみますが、毎月の支払を減らすために、賞与月に多く払うよう設定することで乗り切りますよね。(私もその一人です。(笑))

 

他にもたくさんありますが、もしボーナスがなければ、買うことをあきらめるって選択肢も絶対あると思います。

 

公務員のボーナスを廃止しないのは、やめることでお金を使わなくなり、結果的に経済状況を悪化させちゃうからなんです。

 

政治経済が赤字なときこそ、きちんとお金を支給することで、消費をしてもらい、そのおかげでお店や会社の利益アップにつながり、最終的には会社員の給与として返ってくる流れになっているんですね。

 

考え方を変えれば、公務員にもボーナスが出ていることは、会社員にもボーナスが出ていることを意味していて、世の中の経済を上向きにするためにはとても良い事だと思います。

 

 

まとめ

公務員のボーナスは民間企業を参考にしながら決定されていることが分かりました。

そして公務員のボーナスがおかしいこともありませんでした。

 

働いてお金を貰うことは決して楽なことではありません。これはどんな仕事でも同じです。

なので、公務員だってその頑張りを評価してボーナスをもらってもよいという考えについてお話ししました。

 

今の御時世、皆大変な思いをされています。

余裕を持った生活をされている方ってそんなにいないのではないでしょうか?

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