大変な出産を終え、赤ちゃんのお世話に追われる日々を過ごし、ついに一か月検診を迎えるママへ。
大変な一か月が過ぎて、いよいよ一か月検診の日。
赤ちゃんが元気に育っているか、やっと診てもらえる!とドキドキで迎えたのに、
「ちょっと体重が増えすぎですね…」と先生に指摘されてしまったら。
ショックですよね。
お世話の仕方がいけなかったの!?と悲しくなるのも無理はありません。
でも、「体重が増えすぎ」と言われても、実際に問題のないことがほとんどです。
体重が増えすぎる原因や、指摘されたらどうしたらいいかについて、情報をまとめてみました。
一か月検診で体重が増えすぎは完ミで適切な量を飲ませていないから!?
一般的に赤ちゃんの体重は、母乳の場合だと緩やかに、粉ミルクの場合だと比較的大きく上昇すると言われています。
「ミルクだと体重が増えやすいっていうなら、うちの子は完ミだから増えすぎなのかしら…」
と、不安になっているママもいるでしょうか。
確かに私の友人の赤ちゃんでも、完ミで育っている子は、みんなぷくぷくしていて可愛いな~と思った気がします。
ですが、完ミだから大きい・太っているというわけじゃないと思うんです。
赤ちゃんの体重増加を左右する原因は、大きな病気などがないとすれば、結局よく飲む赤ちゃんかどうか、ということなのではないでしょうか。
完母でも、混合でも、よく飲む子はどんどん体重が増えていきます。
特に大きめで生まれた赤ちゃんは最初から元気いっぱいで、吸う力も強いです。
赤ちゃんはよく哺乳瓶やおっぱいを吸いながら疲れて寝てしまったりしますが、吸う力が強い子は疲れる前にいっぱい飲むことができるので、それが体重増加に繋がったりします。
逆に吸う力や体力がまだついていない子は、たとえ完ミだとしても体重の増加は緩やかになるでしょう。
ただ、一つだけ粉ミルクの場合に注意しないといけないのは、あげすぎに気を付ける、ということです。
粉ミルクは、どのミルク缶にも書いてあるように、月齢に応じた哺乳量の目安が決められています。
その目安よりも多く飲んでいるのであれば、体重が増えすぎてしまう原因になるかもしれませんね。
もちろんミルク缶に書いてあるのはあくまでも目安ですので、同じ月齢でもあまり飲めない子がいればもっと飲める子もいます。
ミルクメーカーのサイトにも、赤ちゃんに合わせて飲ませる量を多少変えても大丈夫、と記載してあります。
あまりにもたくさん飲ませすぎていないのなら、完ミで育てているのが原因、と思いつめなくてもいいと思いますよ。
一か月検診で体重が増えすぎの時にミルクを減らさないといけない!?
「体重が増えすぎですね~」と指摘されてしまったら、じゃあどうしたらいいの!?と不安になってしまいますね。
「ミルクを一回〇〇ml、一日〇回にしてみて」と具体的な指示があった場合は、ひとまずそれに従いましょう。
でも、「ちょっと減らしてみて~」くらいの軽い感じで言われたのなら、そこまで気にしすぎることはないと思うんですよね。
結局は、赤ちゃんが元気で育っているかどうか、が大事だと思うんです。
0か月で、満腹の感覚もなく与えられたミルクをただゴクゴク飲むだけだった赤ちゃんも、3か月くらいになれば自分で飲みたい量を調節し始めます。
一か月検診で大きいね~!なんて言われていた赤ちゃんが、寝返りやつかまり立ちを始めたとたん、一気にスリムになるのもよくある話です。
なので、体重を無理に減らそうとしてママがストレスを感じるより、大きく育ったのね~くらいのおおらかな気持ちでいてもいいと思うんですよ。
本当に健康上の問題があるなら、先生からちゃんと言われるはずです。
そうでないのなら、赤ちゃんの様子を見つつ、赤ちゃんとママのペースで進んでいっていいのではないでしょうか。
そうは言っても、「本当にミルクの量合っているのかしら?合っていないのなら、減らした方がいいのかしら…」と不安に思っているママもいますよね。
確かに次のような場合は、少しミルクの量を考え直してみてもいいかもしれません。
もし、ミルクをあげすぎていたかも…と思っているママがいたら、あてはまるかどうか確認してみてくださいね。
- 一回の量が、月齢の目安以上に飲ませすぎていた
- おなかが張って赤ちゃんが苦しそうにしていたり、よく吐き戻したりする
- ミルクの間隔が短すぎる
先ほどお伝えしたように、一回で飲ませるミルクの量や、一日の哺乳回数は、月齢ごとの目安が決められています。
赤ちゃんの個性によって多少変わってくるものの、あまりにも目安より多い場合は、少し減らすことも考えてみましょう。
月齢の低い赤ちゃんは、おなかがいっぱいでも哺乳瓶を咥えると反射的に飲んでしまいます。
飲んだ後でおなかがパンパンに張っていたり、すぐに吐き戻したりするときは、多めに飲んでしまっている可能性があります。
また、ミルクの間隔が短くて、結果的に一日の哺乳量が増えている場合もあります。
粉ミルクの間隔はだいたい3時間以上あけるのが良い、とされています。
ですが赤ちゃんはロボットではないので、間隔があくときもあれば、1時間も経たないうちに泣いてしまうこともありますよね。
最初は「まだミルクの時間じゃないよ~」って抱っこをしたり話しかけたりしてあやしていても、ずっと泣き続けていると「こんなに泣いているのに、飲ませないなんて可哀そう…」「もうあげちゃおっかな…」って思ったり…誰も思う事ですね。
赤ちゃんによっては、おなかがペコペコになったわけじゃないのに、ちょっと空いただけで泣き出しちゃう子もいます。
うちの子はそのタイプで、もうあげちゃお!と思ってミルク作ったのに、ちょっと飲んだだけで寝てしまって、それでまた間隔がずれて…もお~!ってなった思い出がたくさんあります。
難しいですよね、赤ちゃんの気を紛らわすの。
でも一か月検診が済めば、赤ちゃんを外に連れ出すことができるようになります。
お天気が良い日はベビーカーでお散歩してみると、気分転換になって泣き止んだり、次の授乳までよく寝てくれたりしますよ。
そうしたら、ほどよくミルクの間隔もあいて、ミルクの量を調節できるかもしれませんね。
まとめ
一か月検診で体重の増えすぎを指摘されると、自分の育児に自信が無くなって落ち込んでしまいますよね。
でも、やみくもに落ち込む前に、まずは健康上の問題がないのか先生や助産師さんなどの専門家に確認しましょう。
それが大丈夫で、赤ちゃんが元気で生き生きとしているなら、減らさなきゃ!って思い詰めずにおおらかに考えていいのではないでしょうか。
いろいろ試行錯誤しているうちに、気が付いたらちょうどいいペースに落ち着いてくると思いますよ。
くれぐれも、ママ一人で抱え込まないでくださいね。
赤ちゃんと相談できるわけじゃないし、ちょうどいい量なんてママ一人ですぐに分かるものじゃありません。
どうしたらいいの!?って困ったら、周りの人にどんどん相談していきましょう。
出産した病院ならアフターフォローがあると思いますし、聞きにくければ市や町にも相談窓口があります。
色々な人と相談しながら、赤ちゃんとママにピッタリの育児ライフを見つけてくださいね。
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