固定電話を解約してインターネットは使える?繋がらない原因は何!?

生活

「固定電話を解約したらインターネットは使えるの?」と疑問を抱いていると思いますが、固定電話を解約してもインターネットは問題なく使えます。

 

現在ではごく限られた一部の場合を除いて、固定電話を解約しても、あるいは固定電話がない状態でも、インターネットは問題なく利用できるのです。

 

今回はその事について、少しだけ詳しく説明してみます。

 

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固定電話を解約してインターネットが繋がらない時の原因とは!?

現在は光回線が主流で、固定電話を解約してもインターネットに繋がらないという事はありません。

 

ただ、光電話を解約するだけが、光回線自体を解約するとインターネットにつながりません。

 

それと、ダイヤルアップ回線、またはISDN、ADSLといった、電話回線を利用してインターネットに接続している場合には「固定電話の解約=インターネットに繋がらない」ということが起こりうる可能性があります。

 

それはかつてのインターネット通信が、固定電話の回線を利用したものが大半で、自宅が持ち家の場合、そこに後からインターネット契約を結ぶ、というパターンが大半でした。

 

当時あったダイヤルアップ接続、ISDN、ADSL、どれも少しずつ利用方法は異なるものの、すべて電話回線を利用して行われていた通信だったのです。

 

でも現在は光回線という、電話回線を使わずに光ファイバーケーブルを利用した高速のインターネット回線を利用することが多くなっています。

 

また、固定電話の回線をインターネットに利用する契約自体が新規では行われなくなっているくらいなのです。

 

実際に例を挙げると、

 

  • NTTコミュニケーションズは「OCNダイヤルアップ接続サービス」を2022年2月28日にサービス終了予定。(申込受付は既に2020年11月2日で終了済)
  • NTT東日本とNTT西日本は、「フレッツADSL」を2023年1月31日にサービス終了。(ISDNも2024年初頭にはサービス終了することを既に発表しています)

 

このことから、設備が老朽化していることや、固定電話回線でインターネット通信を行う利用者が減少していることも理由として挙げられます。

 

ですから通信事業を行っている各社も現在、回線を光へとどんどん切り替えています。

 

簡単にまとめると、

 

電話回線をインターネットに利用するための設備の老朽化と、利用者が減少していること。

 

そしてダイヤルアップもISDNもADSLも、光ファイバーを利用する回線の速度と比較すると通信速度が遅いことなどから、インターネットには電話回線よりも光回線を利用することが多くなっている。

 

そのため、電話回線がなくてもインターネット通信に支障はない。

 

という結論になるのです。

 

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固定電話を解約する手続き3つの方法を知らないと損をする!?

それでは簡単に固定電話を利用しなくなるための手続きについても説明しますね。

 

まず、解約のための連絡先は「NTT」です。

住んでいる地域によってNTT東日本とNTT西日本に分かれていますので、ちょっと注意。

 

そして、固定電話が不必要になった場合の手続きには3種類あります。

 

  • 利用休止:最大10年間、電話加入権をNTTに預けておける。

ただし、再開の場合に電話番号は変更になる(有料)

  • 一時中断:電話の利用を一時的に中断できる。再開時も電話番号は変わらない(有料)
  • 解約:電話加入権を返納して解約する(無料)

 

実はいきなり「解約」はハードルが高いかなと思う場合には、一時的に利用を中断するということもできるのです。

 

「利用休止」と「一時中断」がそれにあたるのですが、その場合には電話を止めるための工事費用として2,200円が。そして、電話を再開する時にも同額、自宅の工事が必要な場合は11,000円ほどかかるとのことでした。

 

実際に、私ももう固定電話は利用していません。

 

というのも、営業の電話や勧誘の電話など、固定電話を自宅に置いて繋げておくと、色々と対応が面倒な電話がかかってくることが多かったから。

 

もう思い切って解約してしまいました。

 

携帯電話なりスマートフォンなり、一人が通信機器をそれぞれひとつずつ持っていることで、日常的な連絡手段としては十分対応ができるからです。

 

それに“保険”と言ってしまって良いものか迷いますが、実家にはまだ固定電話がありますので、どうしても必要なことがあればそちらの番号を使用すればいいかなという目算もありました。

 

でも、実際その「どうしても必要なこと」は固定電話解約から現在まで十年以上起きていません。

 

そして固定電話を解約しても、このようにインターネットも普通に使用できています。

 

まとめ

インターネットに限らず、時代が進むにつれて「固定電話でなければ困る」という事柄はどんどん無くなってきています。

 

それにつれて、実は現在、固定電話自体の契約数もどんどん減少しているのです。

 

そしてさらには、この固定電話の契約数が減少していることや、現在の設備が2025年頃に維持の限界を迎えるということから、NTT東日本、NTT西日本では2024年以降に固定電話の設備の切り替えが行われ、順次IP電話に移行することになっています。

 

  • NTT東日本の固定電話のIP網移行についてのお知らせはこちらから

NTT東日本 IP網移行の概要

  • NTT西日本の固定電話のIP網移行についてのお知らせはこちらから見られます。

NTT西日本 固定電話(加入電話・INSネット)のIP網移行

 

ここで注意すべきなのは固定電話の利用者にとって「これまで使っていた固定電話はそのまま使用できる」「特に工事などは必要ない」ということですね。

 

しかし既にこれを利用して何かを売りつけようとしたり、不要な工事をすすめようとしたりするような悪質な販売行為が行われており、両NTTからも注意喚起がされています。

 

現在の固定電話利用者には年配者の割合が大きくなっていますから、特に不安をあおるような言葉などで騙されないように注意しなければいけませんね。

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