卵焼きを冷凍したらカビで生えて変色した時は食べられない!?

料理やお菓子作り

せっかく卵焼きを作って冷凍したのに、黒や青緑色のカビのような点々があって変色して食べても良いか分からず悩みますよね。

 

実は卵焼きを冷凍した時の黒や青緑色の変色は「硫化黒変」といったものであり、カビとは全く別物なんです!

 

カビじゃないなら安心だけど、普通に卵焼きを冷凍しても美味しくないし、見た目的にも嫌ですし、できれば変色させずに卵焼きを作りたいですよね。

 

今回は、おいしくて安心な卵焼きを作るコツについて書いていきますね。

 

 

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卵焼きを冷凍して美味しくないのはカビのような変色が原因じゃない!?

冷凍した卵焼きを解凍すると、食感が変わってしまったり、水っぽくなってしまったりすることがあります。

せっかくおいしく作って冷凍保存しておいたのに、味が落ちてしまうのは本末転倒ですよね。

 

まずは、冷凍保存をしても、おいしく食べられる卵焼きの作り方について解説しますね。

 

作り方

①卵2個に片栗粉小さじ2、マヨネーズを適量入れてよく溶く

②熱したフライパンに少しずつ溶き卵を流し入れ焼く

③何回かに分けて卵を巻き、しっかり中まで火を通す

④あら熱がとれたらナイフでカットし、1切れずつラップに包んで冷凍する

 

 

マヨネーズは卵焼きにふんわりとした食感を与えてくれますし、片栗粉を使用することで、冷凍した卵焼きを解凍したときに水分が流れ出て食感が悪くなるのを防いでくれます。

 

 

また、1切れずつに分けて冷凍保存することで、必要な分だけをその都度使用することができます。

 

1切れずつラップに包むのは手間かもしれません。

ですが、1度解凍したものは再冷凍できませんので、美味しく食べるため!と割り切って頑張りましょう。

 

作った卵焼きを冷凍保存する場合には、作ったその日のうちに冷凍保存しましょう。

鮮度の良いうちに冷凍保存することで、解凍した時の美味しさも格段に変わってきますよ。

 

 

卵焼きが黒や青緑色に変色してしまう理由についてですが、卵白の中には硫酸を含んだアミノ酸が含まれていて、加熱調理をする過程で「硫化水素」に変化します。

その「硫化水素」が、卵黄に含まれる鉄分と結びついて黒くなるのです。

 

また、卵黄に含まれているカロチノイドという色素が沈着することで、青緑色にも変色してしまうのです。

 

 

卵は高温で長時間の調理をすると黒く変色しやすくなります。

身近な例で言うと、固ゆでのゆで卵の卵黄が黒っぽくなるのが当てはまります。

 

卵焼きは高温で素早く調理するのが良いのですが、慣れていないと難しいですよね。

溶き卵を少しずつ入れて何回かに分けて巻き、そのたびに冷まして休みながら作ってみてはいかがでしょうか。

 

更に、卵は金属にも反応しやすい性質があるので、卵料理のときの調理器具はフッ素加工のフライパンを使い、いつもの包丁ではなくセラミック製のナイフを使うことをオススメします。

 

 

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卵焼きを冷凍した時の日持ちは何日ぐらいが適切な保存期間!?

卵料理は足が速く、2〜3日で食べきった方が良いとされています。

半熟での調理であれば、その日のうちに食べないと味の面でも鮮度の面でも不安が残りますよね。

 

卵焼きを冷凍保存する場合の日持ちの目安は、だいたい2週間くらいと言われています。

 

長期間の冷凍保存を行うと、冷凍焼けを起こしてしまったりして美味しい状態で食べることが出来なくなります。

 

日にちを過ぎてしまわないように、冷凍した日付をメモしておくと良いですね。

 

1回で冷凍保存する卵焼きの量を、期間内で使いきれる量にして作ることが大切になります。

 

例えば、毎日の朝食のおかずに卵焼きを食べるのであれば、まとめて1週間分の卵焼きを冷凍保存しておくことで、朝から卵焼きを作る必要がなくなります。

あとは残りのおかずを用意すれば良いだけになるので、慌てて何品も朝食用のおかずを作る必要がなくなります。

 

ゆとりを持って朝食の用意ができますし、ほかの家事を済ませることも出来ます。

身支度をする時間も増えますね。

 

また、おかずが1品足りない時にも、解凍すれば卵焼きが食べられるので、とても重宝しますよ。

 

冷凍保存していた卵焼きをおいしく食べるには、自然解凍がおすすめです。

 

朝食で食べたいのであれば、前日の夜に冷蔵庫に入れておくと朝には食べられるようになっています。

 

急いで解凍したい場合には電子レンジを使うことも出来ますが、加熱しすぎるとパサパサとした食感になってしまい、正直おいしくなくなってしまいます。

様子を見ながら少しずつ加熱していくことをオススメします。

 

 

まとめ

いかがでしたか?

 

おいしいものを食べたい。家族においしいものを食べさせてあげたい。

日々その思いで台所に立ち、料理をふるまっていますよね。

 

硫化黒変してしまった卵は食べることが出来ますが、何となく箸が進まなくなる気持ちも分かります。

 

硫化黒変・青緑色の変色を発生させにくくするために、

・高温で短時間調理にすること

・鉄なべではなくフッ素加工のフライパンを使うこと

・卵焼きを切り分けるときはセラミック製のナイフを使うこと

 

これらを意識して作ってみてくださいね。

 

ほんの少しの工夫をすることで変色を防ぎ、安心しておいしい卵焼きが食べられます。

 

いつもと手順が変わって手間に感じるかもしれませんが、一緒に頑張りましょう!

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