メールを送信して送り先を間違えた、相手の名前を間違えていた、本文に間違っている部分があった…「あっ…」となってしまった経験ないでしょうか?
Gmailを使用している場合、そんなトラブルにもちゃんと対応する手段があるのです。
Gmailの送信取り消しで実際に消えるのは、5秒~30秒の間で設定できて間違って送信したメールが消せる機能があります。
ただ、その設定の時間を経過すると相手に送られて消せません。
だから送信しても、その設定した時間で読み返してやり直しができます。
今回はそのやり方や注意点について見ていきます。
Gmailの送信取り消しで重要なのは時間経過!実際に消えるか検証!
さて、それではまず実際にGoogle.comから確認してみることにします。
やはり公式の情報が一番正確で重要。
ただ、時々説明がわかりにくかったり、専門的な話になっていることも多く、読むのがちょっと面倒だったりしますので、内容などはかいつまんで説明してみますね。
まずは公式サイトの「Gmailヘルプ」から記載されているページを見つけました。
(https://support.google.com/mail/answer/2819488?hl=ja&co=GENIE.Platform%3DDesktop)
まずは最も大事な疑問への回答が出てきましたね。
「送信取り消しは可能」これが公式の答えです。
でも、その次に書かれているポイントがちょっと気になるところ。
「でも取り消しができる時間が決まっている」とはどういうことなのか?
それを詳しく見てみますと、どうもこの時間は「5秒、10秒、20秒、30秒」の中から自由に選べるようです。
メールの送信ボタンを押した後、何秒間だけ「取り消し」処理が可能なのかを、設定から自分で選択できるということなのですね。
どういうことなのかは実際に私自身のGmailアカウントで確認してみることにしました。
まずGoogleにログインして、Gmailの画面に移動します。
右上にある設定(歯車のマーク)をクリックすると、まずは「クイック設定」のタブが開きましたので、その中の「すべての設定を表示」をクリックします。
わずかに読み込み時間がかかった後、設定画面になりました。
設定の中の「全般」がデフォルトで表示されているので、その内容を上から順に見てゆくと、4番目に「送信取り消し」という項目があります。
今回大事なのはここですね。
私自身、ミスが心配なので、これを良い機会として最大値の「30秒」にしておくことにしました。プルダウンメニューから30を選んで、そして画面をスクロールさせた一番下の、「変更を保存」をクリックして設定変更してみます。
これで完了。それでは実際にメールのテスト送信をしてみます。
メールを作成。わかりやすくするために、自分のGmailのアドレス宛にタイトルも本文も「テスト」としたメールを送信してみました。
すると画面下部に小さな黒地のポップアップ表示が出てきます。そこには、
「メッセージを送信しました 元に戻す メッセージを表示 ×」
とありました。
この中の「元に戻す」をクリックすれば、それで送信取り消し完了です!
実際に時間を計ってみたところ、設定した通り30秒間はこの表示が出ていました。
そして30秒が経過した後にはそのポップアップ表示は、
「メッセージを送信しました メッセージを表示 ×」
となり、「元に戻す」の文字は消えてクリックできなくなっています。
こうなるともう送信取り消しはできないということなのですね。
大事なのは、
「Gmailでは送信後に送信取り消しができるのは、最長でも30秒間である」
というところ。
「いつでも取り消せるから!」と安心してばかりはいられませんでした。
でも、30秒って案外長いものです。
メールの送信ボタンを押して「あっ!」となった時に、送信取り消しの「元に戻す」を押すためには、十分な余裕がある長さだと感じました。
Gmailの送信取り消しで相手が未読の場合は時間を経過しても消える?
さきほどのように試している間に、実はひとつ気がついたことがあります。
それは、自分自身にテストのためにメールを送ったときに起きた現象でした。
テストメールを送信して、画面下部の黒地のポップアップ表示にまだ「元に戻す」の文字がある、つまり30秒が経過していない状態で、受信トレイに届いたメールを開いてしまったとき。
表示から「元に戻す」の文字が、と言うよりも、ポップアップ表示そのものが消えてしまったのです。
これは、送信したメールが指定していた秒数を超えていない場合でも、メールが開かれて未読状態ではなくなれば「送信取り消し」はできないということだと解釈できますね。
でも実際これも詳しく調べてみると、リアルタイムで経過が観察できる(つまりはそのメールを作成したのが自分である)からこそ起きた現象のようです。
この取り消し機能とは、実は保留の機能。
送信してからその人が設定した秒数だけメールを置いておいて、それから送信しているとのこと。
つまりは送信ボタンを押したときに起きるのは、「送信」ではなく「送信予約」なのです。まだ送っていないから、取り消しができる、ということなのですね。
ですがその保留時間を過ぎると、もう無理です。
相手が未読であるかないかという部分にはまったく関係なく、相手の受信トレイにあなたのメールは届いてしまうのです。
「送信取り消し」ができるのは、送信した後、やはり自分で設定した「5~30秒」の間だけしかないということですね。
相手が未読であってもなくても、その部分だけは変わりありません。
まとめ
私も、さすがに業務関連で大問題になるようなメールの送信ミス自体はほとんどしたことがなくても、送信直前に気づくようなヒヤリハットの経験は幾度もありました。
そうした経験をもとに、上司に相談したり、メールを送るまえに一呼吸置いたりと、色々な工夫をしていたものです。
実際にそういった経験をしていると、「送信」の取返しのつかなさはとても恐怖です。
そういう場合にこの機能さえあれば、その不安もかなり軽減されるのではないかと思いました。
家族間や親しい友人間なら多少は間違いメールなどあっても笑い飛ばせそうなものですが、業務上の重大事項などをメールで通知する場合、ミスがあったら大問題です。
こういう機能は、今後Gmailに限らずもっと多くのメーラーで、もっと広く実装されても良いのではないかと、今回は色々調べながら思わされました。
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