金魚は雑食なので水草を食べてしまいます。
水草を見ると思わず餌だと思って場合によっては食べ過ぎにもなりかねませんよ。
食べ過ぎは消化不良をおこし、体調が悪くなります。
水槽に水草を入れると見栄えもいいし、金魚と一緒に準備をしたいですよね。
私が金魚を飼っていた時に、当たり前のように水草を入れていました。
金魚全員が食べていたこともないのですが、ほぼ食べていましたよ。
トータル的に食べ過ぎになっていましたね。
食べられた水草はぼろぼろになってしまいました。
水草を入れたらかっこいいなとか、水草は餌になるのかなと思って入れるのをためらっていませんか?
そんなあなたに本当に水草が必要か、入れたらどうなるのかを私の経験もふまえてお話しします。
金魚に水草が必要?食べ過ぎて消化不良になる他に不必要な理由がある!?
水槽に水草を入れたら見栄えもよくなりますよね。
金魚だけだと水槽の中は味気ないですよね。
金魚の赤と水草の緑のコントラストで水槽の印象はかなりよくなりますよね。
見栄え以外の話をさせていただくとそもそも必要かどうかといえば、必要ではないですね。
確かに水草は金魚の生活に必要だとイメージはありますが、たいした役には立っていないのです。
なぜかといえば、水草があると酸素が出て、金魚の呼吸に役立っているように思われますが、水草から出る酸素量と金魚に必要な酸素量がマッチしていないのです。
水草から出る酸素量の方が少ないのです。
しかも水草が酸素を出すには、光合成が必要です。
光合成は二酸化炭素と光が必要ですが、陽の光が十分でなかったり、夜間もライトがないと光合成はしません。
絶えず光合成ができる状態にすることは難しいですよね。
逆に水草も呼吸をするので酸素を必要とするのです。
光合成で十分な酸素も出ないし、水草に酸素を取られているという感じです。
金魚の呼吸のためにはなっていませんね。
エアーポンプの酸素で十分です。
なら、水草は水質浄化に役立っているかといえば、これもたいした役には立っていません。
金魚の排泄物の硝酸塩を吸収してくれるのが水草ですが、水草が硝酸塩を吸収してくれる量よりも金魚の排泄物の量の方が多いのです。
排泄物を処理するには水槽に入れる一般的な水槽の量では追いつかないのですから、水草はあまり必要ありませんね。
私が水草を入れていた時に感じたことは、金魚の餌になってしまっていたことと、水草がヌメヌメになり洗うのが大変だったことしかないです。
おまけに重要性がないと後から知ると、水草を入れる必要はないと判断をして、金魚がある程度食べた後は入れるのを止めましたよ。
入れなくてもよい水草で水質を悪くしていましたよ。
水質が悪いと金魚にはよくないですよね。
金魚の体調がいちばん大切。体調を維持するには、要らないものは外すことが大切ですよね。
あなたも金魚のメインの餌にはなりにくい水草よりも、純粋な金魚の餌を与えた方が懸命です。水草の有無は言うまでもないですよね。
金魚の水草にマツモは餌の要素が大きいから必ずしも必要じゃない!?
マツモは見た目にもいかにも金魚鉢に合い入れたくなりますよね。
マツモは金魚藻というくらいで有名です。
しかし何度も言いましたが、金魚の役にはあまり立っていないうえに餌になっている要素が大きいですね。
なら餌になるだけなのでしょうか?
餌になるだけとはいいませんよ。
金魚の稚魚の産卵場所になりますよ。
稚魚をかえしたいなら良いのですが、必ずしも天然のマツモではなくても、人工水草でも産卵場所になります。
稚魚には必ず天然マツモでなくてもよいのです。
そうするとますますマツモの意味があまりないですよね。
マツモにお金を投じるなら、他に金魚の環境を良くするものに使ったほうがよいですね。
水交換をするときに、マツモを取り出すのは大変ですし、きれいに洗わなくてはなりません。
この観点からもマツモを必ずしも入れることがないなら、何度も言いますが、金魚の間食存在としてか、あくまでも水槽の見栄えの要素が大きいですね。
どうしても水槽に緑を入れたいなら、マツモより比較的固くて餌になりにくいアヌビアスやナナがいいですね。
まとめ
水草は酸素を供給して、水を浄化して餌にもなる優れモノというイメージがありますが、そうでもありませんね。
食べ過ぎて健康を害する原因になるし、水質の悪化につながります。
良い水質の状態は金魚にはいちばん大切なこと。
しかも水交換のときも手間がかかります。
確かに水槽に水草入れたい気持ちはわかります。
しかし、金魚の生活を思うと決して良いとは言えないのです。
見栄えより、金魚の過ごしやすさを追及した方が良いと思います。
見栄えなら他に置物などありますよ。
酸素の力で置物の水車が回ったりするアクセサリー等面白い物が昔からありますから、置いてみたらいかがでしょうか?
あなたの作りたい水槽と金魚の過ごしやすい環境作りが合致するようにしてみてくださいね。
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