「餅は餅屋」の反対語は「左官の垣根」です。
左官屋は壁を塗るのが本業だから、垣根はうまく作れないよ。
だから垣根は垣根の職人に作ってもらうのが良いですよと言う事です。
また、「餅は餅屋」の意味は餅は餅屋で作るのが一番おいしいしキレイにできるから、餅屋に任せておくのが一番という意味です。
この2つは真逆な意味ですが、言いたい事は同じ感じがしますね。
本業は本業をするのが一番ですね。
素人は玄人に叶わないのです。
面白いですね。
では、「餅は餅屋」について、意味、使い方、由来、類義語から英語まで紹介しますね。
「餅は餅屋」の意味や由来から「左官の垣根」は何が違う!?
「餅は餅屋」の意味ですが、
餅は餅屋が上手に作るから任せておくのが良いです。
つまり、素人は専門家に任せておけば良いのですと言う意味です。
どんな仕事、趣味の世界にもプロがいますね。
かじっただけの初心者には到底、及ばないと言う事ですね。
使い方は、あなたがパンを作ろうとレシピを見て作っても、パン職人と比べたら、やはりプロには負けるという感じですね。
プロは様々な研究と練習の積み重ねで今があるのです。
昨日今日の人と雲泥の差があるのです。
もう1つ例えるなら、趣味で作った洋服は味がありますが、やはりオーダーメイドで仕立ててもらった洋服には足元にも及ばないといった感じですね。
いずれも生活の周りを見渡せば、プロがするのでさすがという事例ばかりですね。家も大工さんが建てるのが一番ですね。
次に由来ですが諸説2つがあるそうです。
1つ目は「貸つき屋」や「貸餅屋」が注文を受けた日に杵と臼を持って注文をした家に行き、餅をついてくれる商売がありました。
貸餅屋がついた餅が美味しいから餅は餅屋でと言うようになったと言われました。
昔は蒸した餅米を臼の中に入れて、杵でたたいて餅を作っていました。
この杵の手加減が上手だったのですね。
力の入れ具合が玄人の技だったのですね。
ぺったんぺったんと餅つきの行事を年末にしていますね。
それが普通だったのです。
2つ目は江戸時代の書物「滑稽太合記」(こっけいたいごうき)に書かれている「餅は餅屋がよし、差試合のことは此方にまかせよ」という一節が語源といわれるということです。
2つとも由来というよりも意味がそのままでわかりやすいですね。
要するに専門は専門に任せておけば大丈夫という意味でもあるし、素人は黙ってみておいてねと、言ってるようですね。
なかなか、鋭いところを突いてることわざですね。
「餅は餅屋」の類義語の意味から素人が学ぶ事とは!?
「餅は餅屋」の類義語ですが、「刀は刀屋」ですね。
刀は刀屋が作るのが一番。
これも専門家に任せる方がよいですね。
全く餅屋と同じ意味になります。
その他の「餅は餅屋」の類義語ですが、「蛇の道は蛇」や「海のことは漁師に問え」
もありますね。
その道の専門家は一番詳しいので、尋ねたり、習ったりしたら良いと言う意味ですね。
私が子どもの頃、母はよく「蛇の道は蛇」を使っていました。
子ども心に意味はわからなかったのですが、話の前後から推察すると何となくわかりました。
後で国語辞典で調べた事を覚えています。
「海のことは漁師に問え」も同じですね。
その道のプロは精通しているから聞いた方が良いですよ。
にわか素人とは、経験が違いますよと言いたいのでしょうか。
「餅は餅屋」を英語ではどう言うの?
「餅は餅屋」の英語はどのように言うのかというと、
「Better leave it to a specileist」
「専門家に任せた方が良い」
「Оne should go to specileist for the best results」
「最良の結果を得たいなら専門家のところへ行くべきだ」でした。
二つとも同じ意味ですね。
英語は単語自身に意味があり、組み合わせるとよくわかりますね。直訳したら良いですね。
まとめ
「餅は餅屋」は誠に合点のいく話です。
素人は上手に行ったつもりでも、プロには全くかないませんね。
特に専門色の濃い職業でよく使いますね。
大工や街の電気屋、作ったり直したりの仕事人と言うイメージがします。
確かにどんな道にも優れた人がいますので、素人には到底及ばないのですよ。
と、警鐘を鳴らしているような気もします。
あなたは「餅は餅屋」は使いますか?
字の通りで意味もわかりやすいですね。
会話の中でも長い話をするよりは「餅は餅屋」でといえば、一言で通じますよ。
意識して使ってみてくださいね。
子どもに教えるのも良いですね。
子どもは「どんな意味?」と聞いてきます。
その時は餅を杵と臼でつく話からすると会話が広がりますし、例文を作ってみるのも楽しいですね。
例文で作ったら意味が後付けになり、記憶に残ります。
試してみてください。
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