賃貸物件をお探しの方、家賃はなるべく低い方が良いと思っていますか?
かつての私もそうでした。
結婚して初めて住む部屋を探していた時、賃料はなるべく低めで!と考えていました。
条件が整った物件に出会ったはずが、失敗したときもあります。
そんな体験談を交えながら、お話を進めていきたいと思います。
安い部屋って作りが悪いの?
私たち夫婦は、駅から近くてそれなりの広さがあって、でも賃料も低いという賃貸のお部屋を探しました。
夫婦2人暮らしで共働きだったので、寝ることと食事ができるスペースがあれば問題なし。
広さも欲しいけれど、それよりも駅に近いことを優先に考え探した結果、見つかりました。
都内で駅から徒歩5分、近くにスーパーが2軒もある、2DKのマンションでした。
これは好条件の格安物件!もちろんバス・トイレ別です。
これで家賃が78,000円。
この条件だと、築年数にもよりますが、周辺の相場は12~13万円くらいでした。
しかしこの物件、問題がたくさんありました。
その中でも特に気になったこと。どんなことだと思いますか?
それは、隣の人の声でした。
小さな声は聞こえませんでしたが、大きな声だと会話が聞こえてくるんです・・・。
ビックリですよね?
隣の声が聞こえてくるということは、私たちの声も隣に聞こえているということ!?
そう思うと、常にヒソヒソと話すようになっていきました。
木造の家だと、声が隣に聞こえるということはあるのかもしれませんが、鉄筋コンクリート造りのマンションでも、こういうことってあるんですね。
経験ありますか?想像できないかもしれませんが、本当の話です。
事前にわかっていたら、ここには住まなかったです。
色々な部屋を見させてもらいましたが、全て休日の昼間で、周りも賑やかな時間帯だったので、隣の人の話している声は気にならなかったのです。反省です。
そこで、実際に見る時に気を付けることとして、色々な曜日や時間帯に行くことをオススメします。
平日の昼間と夜間、休日の昼間と夜間、最低これだけチェックすると失敗が減ります。
ただ、同じ物件を3回も4回も内見をすることは難しいこともあります。
その場合、せめて昼間と夜の最低2回は内見させてもらうようにすると良いです。
あとは、部屋の中を何回も見るのは無理でも、外からだけでも他の曜日や時間帯に足を運んでみると何かマイナス点を見つけられることもあります。
当時住んでいたマンションは、地響きもすごかったのです。
部屋を見させてもらった時は何も起こりませんでしたが、住んでみてわかったことです。
すぐ近くの道を大きなトラックが通ると、まるで地震が起きているかのように家の中も揺れるのです。幹線道路ではありませんし、細い道です。
ただ、その道は幹線道路と幹線道路を縦につなぐ道だったので、大きな車の通りが多かったのです。
こういったことは、仮に部屋の中は見なくても、平日・休日の昼間と夜間に、近くを歩くだけで気付くことができたと思い、後悔しています。
このように、間取りは1回中を見ればわかりますが、その他の周りの環境というのは、1回ではわからないことがあります。
部屋の作りは紙面だけではわからないこともあります。
私のように、マンションだから声が聞こえたり、上の人の足音は響かないだろうという思い込みによる後悔を生まないためにも、数回部屋の中を見る機会を設けさせてもらったり、周辺へ足を運んでみることをオススメします。
安い部屋は、必ずしも作りが悪いとは言えません。
ただ、周りの環境が良くないなどの何かしらマイナス点があるので、自分で足を運んで確認する必要があります。
安い部屋は相場の賃貸物件より問題あるの?
賃貸の部屋探しをしている時、賃料はなるべく抑えたいですよね?
でも、一般的な賃料よりも安いと、それは問題アリということ?と気になってしまいます。
必ずしも、賃料が周辺の同条件の物件よりも安いからと言って、それが悪い部屋と決めることはできません。
あなたが住みたい部屋の条件に当てはまっていれば、問題はないと言えます。
ただし、人によってはそれは問題アリのお部屋と捉えられることもあるので、周辺の同条件の部屋よりも賃料が安い部屋のチェックポイントを紹介します。
- 築年数について
古い物件は、賃料が安いところが多いです。
しかし、古いからと言ってダメな部屋とは言い切れません。
しっかりメンテナンスされていれば、問題なく住めます。
- 洗濯機置き場について
洗濯機が外にある場合、賃料はかなり安いところが多いです。
ただし、これも好みがあります。
水漏れのことが心配で、洗濯機は外置きが良いという考えの方にとっては、理想であり賃料も安くてお得な物件と言えますね。
- 冷蔵庫置き場について
冷蔵庫は普通台所でしょ?と思われるかもしれません。
しかし、間取りの関係で居間に冷蔵庫置き場が設置されている物件もあります。
この場合、好む人が少ないことから賃料が安く設定されることが多いです。
気にならない方にとっては、お得ですね。
部屋そのものには何も問題点がないけれど、賃料が安い部屋もあります。
どんなところだと住んでいて不便だと思いますか?
一般的に、駅から遠いところは安いです。
毎日の通勤や通学に、駅から遠いと不便ですよね?
しかし、これも日々の生活で電車を使わない人にとっては何も不便ではなくて、それで賃料が安いならばお得です。
他に、賃料が周辺の同条件の部屋より安い物件として考えられることは、空室になって期間が長い場合が考えられます。
特に、これといった理由がないのに長い間空室になっていると、大家さんが家賃設定を下げることがあります。
高い家賃で入居希望者がいないのならば、少し安くしても住んでもらおうというわけです。
このように、タイミングで良い条件のお部屋に安く住めることもあります。
このことから、安いから絶対に悪い物件とは言えません。
ただ、やはり安い物件は、何かしらマイナス点が考えられることが多いので、その点はしっかりチェックしてくださいね。
まとめ
いかがでしょうか?
賃料が低いと、何かあるの?と身構えてしまいがちですよね。
その気持ちは必要ですが、必ずしも良くないとも言えないので、確認するべきところはしっかり見て、良いお部屋と巡り合えますように。
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