自分の配偶者を「旦那」と呼ぶことに違和感があるけど、なんでだろう?じゃあ何と呼べばいいのかな?と、疑問をお持ちではないですか?
その違和感の正体は2つ考えられます。
1つは、その響きに下品な印象があるということ。
「昨日、旦那がさぁ…。」何だか下品な感じがしませんか?これが違和感につながると考えられます。
もう1つは、「旦那」は元々、男性への敬称なので、主従関係を感じさせるということ。
働き方が多様化し、共働き家庭が増えている現代。
“男性と女性の主従関係があるのはおかしい”、“男性と女性は対等であるべき”という考え方が、ずいぶん浸透してきましたよね。
この価値観の変化が、男性の配偶者を“旦那”と呼ぶことへの違和感を与えていると考えられます。
では、違和感のない呼び方はあるのでしょうか?
男性の配偶者への呼び方はいろいろありますが、個人的に一番違和感なく使えた呼び方は、「夫」という表現です。
この記事では、『「旦那」に下品な印象を受ける理由』と『第三者に配偶者のことを話すときの呼び方』を詳しくお伝えしていきますね。
旦那と言う呼び方が下品なのは尊敬の程度が低く感じるから!?
実を言うと、ちょっと前まで自分の夫のことを“旦那”と呼んでいた私。自分でそう呼びながら、頭の中では、「なんか下品な感じがするなぁ。」と思っていたんですね。
ただ、私の周りには、そう呼んでいる人がわりと多かったので、あまり深く考えることなく、使い続けていました。
でも数ヶ月前、この呼び方について、深く考えさせられる出来事があったんです。
その日は昔からの友人と電話で話していました。そうしたら、友人が“旦那”を連発!
「うちの旦那ってね…。」、「旦那の仕事がさ…。」…。
聞いているうちに、「ものすごく荒っぽいし、下品!」と感じ始めたんですね。
その友人は、どちらかというと、温和でおしとやかなタイプですが、“旦那”を連発していると、その印象は正反対なものに…。
自分の配偶者のことを“旦那”と呼ぶことで、使っている友人の印象まで変わってしまうのか!と驚きでした。
友人との電話の後、早速、“旦那”について調べてみることに。
調べた結果、「旦那という呼び方が下品に感じる理由」が見えてきたので、ご紹介していきますね。
先ほどお話したように、“旦那”という呼び方は、本来、男性への敬称です。
敬称なのに、どうして下品な印象を受けるのでしょうか。
それは、「尊敬の程度がとても軽いから」なのです。
だから、相手を敬って呼んでいる印象をほとんど受けないのです。それよりも、何だか荒っぽい響きの方が強く出てしまっていますね。
時代劇などでも、登場人物が、ニヤニヤしながら、「旦那〜」と言っているのを思い出すと、荒っぽさ・何だか下品な感じが想像できるのではないでしょうか。
“旦那”という呼び方が下品な印象を受ける理由は、「本来は男性への敬称だが、尊敬の程度がとても低く、響きが荒っぽいから」だと言えます。
旦那と言う呼び方で第三者にどのように言えば良いのか!?
“旦那”という呼び方が、主従関係を連想させることや、下品な印象を受ける理由を知ると、友人などの第三者に対して、その表現を使うことに、ますます抵抗を感じ始めました。
ではほかに何と呼べばいいのでしょうか?
こちらも調べてみましたので、ご紹介しますね。
男性の配偶者の呼称はいろいろあります。
旦那、主人、亭主、夫…。
この中で、「旦那、主人、亭主」は、いずれも配偶者への敬称になります。
ですので、「男性と女性は対等であるべき・主従関係はおかしい!」という、現代の考え方には、そぐわないと考えられます。
一番、波風が立たず、適切だと思われるのが「夫」という呼び方。
「うちの夫がね…。」「昨日、夫がね…。」…。
“夫”という呼び方は、下品で荒っぽい響き、感じないと思いませんか?
少し前に、学生時代の友人と電話で話していたときのこと。
その友人は、「この前、うちの夫がね…。」と自然に“夫”を使っていたのです。
このときに“夫”という呼び方は、落ち着いた印象があるのだなぁと感じました。
「私も、これから“夫”を使おう!」と決心する出来事でした。
また、“夫”は主従関係のない表現なのです。
下品な響きもなく、主従関係もない“夫”という呼び方。現代にはぴったりだと考えられます。
まとめ
友人・知人との会話で“旦那”を使ってきた私ですが、今は使うのをやめました。
代わりに、“夫”という表現を使っています。
“夫”だと、“旦那”を使っていたときに感じていた違和感もなく、「下品だなぁ」という印象もなく、とても良いです。
逆に、自分が落ち着いた大人の女性になったような気さえするので、不思議なものです。
時代の流れで、配偶者への呼び方も変化してきているのですね。
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